ボヤキまSHOW

I talk to the window ~窓に語りて~

「悲惨」と噂される熊牧場(後編)。

2007-04-29 22:00:31 | 旅 【東海地方】

再び熊牧場に入場するため受付の老人に
再入場が可能か聞いてみると、可能でした。

熊の檻の前にはまだ4人組がいました。

一郎ジローも、さっきと同じ区画にいました。

私(わたくし)が、熊がいないはずの例の区画を覗くと、
4人組が落としたパンが落ちてました。

もしや・・・と思い、手前のほうを真上から覗き込むと、
やはりいたのです。さらにもう一頭が。
手前の壁の隅にうずくまってたので、
普通に見ても見えません。
それに加え、ブログ情報でも2頭と書かれてたので
見落としてしまいました。

コイツを仮に「さぶろう」と名付けます。
ツキノワグマだと思うんですが、けっこうデカイです。

さぶろうは先ほど4人組が落としたパンを
重い動作で取りに行き、また定位置に戻って
食べました。2枚あったので、二度この動作を
繰り返しました。


(常にこの位置をキープするさぶろう)
(さぶろうの檻は汚れナシ。糞も側溝におちていました。)

さぶろうがパンを食べるのを見て、私(わたくし)は
もっと与えてみようと思いました。

青カビのパンを一応避けて、
やや乾燥した硬めのパンをゲットしました。

2枚落としましたが、手をつける様子はありません。

今度はジローに2枚落としました。
コイツも手をつける様子はありませんでした。

そして最後の一枚を一郎に落としました。
コイツが1番食べる気ナシって感じでした。


(相変わらず歩き続ける一郎)

しばらくして、さぶろうの方に行ってみると
パンが1枚無くなってました。

そしてジローの方を覗くと、
カピカピのパン2枚を水飲み場に放り込み
水に浸して両手を使って食べてるじゃーないですか!

そして一郎は・・・!
依然、ウロウロしてました。


ブログ情報では11月に訪れたとあったので
寒さで元気が無いように見えたのかもしれません。
パンを与えても見向きもしなかったのは
しばらくしてから食べたか、
すでにお腹が満たされてたかもしれません。

餌はちゃんと果物や煮魚などを与えられてるらしいです。
栄養の管理は動物園ほどではないにしても
栄養失調の心配は無いように思います。



(休憩所。タバコも吸える、弁当も食える。)



(見た目、コイツが1番悲惨に見える)

おしまい。


「悲惨」と噂される熊牧場(中編)

2007-04-29 17:17:17 | 旅 【東海地方】

深さ約3メートルの壕といった感じの檻は
上から見下ろすように熊を見るといった感じです。
7区画に分かれてました。

そのうち2区画にそれぞれ1頭ずつの熊がいました。
ヒグマのようです。

仮に、それぞれを「一郎」・「ジロー」と名付けます。

一郎は、檻の中を行ったり来たりぐるぐる回ってました。
床には一塊の糞と、いくつかの
食べ残しのパンのかけらが落ちてました。


(仮に「一郎」と名付けた熊)

ジローの方は、狭いコンクリートの囲いの中で眠ってました。
床にはわずかに食べ残しのパンが落ちてました。


(仮に「ジロー」と名付けた熊。しばらくしたら起きました。)

檻の前に設置された箱の中には
熊のためのパンが入ってます(1袋5枚入り)。
100円を支払うと熊に1袋分を与える権利が得られます。

 
(檻の前に設置された無人売店)

 
(パンには青カビがはえてたりします)


この「熊牧場」に対する個人的な意見としましては、
ブログの情報で受けた印象とは違い
それほどヒドイとは思いませんでした。

熊も一応動いてましたし、床の汚れも「当日のもの」だと思います。おそらくきちんと掃除されてるんじゃないでしょうか。

私(わたくし)が思うに、これが悲惨だというなら
動物園の動物はみんな悲惨でしょう。

動物園の檻はもっと狭いと思いますし、
常に大勢の人目に晒されてますからね。
大草原に生きるはずのチーターなんかが
狭い檻に入れられてることが悲惨だと思った事はあります。

感覚的に、動物園は(人間にとって)華やかさや賑やかさが
感じられるから悲惨に見えにくいんだと思います。

この「熊牧場」には華やかさが無いだけで、園内の環境整備も最低限はなされてると思います。

ただ、コンクリの床が冷たそうだとは思いました。
(あと青カビのパンもですが。)


そんな思いで熊牧場を出ると、入れ替わりに4人組が
入っていきました。

私(わたくし)は、しばらく周辺をブラついてたんですが、
外側から熊牧場内を覗いてみると
妙な光景に気付きました。

先ほど入った4人組が、熊がいない檻
パンを落としてます。
私(わたくし)が出ると同時に係員(受付の老人)が
熊を別の檻に移したんでしょうか。
いや、この短時間にそんなことできるはずが無い!


(妙な?4人組)

再び調査する必要を感じました。

後編へと続きます・・・。