占い師のオシゴト
高橋桐矢 作
鳥羽雨 絵
偕成社
あかりは、占い師の娘。お父さんが占いをしている。しかし、学校では、そのことを秘密にしている。
ある日あかりは、木下真夜という男の子が、占いの本を持っているのを見つけた。あかりの父、アルテミス先生の「タロット占い」だ。
女の子と占いの話をしていたあかりは、木下くんにタロット占いをできるか聞いてみた。すると、木下くんは「できるよ。」と占いを始めた。すると、そのことが、広まって、真夜のところへ女の子たちが集まるようになった。
そんな真夜を男子がいじめているところをあかりは、目撃してしまう。あかりは、池に落っこちた真夜を助け、自宅に案内した。そして、父親がアルテミス先生だということを打ち明けた。
占い師という仕事に触れ、その良い面、気をつけなければならないこと、また、友達への思いやりの気持ちとそれをどのように表していくべきなのかなどいろいろなことが学べる一冊です。