ミツフィー☆友の会

          パン焼いてます

最近のアート

2015-11-22 | ART
しぶやのたまご。
解体前の渋谷区役所がアートになりました。
その中で感心した作品がこれです。



誰もが出来れば避けたいという渋谷駅は
迷路のように入り組んでまるでカオス状態。
そんな渋谷駅の模型です。
こんな風になってるんですね。
よくこれが実現できたなと建築技術ってすごいなと感心しました。


ニキ・ド・サンファル展@国立新美術館。



箱根彫刻の森にあるカラフルな巨大な女性の像を目にしてから
彼女の大ファンでした。
那須にあるニキ美術館にいつか行こうと思ってるうちに
閉館してしまったのでこうして見ることができてよかった。
カラフルで自由なナナシリーズは見ていてとってもわくわくする。
それ以外の射撃の作品とか知らなかったけど新鮮で
たくましい彼女の生き方がとてもかっこよく大満足でした。
いつかトスカーナにあるタロットガーデンに行ってみたい。




ミロコマチコ展@arflex。
もうホントにすばらしかった。
伸びやかに描く動物たち。
とっても生き生きとしていてたくさんのパワーをもらいました。
たっぷりこの目と心に収めてね。
去年の今頃新宿伊勢丹の壁に飾られていたのを見てトリコになりました。
次はどんな作品を見せてくれるのかな。


アートに触れた後はなんでこんなにも心が満たされるんだろう。
今年も気づけばあと1ヶ月ほど。
一気に駆け抜けそうだけどがんばって乗り切らなきゃ!

マリーローランサン展

2012-09-30 | ART


マリーローランサンは前からすごく好きだったのですが
行けないままマリーローランサン美術館が去年閉館。
と思ったらホテルニューオータニでの開催が決定したので
とても楽しみにしてたのですが
ぎりぎりになってしまうという・・・
でも間に合ってよかった。



やわらかくて優雅で上品な色合いがとても好きです。
グレーがかったパステル調の色彩は
黒目がちな乙女たちをよりかわいくうつし
やさしさと共に悲しみや憂いを感じさせます。
それは波乱に満ちた彼女の人生と重ねると
少しせつなくも感じます。

絵画はやはり実物に限りますね。
写真だと平べったく見える彼女の作品ですが
実物はもっとたくさんの色が重なって立体的に見えて
やっぱり迫力が違う。
本当に見れてよかった。

会場は人もまばらで開催終了とは思えないくらい
空いてたけど、なんか日本での評価低いですね。
外国の方や比較的年齢層高めって感じたのは
気のせいでしょうか。
場所がニューオータニ美術館という
少し敷居の高さが裏目に出たのかも。




ホテルニューオータニなんて滅多に来ないから
なんだか優雅な気分になりますね。
吹き抜けがステキでした。

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012

2012-09-17 | ART
久々の遠出は新潟。
大地の芸術祭に行って来ました。
新幹線に乗るってだけでテンション上がっちゃう。
新潟は雪の時期に車でしか行ったことがなかったけど
一時間半くらいでつくなんて案外近くて驚きでした。




廃校になった学校全体が作品になった絵本と木の実の美術館。
ここはとてもカラフルで躍動感にあふれた楽しい空間で
廃校とは思えないほどいきいきしていました。
最後の生徒は3人だったそうです。
その子たちは今どうしてるんだろう。
こういった環境で育った子たちはどんな大人になるのかな。




昔バリに行った時にすごく大きくて美しいライステラスに
感動したものだけど、日本にもあったとは知らなかった。
日本では棚田と言うんですね。




クリスチャン・ボルタンスキーとジャン・カルマンの
最後の教室は、暗闇の中の光の演出がすごくかっこよく
見た中で一番好きでした。
でも暗闇だからどれも写真がうまく撮れずにぶれぶれ。
Cってなんだーー(笑)




水玉の師匠、草間弥生さんの作品はまるで生きてるみたいで
カラフルで大好きです!
パワーをもらうね。




最後に行った美術館キナーレは
スタイリッシュでとてもステキな美術館。
クリスチャン・ボルタンスキーの古着の山をクレーンで
かきあげてる作品は巨大で圧巻でした。


涼しくなった頃にと思ってこの日程だったのに
めちゃくちゃ暑くてびっくり。
冬にはあんなにたくさんの雪が積もる新潟なのに
夏も暑いなんて過酷だな。
やっぱ雪国の人はたくましいな。

山とか大地とか太陽ってすっごいパワーですね。
その自然と作品が一体化してさらなるエネルギーを発して
わたくしすっかり元気をいただきました。
太陽の光も浴びて光合成した感じです(笑)

