
四月となり新年度ですね。お仕事では、昨年度からの継続ですが、ふたつほどの新しい取組をしなければならいので、少し大変ですかねえ。もういいかげん脱コロナとなりたいし、ロシアの侵略も解決して欲しいですよねえ。先週は一週間遅れのお彼岸の墓参に岡山に行きましたが。桜は三分咲きくらいでした。いつも行くお寿司屋さんでお刺身。中でも、太刀魚が美味しゅうございました。暖かくなって、春を満喫したいですねえ。この週末は花冷えですがね。
ということで、今回はテレマンの11回目となります。このところテレマンばかり聴いている状況で、テレマンがデフォルトになってしまっています。今更ってところですが、最近はその音楽のよさをしみじみ感じるようになりました。そうなると、テレマンの曲の多さは、いい曲が無尽蔵にあるようで、楽しみが尽きないな、ということですかねえ。たまに、19世紀の音楽を聴くと、妙に暑苦しいなあと感じたり…、であります。
それで今回は、テレマンのヴァイオリン協奏曲です。まあいろんな協奏曲がある中で、ヴァイオリン協奏曲は、20曲ほどあるそうです。まあこの数も半端ではないですが、それほどの驚きもないですね。演奏は、アイオナ・ブラウンのヴァイオリンと指揮アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ。1983年6月3.5日の録音です。このCDには5つの曲が収めれています。4番ホ長調、11番変ロ調、8番ト長調、3番ニ長調、9番ト短調です。
これらの協奏曲は、形式もいろいろで教会ソナタのような4楽章形式のものもあれば、ヴィヴァルディ風の三楽章のもの、又は二楽章のものもあります。また、独奏楽器が単独であるよりも複数である場合が多いし、独奏楽器群と総奏楽器群と明確な役割分担をしたバロック形式ではなく、古典派のシンフォニア・コンチェルタンテに近い様式のものも多い、と言われています。総じて、これらのヴァイオリン協奏曲は聴きやすいのも事実ですねえ。
さて、アイオナ・ブラウンですが、1964年からアカデミー室管に参加し、1974年にはリーダー兼指揮者となり、1978年にマリナーの後任に起用され、指揮者としても活躍されました。アカデミー室管のモーツァルトのセレナードやディヴェルティメントの録音にいくつか参加しているのが思い出されますし、テレマンのオーボエやホルン協奏曲の指揮もしておられますね。その後、2004年に60台前半でお亡くなりになっています。
そして、この演奏です。テレマンと言えば、昨今の主流はピリオド楽器による演奏ですね。しかし、この演奏は、モダン楽器によるもの。これで雰囲気はまったく違いますねえ。ブラウンのヴァイオリンは、先述のモーツァルトなどでもよく聴いてきました。派手さはないですし、柔らかい音色でもないですが、実に堅実でスキの無い、そして硬質ですが美しい音色。生真面目な姿勢でテレマンを奏でています。ピリオド楽器には感じない艶のある美音も聴くことができ、やはりモダン楽器はいいなあ、とつい思ってしまいますねえ。
テレマンのヴァイオリン協奏曲、耳慣れたモダン楽器によるヴェイオリンによることもあってか、実に聴きやすい曲ばかり。もしすると、数あるテレマンの曲でも親しみやすいものかも。自然に聴いていると、モーツァルトの機会音楽の演奏かな、と思ってしまう。アカデミー室管の響きがモーツァルトの演奏と似ているところがあるんですね。どれもいい曲なんですが、第8番ト長調がいいですね。ヴァイオリンの優しい音色が心に染み込んできます。もうひとつあげるなら、第9番ト短調ですね。他の曲にない陰鬱な響きがいいです。
テレマンはいいですねえ。それはさておき、マリーンズ、ライオンズを三タテで5割到達。今日は佐々木朗希が凄かったですね。160㎞を連発。いやー、頼もしい限りであります。次も頑張って欲しいですねえ。
(Philips PHCP-3980 1984年)
ということで、今回はテレマンの11回目となります。このところテレマンばかり聴いている状況で、テレマンがデフォルトになってしまっています。今更ってところですが、最近はその音楽のよさをしみじみ感じるようになりました。そうなると、テレマンの曲の多さは、いい曲が無尽蔵にあるようで、楽しみが尽きないな、ということですかねえ。たまに、19世紀の音楽を聴くと、妙に暑苦しいなあと感じたり…、であります。
それで今回は、テレマンのヴァイオリン協奏曲です。まあいろんな協奏曲がある中で、ヴァイオリン協奏曲は、20曲ほどあるそうです。まあこの数も半端ではないですが、それほどの驚きもないですね。演奏は、アイオナ・ブラウンのヴァイオリンと指揮アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ。1983年6月3.5日の録音です。このCDには5つの曲が収めれています。4番ホ長調、11番変ロ調、8番ト長調、3番ニ長調、9番ト短調です。
これらの協奏曲は、形式もいろいろで教会ソナタのような4楽章形式のものもあれば、ヴィヴァルディ風の三楽章のもの、又は二楽章のものもあります。また、独奏楽器が単独であるよりも複数である場合が多いし、独奏楽器群と総奏楽器群と明確な役割分担をしたバロック形式ではなく、古典派のシンフォニア・コンチェルタンテに近い様式のものも多い、と言われています。総じて、これらのヴァイオリン協奏曲は聴きやすいのも事実ですねえ。
さて、アイオナ・ブラウンですが、1964年からアカデミー室管に参加し、1974年にはリーダー兼指揮者となり、1978年にマリナーの後任に起用され、指揮者としても活躍されました。アカデミー室管のモーツァルトのセレナードやディヴェルティメントの録音にいくつか参加しているのが思い出されますし、テレマンのオーボエやホルン協奏曲の指揮もしておられますね。その後、2004年に60台前半でお亡くなりになっています。
そして、この演奏です。テレマンと言えば、昨今の主流はピリオド楽器による演奏ですね。しかし、この演奏は、モダン楽器によるもの。これで雰囲気はまったく違いますねえ。ブラウンのヴァイオリンは、先述のモーツァルトなどでもよく聴いてきました。派手さはないですし、柔らかい音色でもないですが、実に堅実でスキの無い、そして硬質ですが美しい音色。生真面目な姿勢でテレマンを奏でています。ピリオド楽器には感じない艶のある美音も聴くことができ、やはりモダン楽器はいいなあ、とつい思ってしまいますねえ。
テレマンのヴァイオリン協奏曲、耳慣れたモダン楽器によるヴェイオリンによることもあってか、実に聴きやすい曲ばかり。もしすると、数あるテレマンの曲でも親しみやすいものかも。自然に聴いていると、モーツァルトの機会音楽の演奏かな、と思ってしまう。アカデミー室管の響きがモーツァルトの演奏と似ているところがあるんですね。どれもいい曲なんですが、第8番ト長調がいいですね。ヴァイオリンの優しい音色が心に染み込んできます。もうひとつあげるなら、第9番ト短調ですね。他の曲にない陰鬱な響きがいいです。
テレマンはいいですねえ。それはさておき、マリーンズ、ライオンズを三タテで5割到達。今日は佐々木朗希が凄かったですね。160㎞を連発。いやー、頼もしい限りであります。次も頑張って欲しいですねえ。
(Philips PHCP-3980 1984年)
ロッテファンには楽しみが増えましたね。
アイオナ・ブラウンとアカデミーの録音は持っていないと思っていましたが、1960年代のヘンデル合奏協奏曲集作品6全12曲のうち1曲のみ彼女がソロを弾いていました。他のソリストも含めて良い演奏です。