もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「続・時をかける少女」見てきました

2018-02-26 01:42:51 | お芝居
オールナイトニッポン50周年記念公演 ~「続・時をかける少女」~ 東京グローブ座 2018.02.07 19:00~

「時をかける少女」の続編ってことなんですよね。
私は「時をかける少女」・・・有名なんで内容はなんとなくわかるんですけど、
原作も読んでないし、映画も見てないんです(汗)

でも、ヨーロッパ企画の上田さんの作・演出ってことと、同じくヨーロッパ企画メンバーが出演ということで
見に行きました~
誰が出るかは。。。。勝手にグローブ座だからジャニーズの子だろうなっていう予想と
主演は上白石萌歌さんということくらいしか知らなかった
けど、これも間違っていて上白石萌音さんだと思ってたら、、、妹さんなんですってね。。。
さらに、戸塚くんていうのがジャニーズだと思ってたら。。。これまた違うという(汗)

で、会場入ったら、やたら、男性率高い。なんというか、ちょっとオタクっぽい人が
多く、知り合いみたいな感じであちこちでしゃべってるんですよ。
私の両隣と前二人もおじさんまではいかないけど、そんな若くない男性でした。
観劇環境としては、違和感半端ない感じでした。

なんでかと思ったら、わかりました!
新内眞衣さんって方が、乃木坂46の方で、そのファンの方が多かったような~


公式のあらすじではないけど、「レッツエンジョイTOKYO」より

「1972年に発表されていた幻の作品を、45年の時をかけて初の舞台化!主人公・芳山和子、和子の幼なじみ・浅倉吾朗を含む前ストーリーの登場人物から記憶を消し、未来に戻ったケン・ソゴルが、20世紀で行方不明になった27世紀の3人の科学者を捜すため、再び芳山和子らの前に現れる。3人の科学者を捜すケン・ソゴルを芳山和子が助け、タイムトラベルをして、科学者たちを探していく―。」


ヨーロッパ企画らしいというか上田さんだぁ!!という感じの話でした。
こういうタイムスリップものって、お得意ですよね。
メインキャストの若い4人を支えるヨーロッパ企画のおなじみキャストさんも
楽しそうに演じてるな~ってニコニコしながら見ちゃいました。

あと、MEGUMIさんがすごく存在感あふれてました。


話の内容を簡単に描くと・・・

時は2018年
理科室で別れを告げられ記憶を消され眠る和子。眠る前に黒板に「ケン ソゴ」と書くが
目覚めると何も覚えていない

さて、未来では、タイムリープの研究が進み、3人の研究者が過去に戻る途中、
タンカーにぶつかり行方不明になってしまう。
1人の研究者が1996年の渋谷にいることが確認され、
ケンは和子を頼って2018年にやってくる。

が、和子は記憶を消されてしまっているので何も覚えていない。が、
和子に以前の場面にタイムリープして、そのときのことを思い出させ、
1996年にタイムリープさせ(スプレータイプの薬でできるみたいだった)
捜索を手伝わせるのだった

1996年の渋谷。
今の高校の先生がコギャルだったり、その当時の文化がガンガン出てくる。
たまごっちとかね

次はバブル時代の六本木へタイムリープ。
ここで1人目を確保。バブリーな時代で、就職の青田買いが描かれる。
あるアイドルが突然失踪したという現実も。

1970年代の原宿へも。
インベーダーゲームとかも登場。

また次は1960年代の学園紛争の時代へ
この時代で一人の研究員を発見するが、女性(消えたアイドル)と同棲生活をしていた。
研究員は確保され、アイドルは記憶を消されて1年後に・・・

和子の同級生の吾郎は、タイムリープ用のスプレーを誤ってかけてしまい、
未来へと飛んでしまうが戻ってきて、和子たちがいる理科室に来て無理やり捜索に合流する。
研究員の最後の一人は、吾郎たちが校庭で見ていた空飛ぶおじさんだった。
時空の狭間にいるらしい。
そこで、全校生徒が見ている中、物理の先生も協力のもと呼び出し、
吾郎が縄をつけたバスケットボールを投げ、引っ張り何とか戻すことに成功する。
ついでにタンカーに乗っていたインド人も引っ張り出す。

全員を救出し、ケンや科学者たちはインド人をその時代に送ってから帰ると言って未来へ戻る。
そして和子たちは記憶を消されて。。。冒頭に戻る。

ところで、、、研究員と同棲していたアイドルは、和子のスプレーを手に入れ、記憶を取り戻し、
過去に再び戻り、なんと吾郎を生んでいた

そして。。。冒頭に戻ったケンと和子はふたたび掃除用具入れから現れる・・・


このループ感がヨーロッパ企画だわ~って、ニマニマしながら見てました。
途中途中戻る時代が、ワタシにとっては懐かしくもあり(笑い)
楽しいお芝居でした~

キャストでは、主演の上白石萌歌さんや、戸塚純貴さん、健太郎さんといった
若手の役者さんが生き生き演じてたなと思いました。
のびのびとした感じで、気負いがない感じでよかったです。

