大泉洋 著
KADOKAWA
アルバイトニュースや、雑誌に連載された大泉洋さんの24歳からのエッセイと、この本のために書き下ろしされた40歳、42歳の時のエッセイも加わっています。
24歳で、エッセイの仕事をされているなんて、いかに大泉さんが北海道で活躍されてたかがわかりますね。北海道のローカル番組でいろんな国に行かれたとか。カナダでは160キロの川下りに辛い思いをしたり、ベトナムではバイクのキーがなくても他の人のキーを抜いて自分バイクにさしてエンジンを止める人がいたり・・。
そして、売れっ子の役者さんになられました。その傍らチームナックス(演劇集団)で日本中を駆け巡ってもいます。
映画の仕事で地方に行った時、「ホテルのロビーで夕ご飯を食べているおばあちゃんがいる。」というはなしには大笑いしました。お客ではなく、フロントの方が、そこでテレビ見ながらご飯をたべているんです。食事の後は、さらに、驚く光景を目にします。
小学生の高学年なら手渡しても大丈夫な内容でした。396ページという文量はなかなかなものですが、大泉さんの胸に秘めた家族愛、北海道愛を知り、人の幸せとはこういうことかなと感じることができるような気がします。いろんな映画やドラマで、あの方が起用される原因はこういうところにあるのかなと思いました。見逃している映画も機会があれば積極的に観たいと思いました。