秋木 真 作 しゅー 絵
KADOKAWA
6年生の終わりの春休み、紅月飛鳥(こうづきあすか)は父親から大事な話を聞いた。父親の弟圭一郎おじさんと父親は、あの怪盗レッド(泥棒)だというのだ。怪盗レッドは、ただの泥棒ではなく、正義の味方。悪いことをしている人からだけ盗みを行う。そして、これからは、飛鳥と、いとこのケイ(圭一郎さんの子ども)が、怪盗レッドになるのだという。ケイは、無愛想な男の子。飛鳥とは同い年だ。そんなケイと圭一郎さんが、これけらは飛鳥のうちで一緒に暮らすのだという。
しばらくすると、父親から仕事を言い渡された。ロシアから盗み出された時価30億円のダイヤモンド緑の海(グリーン・シー)を、奪い返すのだと言う。しかし、飛鳥は、友達のおばあちゃんが思い出の指輪を盗まれて気を落としていることが気になっていた。
アニメにもなっている怪盗レッド。この小説本は、分量もまあまあ。会話部分や、飛鳥の独り言の部分は、わかりやすくさらっと読める。しかし、盗みの描写は、細かく読みの力も必要。
読み物をだいぶ読めるようになった小学生におすすめです。コナンのノベライズよりは軽め。