あと、ファンが多かったような乃木坂の新内眞衣さんは、
いろんな役を演じてて大変だったろうけど、楽しかったんじゃないかな~
シノラーには笑ったけど・・・あの時代でまずシノラーって・・・これ上田さんがそういう印象持ってるのかな。

それと、やっぱりMEGUMIさんとか阿佐スパの中山さんとか、バッファロー吾郎さんとかの
ベテラン陣が舞台を締めてたと思います。

そしてヨーロッパ企画のメンバーは、ドタバタの屋台骨を支えてましたね。
ホントいい味出しててよかった~でしゃばらないとこがまたいいんだよね。
諏訪さん・・・さらに痩せました?


ということで、若い役者さん主体でしたが、とても面白い舞台を見ることができました。

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2018冬ドラマ中盤戦

2018-02-22 01:43:22 | ドラマ
さて、2月も下旬に入り、ドラマの方も中盤戦になってきていますが、
平昌オリンピックの中継が入るので、ドラマが1回飛んだりとか
不規則になってきていますね。
平昌は日本と時差がないのかな?だからいい時間にいい競技の中継が
入ってますからね。さらに、今回はなかなか盛り上がってるし・・・
ドラマより、全然面白いですもんね(汗)

でも、冬ドラマ見てますよ~
ってことで、中盤まで見た感想を。
今回も気に入ってる順に感想を書いていきます。


1. 金10「アンナチュラル」 TBS 

今クールは予想通りこれが一番面白いです。
法医学を扱っているのもそうだけど(私が好きなだけですが・・・)
法医学者なのに、探偵さんみたいなこともしちゃうのが面白い。
そこまでやるかってくらい。
それと、UDラボの面々がいいわ。チームワークもいいしね。
井浦新さんの怪しさ満開なのに抜けてる感じも好き。

中堂の彼女の事件は解決するのかな~
あとは、六郎の立ち位置がどうなるかですね
最終回まで楽しみです。



2. 木深夜 「リピート」 日テレ

けっこうはまってます。毎週展開が楽しみです。
よくわかんない怖さがあるんだけど。。。
もうリピートとかそういう問題ではない感じで。

由子怖しだな。ストーカーだもん。完全に。
で、前回、正当防衛とはいえ、刺しちゃった。由子は死んだの?

ここで、もう1回リピートしたら?とか、不謹慎にでも思っちゃった。

六角さんがどう絡んでるかだなあ・・・あの坪井がカギを握ってるのでは
ない気がするんだけど。

展開が気になるんで最後まで完走です。



3. 日9「99.9 シーズン2」 TBS 

毎回いろいろ起きるけど。。。裁判官と検察官の癒着とか・・・
けっこう大きな問題にまで手を広げてきましたね。

「明石!いきま~す!」とかやってる場合じゃなくなるかも。

鶴瓶さんがラスボスみたいですけど、岸部所長と最後は戦うのかな?
あれこれ、陰で操ってるみたいですもんね。

斑目法律事務所の面々は相変わらずの感じで。
気が付くと尾崎もしっかりなじんでる。腹話術も当たり前になってきているし。

意外に深くて重いテーマを扱ってるのに、この緩い感じとのギャップがいい具合で
楽しんでみていきます。



4. 火9「FINAL CUT」 フジ  

最初の3話くらいまでがな~タルかったから、残念だ。
5話くらいから、すごく面白くなってきたのに。。。

最初はプレミアワイドスタッフVS慶介だったけど、
犯人と思われる小河原兄や隠ぺいを指示した風な警察組織に対してという
感じになってきましたね。

それも、慶介も追っかけてるけど、スクープやテレビ的なことを
考えて百々瀬たちプレミアワイド側も追っかけるという・・・
なかなか面白い構造になってきました。

せっかく面白くなってきたから、ぜひみんなに見てほしいな。

で、この作品の直人くんは、すごくワルですね。悪い顔してるんですよ。これが。
美しいからよけい悪く見えるという・・・
とてもいい役をいただいていて。。。ファンとしてはうれしい限りです。



5. 木10「隣の家族は青く見える」 フジ 

最初はあまりのいろんなカップルに、おなか一杯だったけど、
何となく整理されてきて(私の中でね)
なかなか面白いドラマだと思ってきました。

それにしてもマツケンくんがすごいいい人だわ~こんな夫最高だわ~って
思える役です。フカキョンとのほのぼの夫婦がいい感じで
赤ちゃんできるといいな~って感じです。
(私もちょっとだけ不妊治療してたから他人事ではない感じで見てます)

