鍋屋本店の西側に大行院という寺院がある。また、道路の向かい側には堺歯科医院がある。その隣が会津屋旅館である。これらは、まちめぐりのポイントにはなっていないが、それぞれには様々な思い出がある。
今から50年以上前の話になるが、年に1回あるいは2回、大行院の行事に兄と一緒に来ていた。4・5歳の頃から小学校の3:4年生になるまで毎年欠かさず参加していた様な記憶がある。米1・2升の風呂敷包みを背負い、片道3km以上歩いて来ていた。米を置いて、家庭ではほとんど口にしない精進料理とご飯をお腹一杯食べて、また来た道を約1時間かけて帰っていた。[※ 記憶に曖昧な部分が多いので、後日兄姉に聞いて見ようと思っている]
堺歯科医院は何回か虫歯の治療で通ったことがあった。歯を削る独特な金属音はどうも苦手である。道路から見ていると、何となく人の気配がしないので、現在は診療をしていないのだろう。市内の別の場所に同じ名前の歯科医院があるので、そちらに移転したのかも知れない。
会津屋旅館の主人とは10年前に知り合いになり、職場での飲み会の後、1度泊まったことがあった。8年前に再び米沢に転勤してからは、その後一度も会っていない。当時珍しかった男女の双子の子供(高校生)達は、今では26・7の立派な青年になっていることだろう。
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風間書店の十字路を北に500m程行くと、総宮神社がある。境内の手前に、直江兼続公が400年以上前に参詣した時に植えたとされる、直江杉と呼ばれる大木がある。写真は2ケ月程前に、親戚を訪れた際に寄り道をして撮影したものである。