猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

秋の夜長

2022-09-25 14:27:28 | 身辺雑記&俳句

2022/09/25

降り続いた雨もあがり、空はあくまでも青く澄みきっている。

毎年のことだが、季節の変わり目はどうも身体が萎えてしまう。

さらに眼の病が進んでいるのか、しばらく活字を見ていると字が霞んでしまう。

萩、珠沙華、ほととぎす、秋海棠、秋明菊も盛りを過ぎてしまった。

写真に撮ろう、撮ろうと思いつつ、綺麗に咲いている時季を逃がしてしまった。

 

初句作作意語りし夜長哉

 初めて句作し、興奮冷めやらず夫に作意をかたり、夜も更けていく。

畦道に炎のごとく彼岸花

    

 

遠鐘を聞けば荒れ野に彼岸花    

褒められてはにかみ伏し目秋海棠

    

    

紅色に頬染めている秋海棠

 乙女のように薄っすらと頬を染めているような秋海棠色。

秋海棠雨に叩かれ地に伏しぬ

 雨に打たれか細い茎が今にも折れそうに花が地に伏せている。

梔子(くちなし)の葉を食む(はむ)虫の青さかな

 梔子の葉を無心に食べている青虫、芭蕉の句「胡蝶にもならで秋経る菜虫哉」を思いだし、蝶にならずこののまま死んでいくのは哀れに思った。

    

    

何処へか梔子の葉を食べつくし

 葉を綺麗に食べつくした青虫は何処へ行ったのか。

 

 

 

 

 


藤の蔓

2022-09-02 13:13:30 | 俳句

2022/09/02  金曜日

●藤の蔓行きどころなく絡み合う

藤の蔓が切っても、切っても四方から伸び、勢いよく上へ上へとのびていく。

からまる支柱がなくなり、蔓どうしでからまって宙に漂っている。

 

●クモの糸一筋ひかる萩のなか

萩の枝が垂れさがって、風に吹かれている。

ひと筋のクモの糸が風に揺られ、一瞬光った。

 


秋を感じる色々なことがら

2022-08-31 19:34:20 | 身辺雑記

2022/08/31 水曜日 

今日で8月も終わり。

日がきゅうに短くなった。

虫たちのすだく声。

風の中に忍びこむ秋の気配

朝夕は涼しく過ごしやすくなった。

 

夏の間はひんやりとしたフローリングの床に寝ていたルナ。

わたしのところに寄り付かなかったのに。

涼しくなったので、気が付くとベッドのわたしの足もとで寝ていた。

 

アイスバーグがいつの間にかたくさん花を咲かせていた。

陽が沈み薄暗く澄みきった空気の中、白い花が気品を漂わせて。

    

    

    

    


仙台育英と下関国際の決勝戦をテレビで観戦

2022-08-22 20:19:13 | 俳句

2022/08/22 月曜日

夫と仙台育英と下関国際の決勝戦をテレビで観戦。

 

●白球をふとカラス追う甲子園

 決勝戦をテレビで観戦中。 球場の上を、速球のようにカラスが横切った。

●ひと掬の思い出の砂甲子園

●砂すくう手に光あり甲子園

 勝っても負けても、すべての力を出し切って戦った夏。青春の忘れられない思い出になるでしょう。

    

●うたた寝の猫うなされて夏の午後

 眠っていたルナがとつぜん鋭い鳴き声をあげた。夢でも見たのでしょう。

●庭をみて端居顔なる猫優し

 猫は好んで縁側などで、香箱をつくってひとりで庭を眺めているのが好きらしい。

 猫は穏やかな優しい顔をしていた。

●猫のひげツンツンと引く端居かな

 縁側で涼みながら、手持ちぶさたで、猫のひげをツンツン引っ張って遊んでいるわたし。

●猫の背を撫ぜなぜしてる夕月夜

猫の背を撫ぜなぜすれば夕月夜

 傍らの猫の背を撫ぜなぜしていた。ふと見ると綺麗な月が出ていた。

   


暑い夏もようやく峠をこえたかに見える

2022-08-20 17:13:17 | 身辺雑記

 

