吉野万里子 作
嶽まいこ 絵
小学6年生の里桜(りお)とタッツ(竜広)は消しゴムをきっかけに、話すようになった。2人とも魚座でその日のラッキーアイテムが消しゴムだった。
転校生の由樹(ゆき)も、里桜に消しゴムをもらって仲良くなった。2人はタッツの野球の応援に行くが、雨が降って来て試合は中止になってしまう。別の日、学校の球技大会も雨で中止になり、もしかして由樹が雨女?という雰囲気になって・・
普段、盛り上がりやすい、ゆうれいばなし、占い、雨女、〇〇女、〇〇男(←不運を呼ぶ)の話だが、それが当事者に不安感、恐怖感を生じさせたり、仲間外れを招くかもしれない・・
大人も子どもも、純粋で最後はちゃんと心が通じ合います。目頭がジーンとして、いい本だったなと思いました。おすすめの一冊です。