もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「小野寺の弟 小野寺の姉 」見てきました

2013-08-14 10:46:56 | お芝居
「小野寺の弟 小野寺の姉 」 天王洲銀河劇場 2013.08.11 14:00~

片桐はいり・向井理主演のこの芝居・・・
なんと、東京千秋楽のチケットゲット。それも前から3列目。。。すばらしい。


銀河劇場は前から来てみたかった。いい劇場だなって感じ。見やすいわ~ここ
天王洲に来たのも初めて。ここって昔なんだったんだろう??流通センターとか以前
仕事というか展示会で来たことあるけど。。。天王洲の印象はまったくなかった

でも、今は、ウォーターフロントとして、すごく素敵な場所になってますね。
ドラマもロケも多い場所みたいだしね・・・





さて、芝居です。。。
小説「小野寺の弟 小野寺の姉」のアナザーストーリーだそうで、、、小説はもちろん未読です。

千秋楽だけあって、リピーターもけっこう多いみたいだったし、遠征で見に来てる方も多いみたいでした。
向井くんのファンがさすがに多いような感じ。。。年齢層が癒されました(笑い)

まだ、地方公演が残ってるとのことなので、スペースあけます
ネタばれもあるかもしれないので
















まずは、あらすじ

この物語は、小説「小野寺の弟 小野寺の姉」のアナザーストーリー。

傍目には奇妙で不恰好に映るが、独特の距離感で不器用に思いやり、
労わりあっている姉弟、それが小野寺の弟・小野寺の姉。

小野寺より子と小野寺進は、木造一軒家に二人だけで住んでいる。
姉弟揃って、それなりの年齢にも拘わらず未だ独身。だからそれなりの悩みも抱えているのだが、互いに相手を気遣い、そんなそぶりは見せない。なんだかいい関係なのだ。
しかし、ある日、些細なことから二人は喧嘩をしてしまう。
進は「自分に非はない」と思いつつも、朝食を一品減らすなど姑息な攻め方をしてくる姉に根負けし、形だけでも詫びようと決意する。
でも直接謝るのは癪に障る。
そこで、姉の好きなラジオ番組にメッセージを投稿し読み上げてもらうことに。
だが、待ちに待ったオンエア当日、なんと家に自主映画の撮影隊がやってきてしまう。
「古い家の造りを気に入った!撮影場所に使わせて欲しい!」とのこと。
提案を受け入れるより子とは対照的に焦る進。撮影は一日かかるらしい・・・。
「このままではラジオを聞いてもらえない!」
不運なことに、撮影隊のメンバーは素人ばかり。あれこれミスを連発し、撮影は一向に進まない。果たして、無事に映画はクランクアップできるのか、そして、より子の耳にメッセージは届くのか!!!

そんな……他愛ない一日の話。

公式HPより


なんというか、特に抑揚のない。。。感動的でもない、普通の芝居でした。
でも、随所に笑える場面あり、ほっこりする場面ありなんですけどね。
結局のところ、「他愛ない一日の話」だったなってことで、
小野寺家の姉弟のお互いを思いやる気持ちは、すごく伝わりましたけどね。

姉弟の喧嘩の原因は、弟が「ありがとう」と言えないということ。
弟が「ありがとう」が言えないのには、ある原因があった。でも、弟は姉が好きなラジオ番組に
「ありがとう」を投稿し、それが読まれることになり、楽しみにしている。
が、なぜかその日に、姉の友人の映画監督が小野寺家を撮影場所にとやってくる。
この映画の撮影舞台が素人の寄せ集めという。。。なかなか、キャラが濃い集団で・・・

弟はラジオの時間までに撮影が終わるか心配でしょうがない。が、撮影はうまくいかず
なんと弟が主役として映画に出ることになってしまう。
それが心配でドタバタと見守る姉。

なんだかんだとあって撮影は無事終了する
この撮影隊にも、監督が熊本に転勤することになって、彼女であるヒロインに撮影が完成したら
プロポーズするという計画があったりして、それもうまくいったんだけど・・・・

芝居のラストで、「ありがとう」が言えない原因が語られる。
パンを買ってきてくれた両親に、弟が「ありがとう」と言って、翌日もそのパンを買いに行った両親が
事故で亡くなってしまったため、「ありがとう」という言葉が出せなくなっていた。

姉は、両親の死後、弟のことを一番に考え、弟の気持ちを先回りして行動してしまうから
弟が感情を出せなくなったのではと気にしている

つまりはお互いを思い合っているわけだ

姉は家を出ていこうとしていたが、結局は撮影が終わって、また姉弟の二人暮らしとなり、
お茶を入れた姉へ。。。弟はやっぱり「ありがとう」とは言えずに「どうも」・・・・

それで、幕となる。


最後に「ありがとう」と弟が言えたら、感動的な話になるんだろうけど、、、
でも、そこでやっぱり「どうも」で終わるところが、この芝居のよさでもあり、物足りなさでも
ある気がします。
この芝居の全体のテイストから考えて「どうも」で終わるのがいいと思うんだけど、、、
どうも、ワタシ的には、何か芝居に感動をすごく求めてしまうので「ありがとう」もほしかったかもという
矛盾した感情です。

ユースケさん演じる監督が撮る劇中劇の場面はすごく面白かった
「芝居を引っ張る」の感違いとか
「セリフは順番に言えばいい」とか。。。笑えました。

でも、悪い人がまったくいない、ほっこりしたお芝居で。。。見終わってなんかから
顔がニマニマしてしまうような感じでしたよ。

東京千秋楽だけあって、カテコは4回だったかな。最後には作・演出の西田さんも出てこられました。


さて、キャストで一番印象に残ったのは
片桐仁さん。。。存在感抜群だわね。窓から現れたときには爆笑しちゃいました。

それと山内さん。。。以前見たのは何の芝居だったんだろう。
この方もいいですね。子役上がりの仕事がない役者。。。すごく上手かった。

あと、野村周平くん、声がね、すごくよかったです。

ユースケさんはやっぱりかっこいいね。上手いし。
カテコで何か笑わせるかと思ったら、にこにこするだけで。。。ちょっと拍子ぬけ
主演じゃないからですかね・・・
で、最後のカテコは片桐はいりさんと向井くんと西田さんだけだったから、、、ここにユースケさんが
いれば面白かったのにな~って思っちゃった。

さて、片桐はいりさんの芝居を見るのは初めてでしたが
すごい存在感ですね。そして上手い。ビジュアルからして存在感抜群ですからね。。。

向井くんの芝居も初めてでしたが、すごく等身大な感じでした。

あ!!そうそう、ラジオでの投稿の「ありがとう」ですが、、、
ホントにどうでもいい内容でしたね(笑い)
この話で引っ張ってたから、笑ってしまった。そんなところがこの芝居のテイストなんですよね。

あと、舞台セットが部屋の中と庭とが回転するようになってて、なかなかよかったです。
コメント
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