2022/08/20 土曜日

朝夕だいぶ涼しくなった。

朝や夕暮になると、カナカナ、カナカナとヒグラシが鳴く。

その響きは澄んで涼しさを感じる。

暑い夏もようやく峠をこえたかに見える。

夜のとばりが降りると、家の中に迷い込んだのか虫が鳴きだした。

ハンターキャットのルナは、鳴き声に狙いをつけている。

ルナが近寄ると、パタッと鳴き声が止む。

わたしはホット胸をなでおろす。

 

庭では、蕾を摘み忘れたバラがぼつぼつ咲いている。

 フレンチレース

     

          

7月に剪定した紫陽花ですが。

墨田の花火が2輪涼しそうな花を咲かせた。

 墨田の花火

     

     

     

クレマチスのアフロディーテ、ベルベットも1輪づつ。

 アフロディーテ

     

 ベルベット

     

     

庭の住人?

     

     

夫が老後の楽しみに句作を煩くすすめるので。

初めての作。

●端居(はしい)して花烏瓜眺めいる

 夕方になるといくらか涼しくなった。縁側で涼をとりながら庭の烏瓜を眺めていた。夫の好きな烏瓜。

 今年はたくさん花つけた。暑さのためか花が落ちてしまう。

 緑色から朱色になり、小鳥が実を食べに来るまで実をつけていて欲しい。

●水打って草木を守る夕べかな

 暑い一日が終わろうとしている。打ち水をすると草木も庭石も涼しくなったようで生き生きと蘇る。

●片影を探して歩く炎天下 

 容赦なく照りつける太陽。木陰や日陰を探してそこをつたうように歩いて、暑さをさける。

●ひそやかに秋しのびいる空の青

 空の色も光もどことなく澄んで感じられるようになった。秋はいつの間にかひそやかにおとずれるようだ。

 


雷雨

2022-07-28 21:06:14 | 身辺雑記

2022/07/28 木曜日

日中は暑い。

買い物をかねた散歩は、夕暮のあとに出かけることにしている。

このところ夕方近くなると遠く雷の音がする。

窓の外を見ると風が樹々をゆらしている。

しばらくすると、稲妻がはしり雷鳴が轟き叩き付けるような雨が降りだす。

 

今日の雨は、止んだと思うとまた降りだす。

小降りになったのを見はからって、近くのスーパーまででかける。

買い物をしている間また、雨が降ったようだ。

スーパーを出ると西の空は夕日が沈むところなのか、空が真っ赤に燃えている。

南の空は真っ黒な雲に覆われている。

北の空は綺麗な青空。

時々刻々と変わって行く空の色、雲の佇まい。

思わず佇んで空の美しさに見とれていた。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

  

 

 


露草

2022-07-22 16:09:28 | 身辺雑記

 

2022/07/22 金曜日

何年か前のこと

夫が散歩から帰ってきた、手には青紫色の小さな花をにぎっていた

「mimaの好きな花が咲いていたよ」

「つゆ草ね」

うかつにも「家の裏庭にも咲いているわよ」

後の祭り。

わたしは考えもせず、すぐ口に出してしまうことが多々ある。

夫の優しい気持ちを踏みにじってしまった、苦い思い出がある。

 

透き通るような青紫の花。

草むらの片すみでひそかに匂っている花。

露から生まれたよう花。

わたしはこんなつゆ草に魅かれます。

早朝に咲いたつゆ草の花は午後には萎んでしまいます。

朝露のまだかわかぬ道端に、ふと草の間に青紫の花をみたとき。

心の清々しさははかりしれません。

可憐で儚げな姿は、古人の心をとらえたのでしょうね。

      

はっきりしない天気が続いている。

バラがぼつぼつ、つぼみをつけている。

咲いても花形が悪く、すぐ傷んでしまう。

バラの木を休ませるように、つぼみを摘んでいる。

見落としたつぼみを切り花にして、部屋で楽しんでいる。

  ミニバラ黄色 ドミニクロワゾー ラベンダー シロタエギク 

            

