COCOAを機能させるにはどうすべきか。保健所から陽性者に発行された処理番号の一部がエラーで弾かれるバグが発生した途端に、また全面休止である。来週中の再開を目指すらしい。バグが無いに越した事は無いが、完璧なものでなければ公開する事は沽券に係わると云う無謬主義は、この件に関しては褒められたものではない。登録出来る人が居るのであれば、それで防げる感染拡大も有る筈である。直しながら使い続ける方針で臨めば「いい加減な仕事しやがって」と嘲りを受けるのは必定である。エリート官僚として屈辱であろうが、バグが有るOSを公開して涼しい顔をしている企業は少なくとも3社存在する。それを見習っても良いと思う。何より「陽性者の登録は任意」と云う建前を押し通すのならば、国民の善意に頼らない動機付けが必要だろう。金銭だとそれ目当ての人が出てくるので逆効果だから何にするかは難しいが、そこは間違いを前提に試行錯誤して欲しいのである。