小宮山家もパパはいい人なんだけど、どうして妻はあんなに見栄を張るのかなあ・・・

最終的にどの家族もどう落ち着くのかわからないけど、
前向きな結末がいいな~



6. 土11「明日の君がもっと好き」 テレ朝 

いやいやいや。。。もうドロドロです。
ここまで人間関係が絡み合って複雑になることが現実ではあるんだろうかとも
思いますが・・・

一番の困ったチャンは志田未来ちゃん演じる梓かな。なかなかしたたかだわ
ってか、志田未来ちゃんもこういう役やるのね~
香は父親に女性が好きだと打ち明けたけど。。。そんなもん、昭和の父親には
納得できるはずもなく。
家出して、茜のところに来ちゃうっていう。
うーん、、、最後どうなるのか見当がつかないけど、でも目が離せない。



7.土深夜「MASKMEN」 テレ東

斎藤工・・・よくわかんないです。
野生爆弾のくっきーさんと組んで、ネタをやってましたが、
一度は袂をわかって。。。でも、お互いパワーアップして
また組むってことかな?

これは大事ですよね。
途中まで見てて、斎藤工、人印という芸人になるといっても
結局はくっきーさんの描く芸人を演じてるだけじゃんって思ってたんですよね。
芸人になりたいといっても、誰かにおんぶにだっこじゃだめでしょ。と。

でも、それに気づいて、一度別れて・・・小峠さんのアドバイスも聞いて、
で、また一緒にやるとしたら、操り人形ではない「人印」が見れそうなきがします。

これは完走します。



8. 水10「anone」 日テレ 

結局、ニセ札作りにみんなでいそしむわけ?
みんな、目的は様々だけど・・・こんな感じでみんなで転落していって
いいんだろうか?
中世古の誘いにうまく乗らされている気がするな~

結局、最後はどこに向かうんだろうと考えちゃってるけど、
なんとなく、最後まで見ちゃう気がします
 


9. 木9「BG」 テレ朝 

リタイアしちゃおうかなと、思いつつ、脇のキャスト
特に上川さんがいいから見ちゃってるんだけどね~

なんというか、現実的にありえない展開が多すぎて
ちょっと呆れ気味であります。
まあ、キムタクがキムタクっぽくないから、視聴できてるのかもだけど。

で、次回はロンバケですか?
山口智子さんが元妻だと?こうでもしないと数字とれないのかなあ



ということで、この9本は多分完走できると思いますが、
あとはすでにリタイアであります。

あ!!!!!
そうだ。
「バイプレーヤーズ」は見てます。
なんで寺島さんがいないんだ!!と思いつつ。

と、、、、なんと大杉漣さんの訃報が飛び込んできて、めっちゃショックです。
それも「バイプレーヤー」のロケ後で。。。病院には松重さんが付き添ったとか。
共演陣のショックは計り知れないと思います。
「バイプレーヤーズ」どうするんだろう・・・
大杉漣という、貴重なバイプレーヤーが去ってしまった、ドラマ界はどうなるんだろう。
などと考えてしまいました。
ゴチもどうするんだ!!
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「近松心中物語」見てきました

2018-02-17 10:36:47 | お芝居

シスカンパニー公演「近松心中物語」 新国立劇場中劇場 2018.02.01 18:30~

新感線のいのうえさんが演出で、
出演は堤真一、宮沢りえ、池田成志、小池栄子、市川猿弥、立石涼子、小野武彦、銀粉蝶という豪華キャスト

ということで、行ってまいりました。

あらすじは、

「--時は元禄。大坂新町と言えば、一夜の悦楽を追い求める男たちが集まる廓郭--
そこに、小道具商傘屋の婿養子・与兵衛(池田成志)が、折り合いの悪い姑お今(銀粉蝶)に追い出され、ある廓に身を沈めていた。もともと気弱で、うだつのあがらない亭主だが、女房のお亀(小池栄子)にとっては、所帯をもってもなお、恋い焦がれる相手。行方知らずのダメ亭主を案じ悲しむ娘をみかねて、姑お今が自ら与兵衛を連れ戻しに新町にやってくる。
「二度とこの男を廓に近づけないでくれ」と周囲に念押ししながら、連れ戻される与兵衛。そんな与兵衛とは対照的に、廓に縁のなかった飛脚屋亀屋の養子忠兵衛(堤真一)は、店の丁稚が拾った封書に一分の金が入っていたため、親切心から、その差出人の槌屋平三郎(小野武彦)を訪ねて新町に足を踏み入れてしまう。そこで偶然出会った飛脚仲間の八右衛門(市川猿弥) の強い誘いも振り切り、店を立ち去ろうとする忠兵衛。だがその時、店には、出先から戻って来た遊女・梅川(宮沢りえ)が……。
何かに打たれたように、立ちすくみ無言で見つめ合う二人。
その瞬間から、忠兵衛は憑りつかれたように梅川を追い求め、店の中へと消えて行く。
<忠兵衛・梅川><与兵衛・お亀>男女二組の運命は?
あてのない逃避行へと向かう二組の男女の情念の行く末は?」


