置賜総合支庁西庁舎の周りには、沢山のさくらの木が植えてある。昭和30年代にはここに長井北高等学校があった。高度経済成長の波が長井にも押し寄せ、戦後のベビーブーム(現在団塊の世代呼ばれる人たちが生まれた時代)世代が十代半ばを迎えるころ、長井南高校に統合しその役割を閉じた。当時地元産業界の強い要請で誕生した長井工業高校の礎となった閉校だった。その長井工業高校も一昨年50周年を迎えた。当時現在の長井高校は長井南高校と呼んでいた。70過ぎの年寄りには、今でも南高・北高で話が通じる。
西庁舎には、当時女子高だった名残が桜並木の多さに息づいている。桜の木陰に車を置いて、まち向かって歩き始めた。小桜館では様々な話を聞いた。これまで自分の知っている話とつなぎ合せて、歴史の空白が少し埋まった様な気がする。長井に生まれ育った自分だが、まだまだ分からない事が多いと、つくづく実感させられるまちめぐりとなった。
午前10時過ぎ、街中を歩いている人はほとんどいない。通る車もほとんどない。約40年前にバイパス道路が完成し、また20年前頃からは郊外に大型店が進出してからは、昔の賑わいが無くなってしまった。
今日は、歩き始めて400m以内の所で、目についた懐かしい建造物の写真を掲載することにした。
1枚目の写真 お茶屋さんのショーウィンドーには、プロ
野球チームのマスコット人形が飾られていた。
2枚目の写真 割烹旅館 とら屋
法事や職場の宴会で3~4回訪れている。
3枚目の写真 まち角の駄菓子屋
4枚目の写真 そばや かく長
5枚目の写真 シャッター街の黒獅子