  ミニバラ カーディナルヒューム ラベンダー シロタエギク

      

      

      

 

 


猛暑の中のルナと花たち

2022-07-03 14:45:33 | 身辺雑記

2022/07/03 日曜日

今朝はⅠ時間ばかり早起きした。

バラの下の雑草を抜き、枯れ葉を落とした。

枯れ葉の間を尾の切れたトカゲがあたふたと逃げていった。

ほっそりしたカマキリも、葉陰に逃げ込んだ。

夏の暴力的な陽ざしが容赦なく照りつける。

汗は髪の中からひたいに流れる。

眼に入ると、激しい痛みがはしる。

夫が見かねて廊下から声をかける。

「もう、家に入りなさい」

抜き取った雑草をそのままにして、夫に従う。

 

昼近くなると、雲が広がりいく分楽になった。

ルナは玄関の石畳の上で、長々と横になっている。

         

    

    

    

長いこと雨が降らない。

連日の猛暑で草木も猫もわたし達も疲弊している。

一雨降ってと、毎日懇願している。

 

願いが届いたのか、雷鳴が鳴り響いてはいるが、雨足はパラパラ。

ザーザー降ってくれるといいのだが……。

    アイスバーグが元気にたくさんの花を咲かせた。

     

     

     

     

    シャリフア・アスマ 

     

    アガパンサス

     

    アシゲロニアセレニーター

          

    夏椿

          

      

 

 


リルケの薔薇に元気づけられて

2022-06-27 19:41:13 | 身辺雑記

2022/06/27 月曜日

体調不良の日々が続いた。久しぶりにPCに向かえた。

ここにきて気温の上昇で、さらにやる気が起こらず情緒不安定な日々を過ごしていた。

あまりの暑さに、バラは蕾が膨らんだと思うと、一気に花が咲き花形は乱れる。

元気のないバラは蕾を摘み、軒下に避難させた。

蕾が色づくのを見はからって切り取り、家の中で香り、花を楽しんだ。

 

一昨年挿し木したバラの蕾に赤い色がさしてきた。

薄い柔らかな葉の感じからリルケの薔薇かと期待していた。

今朝、草木に水をやっていると仄かな香りを風がはこんできた。

まぎれもなくリルケの薔薇の香り。

近づくとビロードのような黒味をおびた赤い花びら。

幾重にも重なった花びらの奥から、素晴らしい香りを放っていた。

わが家の最古参のバラ。

良かった。大事に育てよう。

わたしの身体に生気がみなぎって来た。

ありがとうリルケの薔薇。

     リルケの薔薇 (名前が不明のため、バラをこよなく愛したリルケにちなんで)

     幼いリルケの薔薇が微笑みかけて

      

      

      

      


つゆ空の下で咲く愛しい花々

2022-06-11 16:12:01 | 身辺雑記

2022/06/11 土曜日

つゆに入り庭のあちこちでドクダミの花が小花をつけている。

強い匂いがするため、人に嫌われる十字の白い小花は淋しそう。

暗闇に真っ白なドクダミの花の群生は、幽玄な美しさを感じる。

     ドクダミの小花

      

     八重

      

      

庭はピンクの紫陽花が生き生きと咲競っている。

      

      

庭の片すみでは額紫陽花がひっそりと咲いている。

わたしはどちらかというと、素朴でひかえ目に咲く額紫陽花が好き。

     ガク紫陽花

      

      

     上の紫陽花と種類が違うようです。山紫陽花?

      

      

今咲いている庭の花々

     雨に濡れるアスチルベ

      

     クレマチスたち

      アフロティーテ

      

     ベルベット

      

     ベルベット&ザ・ジェネラス・ガーデナー&サルビアと

      

     二番花の花便り

      

            

      

      

      

           安曇野バラ 今年数年ぶりに植え替え 可愛い花をたくさん咲かせてくれました

             

      黄色いバラに憧れて ミニバラ

       

             サルビア アイシングーシユガー

              

      

      

 

      

 

 


