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猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

芳しい香りに誘われて/八重のクチナシの花

2020-07-04 14:01:34 | 身辺雑記

2020/07/04 Sat.

昨夜から降り続いた雨は朝方やんだが、空は薄暗くうっとうしい。

数日前、ほんのちょっとのつゆの合間に夫と買い物に出かけた。

帰り道、芳しい香りを風がはこんできた。

「素敵な香り」

数メートル前の艶やかな緑の葉の茂みの中に、純白の大きな花が咲いていた。

駆けよってみると、八重のクチナシの花だった。

「来て、香りをかいでみて」

「すごくいい香りでしょう」

夫とクチナシの花の話をしていると、その家の方が声をかけて近寄ってきた。

クチナシの木があまり大きかったので、人の気配に気づかなかった。

手には木バサミを持っていた。

庭仕事をしていたのだろうか。

「お花あげましょうか」

「え、ありがとうございます」

数本切ってくれた。

「莟があるからまだこれからさきますよ」

お礼を言って別れた。

夫がクチナシの花言葉は「よろこびを運ぶ」と教えてくれた。

あまり花の名前を知らない夫の言葉にびっくりした。

花言葉どおり帰り道は幸せいっぱいになった。

うっとうしい梅雨の部屋はたちまち芳しい香りに満たされた。

ルナもしきりに花に鼻を近づけている。

ルナも幸せそう。

     

     

     

にほんブログ 村

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