猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

「ホモ・サピエンスの涙」をみる

2022-02-08 11:49:05 | 身辺雑記

2022/02/08 火曜日

どんよりした曇り日。

朝から「ホモ・サピエンスの涙」を観る。

スウェーデンの巨匠ロイ・アンダーソン監督が、時代も境遇もさまざまな人々の人生の一瞬を詩的に切り取った叙事詩。

人々の日常の営みの1シーンは、絵画を見ているようだった。

霧が霞む風景はコローの風景画、人物の動かぬ佇まいはデルボーを、東山魁夷の「道」を、

愛し合う恋人が抱き合って空を飛ぶすがたはシャガールをと、美術館で過去に見た絵画をおもいおこさせてくれた。

しばらくぶりに芸術的な映画を楽しんだ。 

 

 幸せは一瞬でも永遠に心に残り続ける。

人類には愛いがあり希望がある。だから悲劇に負けず生きていける。

                      ロイ・アンダーソン監督

                        「ホモ・サピエンス涙」

                                               

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