なんだかすっごく楽しかったな。
ちょっと遅いけど夏のいい思い出になりました。


写真は重複込みでこちらにまとめてあります。




君や僕にちょっと似ている

2012-08-27 | ART
「奈良美智展:君や僕にちょっと似ている」@横浜美術館



いきなりドーンとお出迎えしてくれる巨大な物体。
ツルツルピカピカで圧倒されます。

11年前の展示以来奈良作品のトリコでありましたが
最近はなんだかもういいかなって思っていて
本当は今回の展示は行かないつもりでした。

しかし、行ってよかったです。
すっごくよかったです。

奈良さんの彫刻、たまらなく愛らしかった。
なんでそんなに巨大なの?ってくらい大きな子供の顔たち。
まん丸なほっぺたや後頭部。
ブロンズならではの質感と奈良さんならではの表情。
とってもかわいくって愛おしいのだ。
なんだか圧倒されました。
この部屋だけで結構満足でした。




かわいかったので思わず買ってしまったものたち。
左の絵は「体重計少女」。
何気に60キロもあるんだ、とか思ったら結構笑えるし
一番右の「山少女」はいわゆる山ガールとは違い
頭が山になってるの。
真ん中の「Middle finger」は自分の子供の頃にそっくりで
思わず親近感。

そう、タイトルどおりなんか誰かに似てるな、こんな子いるな
って女の子たちがいっぱいです。
しかもちょっと意地悪そうだったりなんかひねくれた感じが
誰にもある心の奥底をつつかれた感じがしてドキッとします。

最後の部屋に展示してあってとても気に入った「Cosmic Eyes」。
瞳がとてもキラキラしていて色合いが美しくて
吸い込まれるように見入ってしまいました。
大きくてやさしくて、とても希望のある絵感動的な作品。
新境地?と思ってしまったのは私だけ?

というわけでとても見ごたえのある奈良作品たちでした。

奈良さんの女の子たちには眉毛がないっ!

クレマチスの丘

2012-05-06 | ART
ずーっと行きたかったクレマチスの丘。
ベルナール・ビュフェ美術館が改装のため閉館してしまうと聞き
急いで駆け込みで行ってきました。



ビュフェの絵大好きです。
黒くくっきりとした線で描かれた絵はとても力強く何かを訴えてくる。
何か深い悲しみの裏に一筋の光を感じながら。



そしてこちらも大好きな彫刻家ヴァンジ彫刻庭園美術館。
いろんな表情をみせるリアルな彫刻たちは見ていてとっても楽しいの。



新緑であふれた庭園はお天気もよくてとっても気持ちがよかったな。
ベンチもたくさんあるからお花を見ながら座ってのんびりしたり
ねっころがったり散歩したり本当に心地よかったな。



小花が群生してかわいいね。
他にもたくさんのお花が咲いてました。



これやばいでしょー!一目ぼれしました。
ほしー。


新緑って生き生きとして、未来しか感じさせないでしょ。
だからいくら見ていても飽きないし本当に気持ちがいい。
おかげで心もすっきりしてパワーチャージ完了です。

クレマチスの丘は私の大好きな場所になりました。
もう何度でも行きたい。

ジャン・ミッシェル・オトニエル展

2012-02-10 | ART


原美術館で開催されているジャン・ミッシェル・オトニエル展

パリのルーブル前だったかな?
ひときわ目を引くかわいいメトロ入り口があったのが印象的だったけど
それも彼の作品で
あと昨年行った群馬にある原ミュージアムARCの入口でお出迎えしてくれる
かわいいハートのオブジェもそう
意外といろんなところで見ることができるのかも




いきなりこれですよ
なんなのー!かわいすぎる!
ほんのり毒気も持ち合わせて
色に形にもうたまりませぬ!




テリというのかツヤというのか、とにかく甘美なの




あ、写真OKなんです、確認済みです
あまりにステキでついついたくさん撮っちゃいました




微妙な色の配列や色艶がたまらないのです
とにかく美しい
あ、私写ってますね




微妙なゆがみとか、、、センスが伺えます




もう、これなんてノックアウトよ!
くらくらしました
かっこよすぎです!


