岩手県 遠野市。
民俗学者・柳田國男さんが、明治43年に発表した
「遠野物語」で有名なところです。
と、知ったげに言う私(わたくし)ですが、
遠野も遠野物語も実は知りませんでした。
ここまで弘前さくらまつり、小岩井農場など
東北を周遊してますが、
本当は北海道に渡るつもりだったんですね。
それで、青森の大間まで行ったんですが
フェリーが予約で満杯でしてね。
そりゃそうだ。
何せゴールデンウィークですもの。
出発当日に北海道行きを決断する者が
フェリーの予約などするもんですか。
甘かった。
それで急遽、東北めぐりをすることにしたんですが、
北海道からの帰りに寄ろうと思ってた
鵜ノ巣断崖と会津若松のさざえ堂以外は、
全く白紙の状態。
ここ3年で、東北の行きたいと思う所は
だいたい周ってます。
さて、北海道で費やすつもりだった時間を
どのように埋めていくか。
行き当たりバッタリです。
下北半島を引き返しながら、どうしようか・・・
そういや弘前さくらまつり行けるな、と。
そこで携帯で弘前のホテル予約して。
翌日に鵜ノ巣断崖と浄土ヶ浜見た後、
盛岡に行ってみよう、と。
それで、盛岡に向かう途中の道の駅で
桜祭りのポスターとかが沢山貼ってあって。
北上とか遠野が桜祭りやってるということで、
北上がここで・・・遠野がここか・・・と
場所をおおまかに見て「どうしようかなあ」と。
で、翌日に小岩井農場出て、
「よし、遠野行こう。遠野を経て北上に行くぜ」という感じで。
(遠野に近づくにつれ、こういう景色になります)
桜祭りのポスターから、何となく昔の日本の風景に
近いものが見れるような気がしました。
遠野に着いて、道の駅にあった観光マップを見てみると、
遠野物語に出てくる場所など、見どころ満載じゃないですか。
遠野物語を知らなかった私(わたくし)ですが。
その中からまず向かったのは「とおの昔話村」。
思ったより小ぢんまりしています。
ちょっと探して、ガソリン給油したスタンドの人に
どこにあるんですか?って聞いたら
「そこの通りを右に行ったら駐車場があります」って。
前を通ったけど見逃してたようです。
(昔話資料館と遠野物語研究所)
遠野物語というのは、
遠野出身の小説家の人が語った民話を、
柳田國男さんが編さんして出版したものだそうです。
天狗、河童、ざしきわらしなども語られてるそうな。
柳翁宿(りゅうおうじゅく)というのは、柳田國男さんが
宿泊した旅館を移築したものだそうです。
入村料310円を支払うと、
柳田國男さんが宿泊した客間など見学できます。
あと、昔話体験というのがあり、入村料プラス100円で
語りべが生で語る昔話が聞けるようです。
あ、忘れてましたが
桜祭り目当てで来たものの、全然咲いてませんでした。