民宿本間のブログ

世界自然遺産知床羅臼から情報発信 

雨降り・・・

2008-07-18 23:18:50 | Weblog
今朝からと言うより昨夜から雨になつて一時的止んだかな
通っていてもまだまだ振りたい様である。
・・・さんは登山をする予定であったが、迷いに迷った挙句
今日は止めて郷土資料室とビジタ-センタ-の見学に行って来
るのも良い事だよと話てあげる.

Iさんが人足先に今日の移動地に向かい、彼女が出かけようと
思って外にでて「いってらしゃい」と言って車を転がすとゴト
ゴトいう音がする~~~あらっと思って車を見ると「パンク」
「駄目駄目車を元に戻して」「如何したんですか」と彼女は
全然気がついていない、「パンクだよ」と言うと可なり落ち込
んでいるがパンク屋さんに連絡して直ぐに直して頂いた。
「どこかにフラットいってくるわ」と言いながら出かける。

昨日の会議で知床の山に入山する時、靴についている土や衣服
についている種を持ち込まないように最善の注意するようにと
促がされた、何故か???本来の知床の生態系を守る事が第一
であると言うのが趣旨であるが、その事に関して委員の中から
セイヨウオオマルハナバチの繁殖が一番懸念されているが、其
れであればセイヨウオオマルハナバチが好きなと言うより本来
の知床の生態系の維持に関して大事なのは治山工事などで芝を
張るのは芝そのものが駄目だと言う事を見直したら如何かとい
う意見が出た(芝は西洋の物で、その芝を食べることで鹿の繁殖
率が強くなる)したがって木の皮などが食べられて、立ち枯れ
の原因になっている。
徹底的に本腰を入れてやるのであれば芝は×であるが工事の趣旨
から言えば早く根付き土砂が流失しないものが一番良く、その為
に芝が一番というが、どちらを取ってもいたちごっこの様な気が
する、本腰を入れて行政力を発揮するのであれば、外来種の今が
盛りと咲いているルビナス等を抜き取る方法などを検討する事も
大事ではないかと話し合われる。
タネで増える物は一番厄介であるが、意識を持って対処しなけれ
ば事は進まない。

そんな話し合いの持たれた今日になって知床財団より「マルハナ
バチを追え!」と言うタイトルで~知床の外来種問題~と言うパ
ンフが届いた。内容は、知床にも忍び寄る外来種「セイヨウオオ
マルハナバチ」。ビニ-ルハウス内でのトマト等の受粉を効率化
するために90年代から輸入、利用されるようになりました。
しかし、近年その一部がハウスから逃げ出して野生化し、生態系
への影響が懸念されています。

北海道には「エゾマルハナバチ」など在来のマルハナバチが生息
していましたが、セイヨウ~の高い繁殖能力、競争力によって、
在来のマルハナバチが駆遂されてしまう恐れがあります。また、
受粉を在来のマルハナバチに依存していた植物にとつては、セイ
ヨウ~ではうまく受粉が行われず、種子が作れなくなる可能性が
あります。

平成18年、環境省はセイヨウ~を「特定外来生物」に指定し駆除
に乗り出しました。「しかし、北海道では、すでに広い範囲で野外
での繁殖が確認されており、在来のマルハナバチより優勢な地域も
出始めています。知床では、ウトロ、羅臼市街地ですでにセイヨウ~
の存在が確認されています。

私たちに出来る事は、生態系を守りセイヨウオオマルハチバナの好む
花の撲滅を計ることが最善ではないかと思います。
出来ないではなく、出来る努力を致しましよう。