来月が思い遣らされる。記録的なぢめぢめの停滞であり、太平洋高気圧に根性が足りんと云うよりは、シベリア寒気団が相当強力なのだろう。そういや38度とか訳分からん気温になってたなあと思い返すのであるが、総合的に考えれば今年の7月は寒い。35度超えのあの粘り付く暑気を、今年はまだ経験していない。それだけに本気出した太平洋高気圧に覆われた時の温度差が恐ろしい。昨年8月の熱中症による救急搬送件数は全国で36755名であり、単純平均で1日千人が病院に担ぎ込まれている計算である。そう云うのをきちんとカウントしている統計マニアに敬意を表すると共に、今年はこの人数をどう減らすかを真剣に考えなければならないだろう。これ以上医療機関の負担を増やさない為に、行動変容によって予防すべきである。どうせ炎天下では作業効率が落ちるのである。1時間程度を昼寝に振り向けてはどうか。夏本番に向け、全身全霊でだらける覚悟は出来ているのである。