雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

少しだけ憂さ晴らし。

2012-08-15 19:59:33 | works
お盆の送り火の東京は、心なしか人が少なかったような気もします。
子供の頃の夏休みはとても長かったのに、物理的なことは措いておくにしても、大人の夏休みはあっという間に終わります。
ワタクシは、あろうことか明日は本社に呼び出しを喰らい、来年度予算の打合せをしに行かなければなりません。

打合せなんかやらなくていいからそっちで決めてくれればそれに従いますけど…とも言えないので、明日は西新宿に出頭します。
高層ビル群のアスファルトの照り返しを避けるために、極力地下道を利用するのですが、そうすると結構回り道なのです。
それでも、本社に汗だくの格好で出頭するのも何だかな…なので、回り道をてくてく歩いて行こうと思います。
運動不足のワタクシに有酸素運動の機会を与えていただいたと思えば、これも、またありがたいことなのかもしれません。
本社の担当男子は、これから9月の上旬までは予算要求の追い込み期なので、あまり逆らうのも大人げないし。

本社の予算屋さんたちは体力勝負ということもあって、大抵20代から30代の働き盛りの人々です。
ワタクシたちが新人だった頃ぐらいまでは予算屋さんというと怖ろしいイメージがありましたが、最近は腰の低い人ばかりです。
仕事もできて性格がいいと、大抵の人は馬車馬のように働かされ、そこを抜けるには昇任試験に合格するしかありません。
実際、予算は二度とやりたくなくて昇任試験を受ける人も多いのですが、異動先でもなぜか馬車馬のように働く率はかなり高い。
これはある意味不公平だとは思いますが、仕事ができる人の宿命だと思ってあきらめていただきたい。

…てな話を、明日の出頭要請の電話をしてきた男子に話して、少しだけ憂さ晴らしをしておりました。
馬車馬人生を抜け出す唯一の方法は年を取ることだと念押ししたら、電話の向こうからため息が聞こえた気がします。