岡田純
金の星社
市のマラソン大会に3年連続参加している小学生の優。しかし、一度もゴールしたことがない。最初の年に、転倒し大勢の人に踏まれたり、蹴られたりしたことが、トラウマとなり、他の年も気持ちが悪くなって途中棄権していた。クラスでは、そんな優を幽霊ランナーとはやしたてていた。
しかし優は今年もマラソン大会に参加しようと練習を続けていた。そこには一緒に走ってくれる中学生がいた。
しかしサッカーのチームメイトにマラソンのことでからかわれ続け、夏休みついにサッカーをさぼり、親戚のある田舎に逃げた。走ることもやめてしまっていた。しかし、あることがきっかけで自分が走ることが好きだということに気づき、やる気を取り戻す。
優の真っ直ぐなところに、さわやかで力強さを感じました(^_^)
