横着なアホはこれからも増えるだろう。米国アラバマ州の大学生が「誰が最初に感染するか」を賭けたパーティを開催し、当局が激怒している。連中の言い分は、さっさと感染して抗体を獲得したら活動が制限されなくなるのでお利口、と云う事らしい。一理あるが旧型ウィルスによる風邪は何度でも引く事からも明らかな様に、抗体を獲得してもどの程度の期間有効なのかはまだ不明である。アホのお陰で存外それが早く判明するのかも知れないが、それは怪我の功名であって、クラスタを作って医療機関を圧迫していい理由にはならない。本人の望み通り隔離施設に軟禁して人体実験にでも使ってやれば懲りるとは思うが、生半可に賢いので訴訟沙汰になりそうである。当局としても歯痒い思いだろう。長引く自粛による生活苦から自暴自棄となり真似するアホが続出するのが懸念されるのだが、そう云うのを織り込んで対策を立てなくてはならない当局に、心から同情するのである。