はあ、とにかくため息が出るくらいすばらしかった
ガラスって本当に美しいものだなぁとしみじみ
できることならこの作品の中で生活したい気分です


中之条ビエンナーレ

2011-09-24 | ART
群馬県中之条にて開催されている中之条ビエンナーレ
駅前の商店街はシャッター街のようにささびて開かずの扉と貸しており
過疎化が進んでるのが瞬時にしてわかります
それでも地元の人たちはこのイベントを心から楽しんでいる様子でした
なんだかとってもあったかかったですよ




こんな作品からはじまりました




山の中の廃校となった学校にはこんな作品が!ステキ!
そう、学校は木の作りでノスタルジーに浸ります



私はこの作品が一番心に残りました
子供の頃の記憶
一気に時間がさかのぼります




廊下がなんかあったかいですね、薄いグリーンでかわいい




なんかこう気配を感じる作品が好きだなー


 

細くて急なはしごみたいな階段をのぼって古民家の二階に上がると
暗がりの中にこんなキラキラが





もう完全に秋の空
ススキが黄金色に輝いてキレイだったな




最後はハラミュージアムARC
とってもステキな場所でした



ほんの一部だけのご紹介でしたが中之条ビエンナーレレベル高し!
大自然とアートを体いっぱいに満喫してきました
はっきりいってすごくいいです!


おかっぱ頭やくりくり坊主の子供達が
元気いっぱいに野山を飛び回ってる姿を想像しては
木の陰からひょっこりでてきそうで
すっかり自分も溶け込んだ気分でした



中之条ビエンナーレは10月2日(日)まで開催してます

花子と硝子

2011-08-26 | ART


この8月はパン祭りをやらなかったせいもあって
テラスカフェさんを訪れるのがご無沙汰になっちゃいました

この日はお隣のドゥーフィルさんにて
ステンドグラス作家ののぞみさんの「花子と硝子」展が
開催されていたので遊びに行きました
(またこのタイトルがいいですね)

「ひさしぶりー!!!」って
会えたのがうれしくってみーんな笑顔

不思議とここにくると元気になる

キラキラとした時間が流れて嫌なこともみーんな忘れちゃう
そんな空間だ


私も昔ステンドグラスを習っていたことがあったので
今回の展示はとっても楽しみにしてました

のぞみさんの作品はとっても洗練されていて本当にステキです
主張しすぎず
でも彼女らしさがあって
どんな空間にもさりげなくマッチしてしまう
そんな作品

今回のはさりげなくお花の中に潜んでるんです
ステキなコラボでした


それにしてもとってもいい時間をすごさせていただきました
その場にいたみなさん本当に楽しかったよー
こんな大人たちがいることがなんだかうれしかった夜でした

日曜日までやってますのでお早めに♪




※お知らせ

次のイベントのお知らせがありまーす!

9/2金.3土.4日と「claveとりんご」という
りんごのイベントに参加させていただきます
都立大にて3daysです!!!

いろんな作家さんの楽しいりんごが登場しますので
ぜひ遊びに来てくださいねー
詳細はまた




シンセシス

2011-07-20 | ART
ここ最近すずしくて過ごしやすいですね
夏はどこいったのかとちょっと心配になりますが油断は禁物
きっとまたすぐに灼熱の日々がやってきますから
でも、確実に地球がおかしい






現代美術館で行われている名和晃平「シンセシス」
とても美しく神秘的でした

今自分の中でも重要なワードになっている「細胞」と
まさにリンクしていてとても興味深かったです

また、BEADS , PRISM , LIQUID など
作品のタイトルがシンプルでいい

とにかく作品が美しいので
絶対に生で見て肌で感じるのをオススメします


現代美術館は遠いのでついついめんどくさくなって
あきらめてしまうことが多いけど
行くとやっぱり「来てよかった」って絶対思えるので
これからもあきらめずに行こうと思う


ああ、ホントによかった
感動的な空間でした

ヘンリー・ダーガー展

2011-04-28 | ART
ヘンリー・ダーガー展』@ラフォーレミュージアム原宿
ずーっと楽しみにしておりました



彼の画風がただ単純にかわいくて好きだったわけですが
そんなかわいいとか言っていいのか悪いのか
なんとも奥が深~いとてつもない孤独な人生を送ったお方でした


会場入り口すぐから文字満載のパネルがずーっと続きます
早く絵を見たい!って気持ちがはやりますがここが大事!
このダーガーの生い立ち・生涯を知らずしては話にならないのです
彼の死後発見された小説『非現実の王国で』は彼のすべてなんですから


しかし、そのあまりに孤独な生涯になんだかせつなくなりました
友達も家族もいないダーガーは天涯孤独で
これだけの大作を誰かに見せるわけでもなくひたすら描き続けたのです
きっと描き続けることが生きることそのものだったかのよう


でもそんな孤独にもかかわらず絵は楽しげというかポップなわけです
悲壮感漂って真っ黒な絵とか描きそうですがまるで逆なんです
すごく残虐なシーンもたくさんあるのですが
とにかく女の子たちがかわいくて色合いもすごくステキ☆
でもなんだかせつない
本当に不思議なお方です


見終わってもこの場を去るのがとても惜しかったです
がっつり見ごたえがありました


ヘンリー・ダーガー展@ラフォーレミュージアム原宿
5/15(日)まで開催