国民文化祭大徳寺茶会の3席目 裏千家今日庵
ショートケーキのイチゴは最後までとっておくタイプなので(笑)、裏千家は“トリ”です
でも今回はこの判断がアダに…
裏千家は総見院にて
総見院は、本能寺の変で亡くなった織田信長の菩提を弔うため豊臣秀吉が建立した寺だそうです
すごく大きくて立派な井戸があったのですが、気になって帰宅後調べたら、「加藤清正が朝鮮から持ち帰ったとされる、大きな一つの朝鮮石で彫りぬかれた掘り抜き井戸」だったようです
「裏千家はお待たせしません」とおっしゃられていた通り、全く待つことなくお席へ
そういえば、他の方も「裏千家は待ち時間なしで入れた」とおっしゃっていました
お席に入ると、NHKの番組で拝見したことがあるお顔が…
「さっきまでお家元がいらっしゃって皆様にご挨拶をさえていたんですけどねぇ。すみません。。」とのこと
そうでしたか…、、やはり自分の習っているところは一番に行かなきゃね…
当日お家元がお点前をされている画像はこちらの今日庵HPでどうぞ…
http://www.urasenke.or.jp/textm/headq/soke/news/news117/news117.html
「待たせません」=「ぎゅうぎゅう詰め」かな、と思いきや、お席は3席の中でも一番ゆったりとしていて、居心地が良い
回られているお客様の人数は同じはずなので不思議なのですけど、つまり段取りの良し悪しなのでしょうか
早々に追い出されるわけでもないし…
お道具も「せっかくですから手にとってご覧くださいね。触れてみないとわかりませんからね!」と、とても親切
風炉先が、簾を亀甲文様に編んだような感じで、とても素敵でした
長板の上に染付の水指がよく合います
お軸は表千家さんが如心斎を掛けられるとのことでしたので、その弟さんの又玄斎をかけさせていただきました
とのこと
優しそうなこの先生は業躰の倉斗先生でしょうか
でも、うちの先生も一見優しそうなので、実際のところどうでしょうかねぇ(笑)
いえ、優しいのですよ、うちの先生
実はお茶会に行くと内心「あ~、、やだなぁ…
」と思うことも度々あるのですが(押されたり、割り込まれたり、お正客の譲り合いという名の争い(?)やら、おばあさんを押すおばさんを体を張って阻止していたら体当たりされる…とか(笑)、その他色々)、今回のお茶会はそんなこと一切なく、素晴らしかったです
3席回らせていただきまして、本当に豪華な1日でした
各流派の貴重なお道具の数々を拝見させていただいて、有難い経験でした
官休庵さんの「塩芳軒」のお菓子美味しかったです
お家元も暖かい感じの方で、素敵でした
裏千家も私が想像していたのとは違って(笑)とても和やかなお席でした
倉斗先生、素敵でした
三千家が揃って釜をかけるなんてこと、次は何十年後でしょうか…
私、生き急いでいる割に長生きすると思いますので(笑)、楽しみにしています