雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

サバイバル。

2009-02-06 18:53:11 | …and so on
今日は風が冷たい1日でした。帰宅途中、コートのフードがヒラヒラとなびきました。ワタクシのコートはかなり厚手のものなので、風でなびくというのはまずないのですが、今日はそれだけ風が強かったということでしょう。暦の上では立春も過ぎましたが、2月が一番寒い気がします。2月にかなりの雪が降ることも珍しくないですしね。ワタクシが初めて上京したのは今から20数年近く前の大学受験のときで、2月15日前後だったのですが、試験を受けている間はいいお天気だったのに、帰る日にかなりの雪が降ったことを思い出しました。九州育ちのワタクシ、地面に積もる雪というのが非常に珍しかったのを憶えています。受験当日(3校受けたのですが)に雪だったらめちゃくちゃにパニクったと思います。電車も動かなかったでしょう。そういう意味ではついていたなぁと今さらながら思っています。

仕事でバタバタしているうちに、節分も過ぎてしまっていました。もちろん、東北東を向いて恵方巻を丸かじりすることもなく、豆まきをするでもなく。お子さんのいる同僚などは豆まきをしたとのこと。子供が小さい頃は、できるだけその手の行事は忠実にやってあげたほうがいいですよね。わけは分からなくても、日本の伝統行事はおのずと体得できるというもの。文部科学省とか有識者が声高に叫ぶ「道徳」よりも、家庭で行う節分とかひな祭りとか節分の方が子供の心には確実に残る。家族揃って豆まきしたよなぁとか、雛人形を飾ったとかいうことのほうが情操教育には大事なことなのでは?と思います。お金をかければいいというものではないけれど、家族みんなで何かをやった思い出はとても大切なものですよね。今のお父様方は忙しすぎてそれどころではないのかもしれませんが。

昔書いたことがあると思うのだけど、土日にファミレスに行くとお母様方とお子ちゃまご一行様ばかりだったりする。あの風景を見るたびに、お父さんは一体どこで何をしているのかと、常々不思議に思っております。今は人員削減の嵐で、カイシャでサバイバル戦争を生き残ったお父さんたちには休日なんかないということなのかもしれません。どんどん経済状況が悪化する今日この頃、社会に出るとみんなライバルという状況でもありますからね。家族を養うために身を粉にして働くお父さんたちには、ただただ頭が下がります。でも、だからこそ家族みんなで何かをやる時間を作ることも必要なのではと思ったりするのでした。