いよいよ最終日です。
今日は待望の「故宮博物院」を見学した後、免税店で買い物し、帰路につきます。
「故宮博物院」
ルーヴル美術館、メトロポリタン美術館、エルミタージュ美術館と並び世界4大博物館のひとつといわれる、中国式宮殿を模した建物。
共産党との内戦に敗れた国民党が台湾に逃れるとき持ち出した故宮博物院のお宝は、約70万点。それらの収蔵品のうち、常に展示されているのは約6000点で、肉形石や翠玉白菜などの常時展示品以外は、3カ月に1回交換されるため、すべてを見終わろうと思えば、一生かかるとも言われています。
早朝にもかかわらず、ロビーは沢山の見学者で一杯でした。
この後直ぐに、団体の小学生?たちが何組か来て雑踏のようになりました。
蔡さんが見学の準備をしている間に、ロビーに置かれた“孫文像”の前で記念写真を。 上の額には「博愛」と書かれてありました。 孫文の自筆です。
蔡さんの説明を聞くための受信機を調整中です。
ここでの見学は3時間、時間はたっぷりありました。
いつも自分達で旅行した時は説明が無いので、ざっと見るだけでしたが、今回は蔡さんが重要なものは細かに説明してくださったのでじっくり見ることができました。
【故宮博物院の名品】
[ 玉 ] 「翠玉白菜」 翡翠でうくられた白菜の彫刻
「肉形石」 豚の角煮に見える天然石
[ 彫 刻] 「かんらん果核小舟」 わずか3cmほどの果核に彫刻している
[ 書 ] 「快雪時晴帖] 王義之の名蹟
[陶磁器] 「無紋楕圓水仙盆」 北宋時代、汝官窯の数少ない名品
[青銅器] 「毛公鼎」 内側にある銘文500字は、文献としての価値も高い
1時間ほど蔡さんの説明を聞き、後は自由見学となりました。
地下1階、地上4階の大きな建物です。
全部見て回るには相当の体力が必要です。 傷めた左足を引きずって歩いていた私はギブアップ。 人気の少ないベンチに横たわって暫く休息しました(この時は疲労骨折しているなどとは思ってもいませんでした)。
中には“ウォークラリー”のように、1部屋ずつチェックしながら楽しんで見学して回っているタフな方たちもいました。
ここはとても厳しく、写真は禁止でしたので、1枚も撮ることはできませんでした。
大陸では“禁止”と書いてあっても平気で破る人がいるのですが・・・。
昼食になりました。 今日の食事は旅行客に人気No.1の飲茶料理と聞いていたので期待でいっぱい、博物院に隣接して建つレストラン“晶華”に向いました。
レストランの庭から「故宮博物院」を望み記念写真を。
やはり、このレストランは今までとは違いました。
「菜譜」(メニュー)が置いてあり、親切に、中国語で書かれた下に日本語でも書かれてありました。
いかとえびのすり身焼き(右上)
中華風焼きチャーシューパイ(左上)
広東風ソーセージ入り大根餅(下)~美味しい!!! 初めて食べた訳ではないけれど、こんなに美味しいの初めて!
蒸し野菜餃子~初めて食べた餃子。一つというところがにくいです。
豆腐入りシーフードとろみスープ~絶品!お代わりしたい位でした。
広東風五目チャーハン~見た目よりぐっと美味しかったです。
他に2品、季節の野菜炒め(これはブロッコリーを炒めただけの物でした)
鮮果入りアーモンドゼリー(日本で言う杏仁豆腐のようなもの)
いよいよお別れです。
蔡さんのガイドのお陰で長いバスの旅が退屈もせずとても思い出深いものになりました。 有難うございました。
日本人の彼女がいらっしゃるとか、お幸せをお祈りしています。
飛行機の中から雲海の上に見えた“夕焼け”は、この写真よりも数倍美しく感激でした。
バスでの移動が長く少々疲れた旅ではありましたが、旅の終わりの総仕上げとなりました。
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