案内されたお部屋は2202号室、息子が私の足の不自由な
事を伝えていたようでエレベーターの直ぐそばのお部屋を用意
してくれていた。
お部屋は、写真通り「洋室(ツイン)」。
広さはかなり余裕がある。
6月に泊まった秋田上畑温泉の「さわらび」(玄関回りが広い
上に、ツインベッドの洋室とその奥に10畳の和室が配置され
た贅沢な造り)程ではないと思うが、ゆったりした造りで癒され
る。昨年、浅草で連泊した時のホテルのセミスイートくらいの広
さはありそう。
部屋中央に長椅子が壁際におかれ、その右手にライティング
デスク、長椅子の向かいには50インチの液晶テレビが、
家具の中に納まり、家具の中にはコーヒーセット(豆を挽いて
ドリップして飲むように、手回しのミルまでおかれていた)などが
納められていた。
テレビをかけてみたが、土地柄か、地上波は届いていないらしく、
BSのみの受信であった。
窓は阿寒川に面しており、外側を見ると木々の緑と水面が目に
入ってくる。阿寒川をゆっくり眺める事が出来るように配慮した
2人用のベンチシートが建付けられているのは、微笑ましく
嬉しい。
その右手にガラス張りになったお風呂がある。
「ビューバス」とよばせている。
今流行の露天風呂付きのお部屋ではないが、新しい檜の香を
感じながら、長く使っても湯疲れしない程度の適温の温泉につ
かり、窓を開放して入っていると極楽である。
私は、朝にこのお風呂に入ったが、河畔の爽やかな朝の空気を
感じながら一人のんびりと入浴出来たのは最高であった。
話は前日に戻る。
お部屋のお風呂の他に、大浴場と貸し切り風呂(3カ所)がある。
今更、夫婦二人で貸し切り風呂もないだろうと大浴場へ行こうと
したところ、折角来たので、貸し切り風呂もどんなものか入って
みたいと妻が言うので、渋々つき合う事にした。
隣り合わせに3カ所のそれがあり、3カ所しかない為、待たされる
事になった。待ち人の為に、4席の椅子が用意され、その向いに
今利用中の貸し切る風呂が電光掲示で表される。それのどれか
が消えると、間もなく次の人が入れるようになる。15分程して先
客が出てきたので、入ろうとしたところで、先客(私と同年輩のよ
うにお見受けした)の方から、「狭いし、熱いし、洗い場に石けん
類はないし、長く入っているところではない」と額に汗をしたたら
せながら話しておられた。
その言葉を聞きながら入ると、まさに先客が言う通り。
天井は低く、湯船はわれわれ夫婦の様な肥満の人間が二人
入ると手足をたたまなければならず、かといって、一人づつは
いるともう一人は、洗い場で何もせずに待っていなければなら
ない。
これは頂けないと感じた。
利用した人は皆がそう感じたのではないか。あの程度の貸し
切り風呂なら、「無い方が良い」と言うのは言い過ぎか。そん
な感想でした。
それに引き換え、大浴場は良かったのひとこと。
特に規模が大きいと言う訳ではない。
洗い場の蛇口のある場所を一度に使える人数は8席程度。
それに内湯、サウナ、水風呂、露天風呂があり、湯温は適温。
水風呂は15度程度。ほてった身体を冷ますのに丁度いい。
露天風呂からの阿寒川のせせらぎの音を聞きながらの入浴は、
いや良いですね。
それほど、お風呂に特徴がある訳ではないが、川のほとりに露天
風呂が配置された造りは、やはり良い。
8月下旬の爽やかな季節に利用できたのも、好印象を持つ要
因の一つだろう。
部屋の中央、長椅子から向い側を写す
この家具の裏側におトイレ、左手にビューバス
部屋中央から左手の窓側を写す
阿寒川を眺めるベンチシート(次の日の朝に撮ったため、バスタオル
を背もたれに干している写真で申し訳ない)
ベンチシートの右のと名ガラス張りのところがビューバス
窓を開放すると露天風呂と同じ(地上3階部分に当たるので虫も居ません)
中央右手(玄関から入ったところ)のツインベッドルーム
部屋に備えられていたコーヒー豆を持ち帰って、今日ミルを挽き飲んでみました。
どこの豆かは表示されていませんが、内容量は40g(4〜5杯分)で、結構な量。
豆の色はかなり黒っぽいので、焙煎温度は210度くらいでしょうか。(私は200度
の焙煎温度のコーヒーを飲む事が多い)
ブラックで飲むと、苦みが強く感じたが、元々、砂糖・ミルク派の私は、それを加えて
飲んでみました。苦みがまろやかになり、とっても、美味しい。気に入りました。
細かく書きすぎる癖があるようです。もっと簡単に書こうと
書き始めるのですが、ついつい長くなってしまう。
お陰で疲れてしまいました。(笑)
次は、いよいよ夕食です。
「その4」に続きます。