そう言えば、学部の頃に履修した情報工学の授業だけど、夢中になった、という記憶が。
サイバネティクスを土台としたテキストで、その一部を授業で扱う、というやり方だったけど、何しろ休講の多い授業で補講が無かったので、自分で本読みをしてお勉強する、ということだったかと。
ウィーナー先生の本も読んで、結局、フィルターの理論のノートを作る、ということを卒業まで続けていた、という次第。
修士の入試を受けるのに、制御工学の専攻にしたのも、ココイラとの絡みもあったし、博士で統計科学にしたのも、原点がやはりこのアタリ、ということかと。
もちろん、学部、大学院、それと企業に勤めていた頃も含め、数学のお勉強は独学が基本で、応用に繋げる意識が常にあって・・・。
その後のことは兎も角、自分の道程だけでなく、時代が今に至ることの原点と言ってもよく、要はAIのアイデアの基盤でもあって・・・。ウィーナー先生の業績のこと。
さらに新しい発想でAIが発展するには、自由気ままにお勉強とアイデアの出せる若い方々の居場所づくりって大切でしょうよ。もちろん、企業での開発も含んでのことで・・・。
放っておいても、創ってしまう、という方々っていつの時代にもいるのでしょうけど、データサイエンス、機械学習、深層学習、そしてAI絡みに関しては、様々な入り込み方が可能で、かつプログラミングを身につければ自在に思考を具現化できて・・・。
個人的には、この歳でも夢が持続できている、という状態だし、この先も気ままに考究ということ。