手抜きをするのも一苦労である。またRPAツールPower AutomateがChromeのインスタンスを取得出来ないトラブルに遭遇した。タイミング的にChromeのバージョンアップが絡んでいる様に見えるが、原因は今でも分かっていない。今回は海外フォーラムでたまたま発見した「アンインストールして」「Microsoftのサイトからインストーラをダウンロードして実行し」「インストーラからChromeの拡張機能を有効化する」と云った術式を展開し、復活させる事が出来た。普通にインストールしようとするとMicrosoft Store経由を強制される上に、そっちだと直らないと云う罠が厄介だったが、何をおいても動くものが正義である。今後も同様のトラブルに見舞われる可能性は高いが、他のツールに引っ越すのも面倒であり、何かあったらフォーラムで先行する被害者を探せば良いと云う結論に落ち着いている。既に本末転倒しているのは分かっているのだが、意地でも手を抜いてやると云う偏屈な信念はそう簡単に揺るがないのである。
今日の晩御飯は何にする?昨日は餃子を食べたけど。そんな問い掛けにパスタやカレー、スープをお勧めしてくれるのだから、ChatGPTは大したものである。Googleが脅威と認定し、Microsoftが自社製品に取り込むと決定し、NY市の公立学校で使用を禁止したのも頷ける。しかしIP v4アドレスの理論上の上限数を訊ねたら、極めて理路整然とした文章で2の32乗と答えやがったのでまだまだ改善の余地は有る。問題はそっち方面に明るくない人からすれば「なるほど」と納得してしまうだけの出来栄えだと云う点だろう。中国語でメンポーってどんな意味か訊いたら発音が似ている「免費」の説明を返してきて、しかも解説はほぼ正しいのだから始末に悪い。そこら辺は今後の改善に任せるとしても、これまでの検索の概念を大きく揺るがせるテクノロジである事は間違いない。四百字の駄文を生成してと云う要望に「言語処理の仕事じゃない」とやんわり断られた事に関しては、慙愧たる思いなのである。
共通テストの「情報I」を解いてみた。新聞では文字が小さ過ぎるのでブラウザ上での挑戦である。日本の印刷技術の恩恵を享けられない不運を嘆いているのだがそれはどうでもいい。難易度は情報処理試験よりやや低めといった所であり、その筋の人ならば苦も無く答えられるだろう(そう高を括って答え合わせをしたら凹んだ事は伏せておく)。数年後には試験をPC上で実施し、その場でプログラミングをさせる予定の大学も有るそうある。出来ればもう一歩進んで、検索エンジン利用を全面開放し、暗記問題を減らす事も検討して欲しい。5年前の技術が陳腐化する分野である。知っているに越した事は無いが調べれば分かる知識を試すよりも、それを探索し判断する能力を伸ばした方が良いのではないか。何処かのゼミで「当該Wikipediaの記述に適切な加筆をせよ」と云う鬼畜レポートが出されたと云う記事を読んで大笑いしたのであるが、人智の使い所としては正解に思えるのである。
品質管理って本当に大事。最近のランサムウェアは仕事が雑である。ダークウェブで公開されていたツールキットにバグが有り、解除キーを使っても復旧せず、再度暗号化すると云うお粗末さである。身代金の払い損になるので、脅迫には毅然とした対応が求められると共に、そもそも侵入を許さない対策を立てておく必要が有る。とは言えリサーチ費用もケチっているのか、セキュリティが弱い所なら見境なく攻撃を仕掛けるので厄介である。根本的な対策は「業務システムが乗っているネットワークは迂闊に外と繋げない」になるのだろうが、リモートでの運用も考えると現実的では無い。侵入の糸口としてフィッシングメールやなりすましサイトが今でも現役なので、フィルタリングサーバを一枚噛ませるのが現実解にも思えるが、企業規模によってはそれすら難しいだろう。結局は人力頼みと云う危なっかしい対策で凌ぐにしても、せめてOSは最新のものを使って欲しいのである。
サブスク界隈も淘汰の時代である。Yahoo!配下のGYAO!が動画配信サービスを3月末で終了すると発表した。その余波でGYAO!経由で契約していたサブスクも視聴不可となる。えっちコンテンツ見放題が突如消滅する一部地域の方々には、衷心よりお見舞いを申し上げたい。そっち方面は同業者が多いので乗り換え先に困る事は無いと思うが、本題はそちらではない。サブスクは一期一会と心得ていれば良いが、お気に入りの作品であれば購入を選択する人も居るだろう。ただKindle本でもそうだが、購入は所有の移転ではなく「閲覧の無期限許諾」である場合が多い。Amazonがすぐに破綻するとは思わないが、サービス終了時にどんな対応をするのかは気になる。尤もデジタルコンテンツは可搬性に優れるので、どっかが引き継ぐと楽観はしている。使っているサブスクがサ終しても慌てないだけの情報収集はしておきたいが、データを含む物理的な所有の意義が見直される契機になるかも知れないのである。