人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

我が家のバリアフリー

2006-11-02 | 人工股関節

 2年前に家の中をバリアフリーにした。
 トイレ・玄関・階段の手すり、お風呂の便利グッズ。
 以前増改築した時に前のフロアの上に新しい床材をそのままはったので、各フロアの段差は比較的少ない。
 だから段差をあまり気にすることなく部屋間を移動でき、今では安心して家の中を駆けずり回っている。 

 足の痛みがひどく、このままでは将来車椅子しかないかな~と不安に思っていた2年前、手すりを付けてくれた大工さんに、玄関先のスロープを相談してみた。
 
 私が住んでいる団地は、山の斜面を造成して出来た住宅地である。であるから道路はゆるい勾配になっており、道路から家への入り口が2・3段の階段になっている。階段が10段以上の家もある。見晴らしはいいだろうが、高齢者にはきついかもしれない。
 足の弱い私には、段数が少なくても大変だったし、まして車椅子になるとしたら家に入るのは不可能である。

 さて大工さんは、「スロープにするには距離が足らない。するとしても急勾配になってしまい、かえって登るのが大変」という。なら南側の駐車場からゆるいスロープを北側玄関まで作るか・・・とも。
 それは莫大な費用がかかるため断念。
 そこで、段の高さを半分にし、段数を増やしたらどうかと提案してくれた。
 それでいいでしょうということでお願いし、石段はなだらかな勾配になり、一段の高さが半分になった。
 おまけに車椅子のためにと、手作りの板も作ってくれた。
 今のところそれを使用することはない。

 今手術して1年が過ぎ、改めて考えると、あの時工事をやっといてよかった!
 外観は少しみっともないかもしれないが・・・。