しらとりさん、お座んなさい。
以上。
境内を回り、ぶん回しを披露し、
間もなく午前0時になる頃、梵天は
神社本殿前に運ばれます。
午前0時になると境内の全ての灯りが消されました。
暗闇の中、本殿で梵天への神移しが行われます。
真っ暗な中、儀式が行われています。
まさに暗闇の奇祭。
深夜にこのような行事に参加していることに
胸が高鳴るような気持ちです。
神移しが行われた後、梵天は境内を出て道路へ。
梵天渡御です。
境内を出てすぐのT字路のところで「ぶん回し」を披露。
およそ15分くらい、この場所でぶん回しをした後、
再び境内に戻ります。つまりこの場所が折り返し地点。
なぜこの場所なのか、後で調べたところによれば、
このT字路が旧大幣殿前だか大幣殿跡地なのだそうです。
ただ単に近くの道路に出たわけじゃなかったんですね。
そうそう、県(あがた)神社は世界遺産の平等院の
すぐ近くにあります。
県(あがた)神社について。
県神社は良縁や安産の祈願所として知られ、
祭神は木花開耶姫(コノハナノサクヤビメ)。
コノハナノサクヤビメは、日本神話に登場する女神で、
木の花(桜や梅)が咲くように美しい女性という意味だそうです。
コノハナノサクヤビメを調べててわかった事なんですが、
静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社も
コノハナノサクヤビメが祭神だという。
実は私(わたくし)、9ヶ月ほど前に富士宮市の
富士山本宮浅間大社に行っています。
何気なく立ち寄ったんですが。
(昨年何気なく立ち寄った富士山本宮浅間大社)
今回の県祭りも、参加できるかできないか微妙なトコ
だったんですが、意図せずして繋がるところがあるのは
何か不思議な感じが少ししますねえ。
境内に戻った梵天は、梵天奉安所という所で一時待機。
午前一時前に再び本殿へと運ばれます。
梵天は御輿から取り外され、本殿内に運ばれました。
午前1時から「還幸祭」という儀式が行われ、終了です。
最後に、梵天を成している御幣を頂きました。
玄関にかけておくといいそうです。
私(わたくし)はこの後、また40分かけて
駐車場まで戻りました。
梵天渡御を最後まで見るならば、やはり近くに
宿を確保した方がいいでしょう。