日々逍遥

時のはざまで
ゆれる想いを記しています・・・

ひざのうえの命

2019-08-04 16:57:51 | 日記

 

心寂しさを感じていた金曜日、

引き込まれるように

繁華街のペットショップに入ってしまった。

 

「いらっしゃいませ。イヌがお好きなんですか」と店員さん。

「柴犬のミックスを飼っていたことが・・・」と私。

 

「でしたら豆柴がいますよ。遊ぶのが大好きな男の子です」

 

若い店員さんはケージから豆柴の子イヌを抱いてきて、

スッと私の膝のうえに。

(見るだけのつもりだったのに〜)

 

きなこ色をした子イヌは膝に置かれると、すぐに、

ちっちゃい体で私の髪に飛びついたり、

指にじゃれついて甘噛みしたり、

コロコロと夢中になって遊びはじめ・・・

 

いのちが膝のうえではじけているみたいで、

かわいい〜〜

 

でも、うちのマンションはペット飼育禁止。

これ以上、一緒に遊んでいると、

連れて帰りたくなってしまう・・・

 

また会いたいね、と子イヌの耳にささやき、

ペロペロ顔をなめてくるいのちを、

店員さんにお返しして、店を後にした。

 

駅に向かっていると、

ん?

さっきまで重くるしかった心が、

ふうわり軽くなっているような・・・

 

イヌなどとのアイコンタクトで分泌され、

ヒトを癒やしてくれるという、

愛情ホルモンのせい?

 

動物ってすごい・・・

 

 

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