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こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

ブロムシュテットのブルックナー

2015年10月04日 22時01分29秒 | ブルックナー
プロ野球も大詰めですねえ。今日マリーンズ、CS出場が決定しました。なんとか成績も五割になりましたし、やれやれですね。9月後半から負けられない苦しい試合が続きましたが、優勝も早く決まったことも、マリーンズにとってはよかったです。しかし、西野、角中などケガ人が多いので苦しい。土曜からハムとのCSですが、ハムにはCSで勝ったことないのでねえ。初戦は、涌井と大谷でしょう。大谷を打たないと、であります。2010年の下剋上の再現はあるでしょうか。

ということで、またまた久々の更新になりました。今回は、ブルックナーの交響曲第9番ニ短調であります。演奏は、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。1995年1月6~8日の録音です。ブロムシュテットは、1998年から2005年までこのオケのカペルマイスターでした。この後、ブロムシュテットは、Querstandにブルックナー交響曲全曲をゲヴァントハウス管と録音しますので、以前のブルックナーの交響曲の録音、特にこの9番はあまり顧みられなくなっているのです。SKDとの録音の4番・7遍は名盤の誉れ高いので、それなりに話題になっていますが。この9番は、デッカからのものですが、少し前にタワーさんから再発売になり、入手しました。以前に、このころの録音でブラームスの交響曲第4番がありました。ある雑誌でこの録音を「これ以上の条件を満たすブラ4はない」とまで評価していたことを思い出し、ほぼ同じ時期のこのブルックナー9番の演奏に興味関心をもっていたのでありました。

さて、このブルックナーの9番の演奏です。このブロムシュテットって人は、オーケストラビルダーとしても一流で、ここでもゲヴァントハウス管から非常に立派な音を引き出しています。たいそう澄んだ、透き通った音色は、この人らしいです。SKDとのブルックナーでもそうでしたねえ。ただ、そればかりが注目されてしまうこともあるのですが、このブルックナーでは、ブロムシュテットも気持ちが入っての指揮と相俟って、非常な名演奏が展開されております。加えて、ゲヴァントハウス管の演奏が派手ではありませんが、実にきめ細やかで、そして渋い音色で、そして、安定感抜群であることも好ましいこと限りありません。

第一楽章、非常な透明感のあるオケが地の底からのような響きに圧倒されます。弦楽器は非常に分厚く、低弦も実に充実しています。金管も派手にはならず、渋く迫力満点で安定感がありますね。旋律の歌わせ方も非常に優しく、しっかりと歌い上げています。それでいて、全体的に激しく力の籠もったところは、たいそう気合の入った演奏になっていますね。第2楽章スケルツォ。オケの安定感が激しい音楽を聴きやすいものとし、それが快感へと発展して行っています。実に力量を感じさせる演奏です。そして、第3楽章。オケが精一杯の力で大迫力の演奏を展開しているが、その反面キメの細かい情感にあふれた演奏が聴けるのも、この演奏の大きな魅力であります。

パリーグの順位は決まりましたが、セリーグの方は、タイガースがカープかで激しい争いです。今日の直接対決はカープが勝ちましたが、さてさてどうでしょうねえ。
(DECCA TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION PROC-1319 2013年)

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