半月程前に、職場の1年先輩(年齢も私より1つ年上)の
方から、タイトルのコンサートのお誘いを受けた。
中島公園周辺のイタリアレストランを会場に、35人定員
でコンサートを主催する事になったというもの。
彼女は、1年早く入社し、私と一緒に退職(彼女は定年退職、
私は1年早く自己都合退職)したなかま。
結婚されながら、仕事に趣味に多才な才能を発揮した人で、
たしか、若い頃には素人劇団に所属して、題目は忘れたが、
主役を演じた事もあった。
料理の腕も相当なもので、創作料理のコンテストで最優秀賞を
とった事も。そして退職前から、フラメンコに凝り、退職してから
カスタネットの教室にも通いだしたらしい。
そんな縁で、カスタネット教室で講師をしておられる方を迎えて
コンサートを行う企画を思いついたようだ。
一人2,000円で、レストランを借りきり、コーヒーとケーキを
出してのコンサートなので、赤字にはならないのかもしれな
いが、カスタネットの普及を意図したボランティアのようなもの。
演奏された方は、真貝裕司(しんがい ゆうじ)氏。
私がブログにアップするにあたって、「お顔はぼかしを入れた方が
いいか?」「お名前は伏せ字にした方がいいか?」と尋ねたら、
「ぼかしを入れなくともいいし、実名で載せていただいても問題
ありません。むしろ宣伝になります。」とご了解いただいた。
経歴等をご紹介させていただくと、
元札幌交響楽団ティンパニーなどの打楽器奏者で、日本初の
カスタネットのプロ演奏家になったとのこと。日本カスタネット
協会会長、北海道打楽器協会理事長の肩書きも持つ。
コンサートは、1時間。殆ど聞き慣れたポピュラーな曲ばかり。
歌謡曲:小柳ルミ子の「お久しぶりね」(アンコールで演奏)
タンゴ音楽:「ラ・クンパルシータ」
アンデス民謡:「花祭り」
クラシック:白鳥の湖から「スペインの踊り」、カルメンから「闘牛士の歌」
ポピュラー:ドレミの歌
など、曲目のリストがなかったため、曲名は殆ど忘れてしまった。(笑)
単純な楽器ながら、超絶技法を駆使し、歯切れのいいルズムを刻んで、
われわれを魅了。
しかし、失礼ながら、やはりカスタネットはあくまでもリズム楽器で、演奏の主役
になるべき楽器では無い様に思われたのは、私だけだったろうか。
1時間の演奏が、丁度いい時間であったように思う。
35人も入るといっぱいになるレストランがほぼ満席の状態。
私の向かいの席には、私より一回り年上の、実は私の上司で
良い思い出が沢山ある先輩夫婦。そのとなりも私の2年先輩、
妻のとなりには、私の後輩が2名など旧知の人が固まっておら
れた(席は指定席)が、終わってみると、その他にも別の席で
私に背を向ける形で座っていたのが、私とともに仕事をした後輩
であったり、さながらOB会の様な状況になり、再会にも感謝して
帰ってきた。
挨拶をされる彼女(私の先輩)
仕事を辞めて、1年半ぶりの再会であったが、
あか抜けて、綺麗になった感じ(失礼か、笑)
真貝裕司氏
演奏の一部
コンサートの前に、友人が入院していると言う事を知り、お見舞いに。
同じ職場で、コンビで仕事をさせていただいた上司で、私より1年早く
退職された親友。
在職中は、身だしなみも紳士で、爽やかな印象を抱かせる人であった。
今年も春先にあっているのだが、今日面会して驚いた。
鼻ひげは勿論、もみあげからあごにかけて一面に白髪まじりの
長いひげを蓄えていた。
「どうしたの?」と聞いたら、「アキレス腱を断裂して、
ギプスをはめると、洗面台に立って電気剃刀でシェービング
するのができなくなり、そのままにしていたらこうなった。」と
言っていたが、ほんとうか?
妻も言っていたが、不思議と似合っていた。
そう言う訳で、今日は、職場の先輩、同僚、後輩と
あった1日であった。