人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

希望の翼へ

2006-11-28 | 日々の生活
 いよいよ明日、茨城新聞社・茨城新聞文化福祉事業団主催のツアー「希望の翼」に旅立つ。これは2年おきに実施されている障害者のための旅行であり、ボランティア・医師・看護師他多くのスタッフも同行するという安心の旅である。車椅子の方でも同伴者やボランティアのサポートで海外旅行を楽しむ事が出来る。過去には、ハワイ・グァム・オーストラリア等がある。

 普通のツアーでは自信がない自分としては、この旅行さえも不安で仕様がなかった訳だが、自分の体力を試す意味でも思い切って参加してみようと思い至ったわけである。今の体調右足キリキリ痛み、術足傷口周辺が引っ張られるような軽い痛み(初めての症状、寒さのせいかな?)。決して快調というわけではないが、股関節周辺を暖めていくことにしよう。

 荷物の用意はとりあえず詰め込めるだけのものを入れた。そのうえで、消去法で一つづつ吟味して取り除き、出したり入れたりの繰り返し。セーター・カーディガン・ベストはキルティング? それとも薄手? コートはどうする? 帽子? 手袋? などなど・・・。
 
 大切なパスポートはどうする? 結局腹巻に収める。バックはどうやって持つ?新調した2本の杖、ソックスエイドも忘れないように。
 そうそう足が痛いときのためのトルマリンシート・湿布薬・痛め止め。うがい薬・正露丸・胃腸薬・・・。万歩計も持っていこう。のど飴・チョコレート・ガムも。液体はダメなんだって! 化粧水は機内持ち込みはダメね。

 飛行機に乗るとき人工股関節がブーっと鳴るかな~? レントゲン写真入りの身障手帳も持っていこう。十何年ぶりの長旅だもの、体力持つかな~? 寝られるかな~?

 ほとんブツブツ独り言を言いながら、何とか準備完了。
 そういうわけで、初めての海外旅行に出かけます! 

 夫が犬に向かってポツリ。
 「明日の今ごろは空の上だな~。」
 「おい、明日からしばらくいないんだぞ!」