昨日、高校卒業45周年記念クラス会を、江○市の隣町北○島市の北○島クラッセホテル(旧北○島プリンスホテル)で開催した。
20周年クラス会を25年前に行ったのを機に、クラス会の名称を担任教師の姓から取って「高○会」と名付け、5年毎に実施してきた。
5年毎のクラス会のため都合で参加できないことがあると、10年ぶりの参加となるが、かくいう私がその一人。前回5年前は、勤務先の代議員会というアソシエーションとしての最高意思決定機関の会議と重なったため、どうしても参加できなかった。とは言うものの、地元に住むわれわれや札幌在住者の幾人かで、年に1度くらいはミニクラス会を行っているので、本当に10年ぶりなのは本州在住者や道内遠隔地にいる方々。
今回の参加者は、横浜からお越しいただいた担任を含め24人。男35人、女20人の55人学級だが一人が亡くなっているので、54人中23人の参加となり参加率は42.6%。一番多い時の参加者数は30人を超えた時もあったから、24人は決して多い数字ではないがまあまあというところか。男女に分けると男は19人/34人で55.9%に対し、女は4人/20人のため20.0%と低い。女性の参加が少ないのは、「主婦として家事の中心にあり、クラス会といえどもなかなか抜け出せない事情を抱えている。」「子供は手を離れたが、親が介護を必要な年齢になり、家を空けられない。」などの情報を耳にするが、何十年も会っていないと、いまさらというのが本当のような気がしているのは私だけか。顔ぶれに目新しい人物はいない。
クラス会そのものは、幹事の司会で開会、担任教師の挨拶、くじ引きで当たった級友の乾杯で宴に移り、めいめいが席を移動し個々に懇談しながら2時間を過ごすいつもパターン。
1次会終了後は、同じフロアの別会場に移り全員参加のもと二次会。冒頭「アーカイブス高○会」と題して170枚程度の写真を編集し、「イマジン」などの曲をBGMにスライドショーを上映(幹事のひとりとして私が作成担当)し45年の過去を振り返り、後はカラオケ。
1次会・2次会はあっという間に終わり、3次会へ移動。宴は午前1時30分頃まで続いたらしい。らしいというのは、私が腰を痛めて、歩行がままならない状態で参加し、それに酔いが加わって、これ以上つき合うと、みんなに迷惑をかけると思い、2次会をもって自室に戻り、床についたから(いつもなら床についている時間なので、体が持たなかったというのが本音)。朝食会場で、3次会まで参加した級友に聞くと、殆どが3次会まで参加し、楽しかったとの感想。良かった。
「数年前に心筋梗塞を患い、自己の血管を移植したもの」「今年5月に胃と食道に腫瘍が見つかり手術を受けたもの」「糖尿病」「高血圧」「尿酸値が高い」「脂肪肝」「リウマチ」「前立腺肥大」など、単独あるいは複合して、大半が体のどこかに異常を抱えているようだ。かくいう私は人のことをいえる状態ではない、病の総合商社(自重気味に笑)。どこにも異常なしというものも幾人かはいたが、「一病息災」という言葉があるように、病を抱えているがために、医療機関にかかるチャンスが多く、異常にいち早く気がついたり、体調管理に気を遣うため、長生きできるようにも思う。
医師や自営業の級友は現役だが、大半は60歳で定年を迎え、再雇用で同じ職場にいる。私のように、65歳定年などのためサラリーマンで現役なのは数えるほどしかいない。再雇用になった級友の話では、現役の時には年1度職場が用意した人間ドックを受けていたが、退職・再雇用になると職場の人間ドックや定期検診の対象から外れるようで、4年ほど検診を受けていないとのこと。現役の時には、定期検診の実施が労働安全衛生法などで事業所に義務づけされているが、実は現役世代は病に罹患するリスクは少ない。本当は、疾病リスクが高まるわれわれ世代の方が、定期的な健康チェックを受ける必要が高まると思うのだが、それを奨励するような公的な支援制度は少ない。市町村の国保保険者などで検診助成や、後期高齢者医療制度で特定検診・特定保健指導あどがあるが積極的にそれら制度を利用したくなるようなものにしていく必要性を感じさせた。
本日も、別れ際に改めて1階ロビーに集合し、一人が告別式出席のため早朝に帰宅したので23人が揃ったものとして、ホテルフロントのスタッフにお願いして集合写真を取ったが、写真を撮り終えた後に、見慣れた4人がづらづらとエレベーターを下りてきた。だれも全員が揃ったことを確認しないまま。揃ったものとして撮影したお粗末であった。
15歳年上の担任は、今年で79歳、丁度日本人男性の平均寿命である。これからの人生は1年1年が儲け物と思っていきていくと言っていたが、自分の名前を冠したクラス会にとても満足しておられ、5年後のクラス会参加にも意欲を示していた。横浜に住む担任には、旅券を送り、一人でお越しいただいているが、5年後に一人で来ていただくことができるのか、不安は残る。そんなことより、私の方が5年後に参加できる体でいることができるのか自信はない。
沢山写真を撮ったが、写真を掲載するのは躊躇われるので、割愛。
日記のつもりで書かせていただいた。お読みいただいた方、どうもありがとう。
(追加)
3人が同部屋になったが、私以外の二人は喫煙者だった。彼ら二人はお酒も余り飲めない方だったので、まさか喫煙者だとは思いもしなかった。窓の空かないホテルの10階の和洋室で帰り際に灰皿を一瞥すると10本ぐらい喫んだ跡があった。自分も10年前までは喫煙者の仲間だったので、1晩くらい我慢しようと思ったが、これを書いている本日午後9時40分現在、のどがかなりいがらっぽい。いわゆる受動喫煙って言うやつだ。まいったまいった。