先日、バスに乗ると、
元気いっぱいの数人の小学生たちが、
優先席を占拠している。
目の前に立っているお年寄りにも知らん顔で、
おしゃべりに夢中。
揺れに耐えているお年寄りの足もとが、
とても危なっかしく感じたので、
利発そうな顔をした、
小学6年生くらいの男の子に、
席を譲ってさしあげるよう声をかけた。
その瞬間、
男の子は思いっきり不満そうな表情に。
(ウソでしょ。。。)
そして、
自身の不満をアピールするかのように、
イヤイヤ、シブシブの動きで
ゆっくりと腰を上げた。
なんだか信じられないものを見た思い・・・
この子はきっと、
親がお年寄りに席を譲るところを、
一度も見たことがないのだろうな、と。
子どもは親を映す鏡。
いや、大人を映す鏡かな。
そのあと、くだんの男の子は、
次の停留所で後方の席が空くと、
すごい瞬発力で走っていって、
みごと着席。
やれやれ。。。
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