孫娘のリモートワーク

2022-05-31 15:17:50 | 身辺雑記

2022/05/31

雨の多い5月だった。

2日つづいた夏日から今日は雨で肌寒い。

バラの競演もいちだんらく。

いましも散りゆくアンジェラの枝が重そう。

      

 

    「花びらはくれなゐうすく咲き満ちてこずゑの重さはかりがたしも」 小中英之

 

娘と孫娘が10日間の休暇をとって遊びに来てくれた。

コロナで、2年5ヶ月ぶりの再会。

孫娘は、田舎でのリモートワーク。

一室にこもって昼食にもどってくるだけ。

食卓をいっしょに囲むのも楽しい。

若い娘がいるだけで、家の中が華やかに輝いてみえる。

ルナは、猫のために障子の一マスを開けたくぐり穴から、孫娘の部屋にときどき訪問している。

ルナだけの特権。

「ルナをみるだけで癒されるわ」と孫娘。

 

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      


雷雨

2022-05-20 19:29:14 | 身辺雑記

今日も晴天。

だが、6時過ぎ雷がなりだした。

雷が鳴りだす前から風が強くなり、樹々をゆらしていた。

風は雷雨を呼ぶ風だった。

時おり、太い雨滴が、地を叩く音が激しくなる。

風にざわめく樹々の梢もたえまなく音を立てている。

バラはすでに、激しい雨適に花弁を支えられなくなっていた。

この雨でバラたちは、花びらをもぎ取られてしまうだろう。

今年の5月は雨にいじめられてしまった。

人間は勝手なもので、乾燥が続くと雨ごいし、バラの季節は降らないことを祈る。

明日も雨のあとの庭仕事が待っている。

何百もの花びらが地面にこびりついている。

 

バラ以外のお花を見てくださいね。

 庭の一角 ルピナス、都忘れ白鳥

            

カキツバタ 夫が好きな花

            

 セントランサス スノークラウド

       

       

 サマーミスト

       

 ハーブゼラニウム

       

 タイアンサス テルスター

       

 

       

 

      

           

     

 

 


薫風

2022-05-19 20:27:13 | 身辺雑記

 

2022/05/19

気持ち良い晴天。

窓から流れこむ風がここちよい。

身も心も晴れやかになる。

ルナものびのびと昼寝。

「ルナ、ルナ」と呼ぶといつもは尻尾で返事をするのだが、ピクリともしない。

窓から入る五月の薫風が心地よいのだろう。

       

       

 

ジャズが聴きたくなった。

ジョン・コルトレーンの「コートにすみれ」を聴きながらPCに向かう。

バラを摘んでテーブルに飾る。

リルケの薔薇、ブルームーン、ザ・ジェネラス・ガーデナーの芳香が風にはこばれてくる。

わたしもあまりの心地よさに、瞼がおもくなってきた。

          

     

      

           

 

 

 


クレマチスとバラの小景

2022-05-16 21:00:32 | クレマチス

 

2022/05/16

朝から雨。肌寒く感じる。

小降りの時を見はからって、庭の様子をみにでる。

軒下のクレマチスと、2020年5月に挿し芽したジェネラス・ガーデナーのコラボがいい雰囲気をだしている。

庭の片すみでブルームーンもくわわって。

 クレマチスベルベットとジェネラス・ガーデナー

      

      

 グレイブタイ・ビユーティ

      

 ブルームーンとジェネラス・ガーデナー

      

      

      

 クレマチス 花便り

      

 ジャックマニー

      

      

 


庭仕事

2022-05-15 21:26:18 | わが家で咲くバラたち

 

2022/05/15

昼ごろから陽がさしだした。

作日の雨で散ったバラ。

散ってもなおしっとりとした優しさで、地面をおおっていた。

バラの下の草花の葉にこびりついた花びらを剥がす。

バラのほのかな香りに癒されながら、一日庭仕事。

コーネリア、アンジェラ、フレンチレース、アイスバーグが咲きだした。

 コーネリア アプリコットピンクの美しい花が房咲きに咲きます。赤い蕾がかわいいです。

      

            

 フレンチレース 雨の中で咲いていました。

            

      

 アイスバーグ

      

      

      

 アンジェラ