夏の亭水物と云ふ葡萄かな
もうピオーネを食べました。初物で、美味しかったです。
先日の法事で、お墓参りの後割烹料亭へ行きましたが、
正午頃に着くと、玄関前は打ち水がたっぷりしてあり
流石行き届いているなぁと感激でした。
「文月」の会席お品書きが各自の前に置いてあり、女性達は
「これはお素麺ではないね、卵豆腐のような?美味しいわ」等と囁く。
お品書きには「先付け 滝川豆富」とありました。季節のお料理が
次々出てくるのですが、家庭ではこんなにとてもとても

作れるものではありません。和やかに会食も進み、最後はフルーツで、
小皿に西瓜と葡萄が2ヶづつ乗っていました。「もうお腹一杯」と言いながら、
好物なのでやはりご馳走になりました。これは「水物」として下に書いてありました。
普通ピオーネは、お盆の頃から出回る葡萄で、未だ口には入らないものです。
このように素敵な料亭に足を運ぶこと自体、ミコちゃんにはめったにないこと、
今朝からの法要の一日を思いながら、お姉さん夫婦は、本当にしっかりされた
息子さんを持ってお幸せだな、とつくづく感心して帰りました。