飼犬にも言いたいことはある。

東京近郊は、雨は落ちていないものの、相変わらずのどんよりとした曇り空が続いています。
最高気温は28℃とかなので、それほど暑くはないはずなのだけど、湿度が高いせいで蒸し暑い感じがします。
昼過ぎに、投票と買い物を兼ねて駅前をぶらぶらしてきましたが、少し歩いただけで汗が出てきました。
今回は投票率の低さが懸念されているようですが、投票所である近所の小学校も、人影はいまいちまばらでした。
雨が降っていないからまだマシかもしれないと思いつつ、今後の政治への批判資格を得るために清き一票を投じてきた次第。

ワタクシは、これまで松本人志という人にあまり興味がなくて、「ワイドナショー」も見たことがありませんでした。
昨日の、宮迫博之と田村亮の記者会見報道を受けて、今日は緊急生放送になるとのことで初めてチャンネルを合わせました。
昨日の記者会見の内容もネットでヘッドラインを見ていた程度でしたが、吉本の危機管理能力のなさにまず驚きました。
昨日までの報道でも、宮迫さんが引退するのか謝罪会見を開くのか、情報が錯綜していてよくわからなかったし。
しかも、記者会見は宮迫、田村の両人が事務所を通さない形で、自分たちで開いたというのにびっくりでした。

最初の時点のボタンの掛け違いについては、宮迫さんにも非はあると思うけど、それを踏まえても昨日の会見は異様でした。
吉本自体が反社会的組織なんじゃないかと思われても仕方ないようなやり取りがあったという、芸人側の主張です。
そのまま鵜呑みにするのは危険だけど、2人は捨て身の覚悟で会見を開いたはずで、今さら取り繕う気もなかったと思う。
松本人志が危機感を感じるのはもっともな話したと思うし、このままだと形勢が逆転しそうな吉本側にも言いたいことはあるはず。
吉本としては飼い犬に手を噛まれるとは思いもしなかったということだろうけど、飼い犬にだって言いたいことはあります。
人をマネジメントする立場の人間が、そういう基本的なことを忘れていたのだとすれば、危機管理能力を問われても致し方ない。

今回の一件で、個人的には松本人志という人を見直しました。
自分の番組を使って、うまく両方の言い分を世間に伝えるのを見て、頭のいい人なんだなぁと思った次第。
明日は、吉本の社長が記者会見を開くようですが、芸人たちのためにも会社側の真実を話してほしいものです。