6/9 100万本のバラの話
佐藤優さんの3人目のゲストは加藤登紀子さんだった。
100万本のバラはシャンソンではなくて、ロシアの歌だった。
しかし、ロシアの歌でもなかったのだ。
ラトビアと言う国の子守歌だったとか。
昨夜登紀子さんはラトビアの合唱団と一緒に歌ったのを聞かせてくれた。
その中で外国語のところがあったけけど、それはラトビア語だったのだろう。
この歌の歴史的経緯はどうでもいい。
ロシア語版で聞きたかった。
最初の帰国時にモスクワで給油のために降りた。
銃を持った、ソビエトの人がそこら中にいた。
どの人も毛皮の外套と帽子をつけていた。
飛行場は雪で真っ白だった。
デュティフリーの店は素朴な商品ばかりだった。
私がレコード売り場で見ていたら、若いフレンドリーな女の子が来た。
何かいいか聞いたら、これがいいと勧めてくれたレコード。
同じ歌手のレコードが2枚あったと思う。
私は1枚を選んだ。
それは最初に聞いたときから、好きになった。
なんて美しい言葉。
その昔、ロシアの宮廷ではフランス語を話したという。
ドイツも上流階級はフランス語をしゃべる。
どうしてフランス語なんだろう?
Annaとあったと思うけど、そのあとはわからない。
シンガーソングライターだと思う。
作曲・作詞がどの曲も彼女の名前だったから。
帰国時にあの貴重なレコードを捨ててしまったことをどんなに悔いていることか。
100万本のバラ、ロシア語で聞きたかった。
ロシア語で恋の歌にされ、誰が歌ったのだろう?
加藤さんはどうやってこの歌に出会ったのだろう?
佐藤優さんと加藤登紀子は興味深い話で1時間を展開をしたけど、
私は3時間目はこの歌のことで頭がいっぱいだった。