よぉし今日は寄り道、道草、回り道、
出世の石段でも登って、げん直しだ
【采女(うねめ)橋交差点「一等水準点 交7-7」~
出世の石段・愛宕神社の「三角点」/東京都】
得意先にて、久方ぶりに
対面による打合せがあった。
疫病蔓延以来、打ち合わせは
ほぼリモートだったが、今回は
昔ながらのスタイル。
懐かしさもあるが、ただそれ以上に
何とも嫌な予感もなきにしもあらず。
そんな予感は当たるもの。
今回も見事に的中で、
新年度で5年目となるはずの仕事が
「残念ながら」で打ち切りとなった。
始まりがあれば、フィナーレ、大団円と
終わりもあるのが世の中の常。
しょうがないわなと
頭では理解はしていても、
身体は正直で、得意先を出る際の姿勢は
しょんぼり、うつむき加減である。
気分転換にちょいと歩くかと、進みかければ
ドント・ウォーク、交差点で信号待ちだ。
ぼんやりたたずみつつ、ふと
足元を見やると、あらまあ
こんなところでと「水準点」を見つけた。
とりあえず山歩きが趣味の身、
水準点といえば山の「標高」の基本のき。
確か東京湾の海面の高さがベースだったかと。
そうそう、それから「標高」は東京湾で、
「海抜」は東京湾以外、
各地方の湾の高さだったけかな。
人間が単純なせいか、意外な場所で
山にも関連する物に遭遇したからなのか、
少し心が晴れてきた。
そして、水準点に出会ったので、
できれば三角点も見ておきたい。
唐突に、そう思った。さすがに街中で
三角点はと愛用のタブレット端末をいじっていたら、
ご近所にあるじゃあないですか、都内最高峰の
愛宕山、そしてピークの愛宕神社には三角点が。
では、まいりましょうかである。
銀座を抜け、新橋を過ぎ、しばらくで
右手には出世の石段も現れる。
かなり、いやものすごく急な石段を登れば、
そこは愛宕神社。まずはお参り、
そして三角点も無事に発見することができた。
とりあえず
本日、突然思い立ったミッションは
完了である。
では退散いたしましょうか。
今度は出世の石段を急降下と、
向かう途中に白いネコがいた。
近くにいた人の話では、
出会うと福を招くらしい。
ことわざの
犬も歩けば何とやらの
意味はアンラッキーにラッキーの
2つがあったはずだが、
では、おっさんが歩けば‥。
大丈夫、福ネコにも遭遇したことだし、
これから、幸運が雨霰と降り注ぐに違いない。
としたいが、さぁて、どうなりますことやら。
~2022年4月某日、心もようは、
土砂降りの雨模様の後、幾分晴れ間もか。
とりあえず転げ落ちないように。
出世の石段を恐る恐る降りつつ考える~
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