猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

恩師の話しから小学生のわたしがこぼれでた

2018-03-18 19:33:41 | 身辺雑記
2018/03/17 Sat.
桜の枝も新芽が少しずつふくらんで、ほのかな色が感じられるようになった。
小学校のとき受け持ちだった先生のお宅にお邪魔した。
玄関を入るとよく手入れされた鉢植えのお花たちとかわいい雛人形が目に入った。
優しいお顔の眼鏡をかけたおばあさんの人形も正座していた。
「このメガネわたしが作ったのよ」
「え、この人形も先生がつくられたのですか」
「人形あげましょうか」
「え」
「さあ上がって」
「とつぜんお訪ねしたので、すぐおいとまするつもりだったのですが」
お言葉に甘えて奥の部屋へ行くと先生が作られた沢山の人形が飾られていた。
「これがいいかしら」と一体の人形をくださった。
先生が一生懸命作られた人形大事にしなくては。
ときどき街でお会いして立ち話をしていたがお宅を訪ねたのは初めてだった。
九十歳に近いお年でしゃきっとして、まだまだいろんなことに挑戦している姿を拝見してわたしも頑張らなくてはと思う。
恩師はわたしの過去を映した鏡、あるいはフイルム。
お話しをお聞きしていると、小学生のわたしが、先生の話しのなかではしゃいで動き回っている。
一年生の教室にオルガンがあった。先生が日直の日オルガンを弾かせてくれたことが、ありありとよみがえってきた。
数々の幼い日のことを思いだしたひと時だった。

   いただいた木目込み人形
    


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