サッカーWC、日本は残念でしたねえ。私はサッカーってほとんど見ない人なんですが、こんなときは外国の試合などもチラチラ見てしまいます。Jリーグはあまり見る気にならないのですが、やはりちがうのでしょうか。ボールが選手の足に吸い付くようなパス回しは、すごいなといつも思います。マスクしている観客もいませんし、日本でもそうなればいいですね。でも、外国の女性の観客の人、お美しい方が多いなあと、下世話なことも思ったりでありました。
まあ、そんなこんなで師走も1/3が過ぎました。今回はコレッリであります。今年1年、バロック音楽をよく聴いたのですが、それならこのコレッリも取り上げなければなるまい、ということ。アルカンジェロ・コレッリは、1653年イタリアのフジニャーノ生まれ。1713年に59才で逝去ですから、バッハやヘンデルなどより一世代前ですね。ドイツやイタリアの宮廷に勤め、いろんな曲をつくったようですが、本人が破棄したようで、現在は、12曲の合奏協奏曲や48曲のトリオソナタ、12曲のヴァイオリン・ソナタなどしか残っておらず、CDにしても10枚少しで収まるのであります。確かに、その作品は限られていますよねえ。
その中で、今回は合奏協奏曲であります。この曲については、超有名曲なので説明は不要でしょう。全12曲の中、第8番ト短調は「クリスマス協奏曲」として有名ですし、全曲たいそう親しみやすいものです。ヘンデルの同曲よりもはるかに聴きやすいのであります。魅力的なメロディーがどんどん出て来ますし、いつまでも聴いていたい、と思わせてくれます。この12曲、63の楽章は、よくぞ残してくれたと思うのでした。その点では、バロック期の作曲家の白眉ではなかったか、といつも思っています。
そのコレッリ合奏協奏曲、多くの演奏がありますが、やはりここはイタリア合奏団が1989年7月コンタリーニ宮で録音したものです。古楽器によるものもありますが、私的にはやはりここでは明るい弦の魅力いっぱいのこのイタリア合奏団が最も好きです。しかし、このCDは、不幸なことに二枚目が割れてしまいました。百均で買ったCDケースに入れるとこに、ひびが入りました。それでネットで中古で買い直しました。買い直したCDは、BLU-SPEC CDだったので、少し音は良くなったみたいです。
やはり、このコレッリや他にもヴィヴァルディなどの弦による曲では、このイタリア合奏団の演奏が一番しっくりときます。やはりこの合奏団の弦の美しさと魅力によります。この合奏団の弦は、非常に明るい。南国イタリアの太陽を思わせるようです。くわえて演奏も情熱的で熱気があります。そしてソロ群であるコンチェルティーノのきらびやかな弦の響きはとても美しいし、それよりもリピエーノの堅実な演奏も特筆すべきものであります。そして演奏の音量も大きく、それゆえに聴きやすく、心にズンズンは行ってくるのでありました。テンポも若干速めではありますが、それも違和感も感じず、まったくもって満足できるのですねえ。
第1~8番が教会ソナタ、9~12番が室内ソナタの形式になっていますが、それほど意識することもないでしょう。緩急の繰り返しが続きます。はやり緩のアダージョやラルゴの楽章の美しさがいいですね。第1番の三つのラルゴは、弦の美しさがこぼれそう。長調の4、5、6番のアダージョとラルゴ楽章でも、しっとりと弦が歌い上げます。そして、第8番クリスマス協奏曲。第3、6楽章は、何度聴いてもいいですねえ。生気あふれるアレグロなどの急の楽章もとても爽やかで活気に満ちています。それらも加えて、イタリア合奏団、渾身の演奏であります。
サッカーもいいですが、プロ野球ではマリーンズのオスナ、どうやらホークスと契約するそうです。財力にものを言わせるチーム編成は、デスパイネのときと同じ。まあ、仕方ないです。でも、マリーンズ、今季の外国人選手全員と契約しないみたいです。来季はどうなるんでしょうね。困ったことです。
(DENON COCO-73119/20 2010年)
まあ、そんなこんなで師走も1/3が過ぎました。今回はコレッリであります。今年1年、バロック音楽をよく聴いたのですが、それならこのコレッリも取り上げなければなるまい、ということ。アルカンジェロ・コレッリは、1653年イタリアのフジニャーノ生まれ。1713年に59才で逝去ですから、バッハやヘンデルなどより一世代前ですね。ドイツやイタリアの宮廷に勤め、いろんな曲をつくったようですが、本人が破棄したようで、現在は、12曲の合奏協奏曲や48曲のトリオソナタ、12曲のヴァイオリン・ソナタなどしか残っておらず、CDにしても10枚少しで収まるのであります。確かに、その作品は限られていますよねえ。
その中で、今回は合奏協奏曲であります。この曲については、超有名曲なので説明は不要でしょう。全12曲の中、第8番ト短調は「クリスマス協奏曲」として有名ですし、全曲たいそう親しみやすいものです。ヘンデルの同曲よりもはるかに聴きやすいのであります。魅力的なメロディーがどんどん出て来ますし、いつまでも聴いていたい、と思わせてくれます。この12曲、63の楽章は、よくぞ残してくれたと思うのでした。その点では、バロック期の作曲家の白眉ではなかったか、といつも思っています。
そのコレッリ合奏協奏曲、多くの演奏がありますが、やはりここはイタリア合奏団が1989年7月コンタリーニ宮で録音したものです。古楽器によるものもありますが、私的にはやはりここでは明るい弦の魅力いっぱいのこのイタリア合奏団が最も好きです。しかし、このCDは、不幸なことに二枚目が割れてしまいました。百均で買ったCDケースに入れるとこに、ひびが入りました。それでネットで中古で買い直しました。買い直したCDは、BLU-SPEC CDだったので、少し音は良くなったみたいです。
やはり、このコレッリや他にもヴィヴァルディなどの弦による曲では、このイタリア合奏団の演奏が一番しっくりときます。やはりこの合奏団の弦の美しさと魅力によります。この合奏団の弦は、非常に明るい。南国イタリアの太陽を思わせるようです。くわえて演奏も情熱的で熱気があります。そしてソロ群であるコンチェルティーノのきらびやかな弦の響きはとても美しいし、それよりもリピエーノの堅実な演奏も特筆すべきものであります。そして演奏の音量も大きく、それゆえに聴きやすく、心にズンズンは行ってくるのでありました。テンポも若干速めではありますが、それも違和感も感じず、まったくもって満足できるのですねえ。
第1~8番が教会ソナタ、9~12番が室内ソナタの形式になっていますが、それほど意識することもないでしょう。緩急の繰り返しが続きます。はやり緩のアダージョやラルゴの楽章の美しさがいいですね。第1番の三つのラルゴは、弦の美しさがこぼれそう。長調の4、5、6番のアダージョとラルゴ楽章でも、しっとりと弦が歌い上げます。そして、第8番クリスマス協奏曲。第3、6楽章は、何度聴いてもいいですねえ。生気あふれるアレグロなどの急の楽章もとても爽やかで活気に満ちています。それらも加えて、イタリア合奏団、渾身の演奏であります。
サッカーもいいですが、プロ野球ではマリーンズのオスナ、どうやらホークスと契約するそうです。財力にものを言わせるチーム編成は、デスパイネのときと同じ。まあ、仕方ないです。でも、マリーンズ、今季の外国人選手全員と契約しないみたいです。来季はどうなるんでしょうね。困ったことです。
(DENON COCO-73119/20 2010年)
イタリア合奏団のCDはシェレンベルガーのバロック協奏曲を愛聴していますが美音、かつ表現が豊かですね。