内容として、上記あらすじのあとに、

梅川の身請け話が持ち上がり、忠兵衛には持ち合わせがなく、梅川を失ってしまうと焦った忠兵衛は、幼馴染の与兵衛にお金を借りることとする。与兵衛は店の金庫を開けて手付の50両を貸してしまうが、さらに300両のお金が必要となり、忠兵衛は御用金に手をつけてしまう。
公金横領がばれてお尋ね者となった、忠兵衛。共に逃げる梅川。
忠兵衛に貸したお金のことで与兵衛にも捜査が及び追い詰められる。与兵衛を愛するお亀は心中しようといい、曽根崎心中の場所に与兵衛とともに来る。お亀は自ら命を絶つが、与兵衛は死にきれずに生き残ってしまう。
一方、追っ手を逃れて梅川の故郷にやってきた忠兵衛と梅川は、雪が降り積もる中、心中しこの世を去る。


芸達者な役者さんたちで、締まった芝居になっていたと思います。
二組の男女でも、忠兵衛と梅川はシリアスで悲恋
でも、与兵衛とお亀はコミカルに描かれており、とても対照的でした。

とはいえ、正直、与兵衛とお亀のコミカルパートが思ったより長いかなという印象で、
見終わって、主演の堤さん、りえさんより、成志さんと小池栄子さんの印象の方が強いという・・・
主役のカップルを食ってしまった感がありました。

舞台はすごくきれいで、色が対照的。
遊郭の場は赤。格子戸に囲まれている。またそれが動いてお店になったりと
場面転換もスムーズ。
蜆川の心中場面は青・・・

そして最後の忠兵衛と梅川の心中場面は雪の白。雪が降り静寂な舞台がまた素敵でした。
この場は、この劇場の奥行きを見事に使っていて、ほんとにかっこよかったです

忠兵衛と梅川が心中後、生き残った与兵衛が坊主となって登場し、遠い彼方に消えていくのですが、
奥行きがある劇場だからこそ、だな~って思いました。



キャストの中ではやっぱり、成志さんと小池栄子さんかな~
お亀を演じた小池栄子さんがかわいかった。
うだつが上がらない旦那のことが、好きで好きでたまらないという感じがよかったです。
「心中」にあこがれていて、死ぬってことに関しての恐怖がないっていうんですよね。
ある意味潔い。
そういうお亀を生き生きと演じてました

与兵衛を演じた成志さんも、
優柔不断でうだつがあがらない、パッとしない養子の旦那が似合ってました(笑い)
鳥髑髏とのふり幅が・・・(汗)


忠兵衛の堤さん
実直で不器用なこういう男を演じさせたら、日本一だなって思う。
梅川のりえさん
めちゃくちゃ綺麗。そして儚げ。
やっぱりうまいよね。

この二人がばったり出会って、見つめ合った瞬間がすごく印象的でした。
さらに、最後の雪のシーンで、梅川が忠兵衛と過ごした何日間かが幸せだったと言ったのが
哀しいけどきれいだった。これが二人の運命だったんだなって・・・


それと、物語のキーマンともなる
八右衛門を演じた市川猿弥さんもよかった。
舞台を締めてくれましたね。歌舞伎役者さんだけあってさすがでした。


きれいで趣のある舞台ではありましたが、
ちょっとコメディ要素の方が勝ってしまった感が強くて、
そこだけちょっと残念だったかなと思ったのでした。


しかし、いのうえさんって。。。髑髏城の合間に、こういう芝居の演出もやってるって
どれだけパワフルなんだろう~

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「戯伝写楽」見てきました

2018-02-16 00:09:34 | お芝居
cube 20th Presents Japanese Musical 「戯伝写楽2018」 東京芸術劇場プレイハウス 
2018.01.12 18:30~&01.16 18:30~&01.21 12:30~&01.26 18:30~

「魔都夜曲」のキャストやミュージシャンがこぞって出演している「戯伝写楽」
2010年の初演は見ていないです。あのときは、どうしようかちょっと迷ったんだけど・・・

初演から引き続きは、十郎兵衛のさとしさん、歌麿の小西さん、与七の東山さんだけだそうで、
あとはキャスト変更だったそうで。

写楽といえば、浮世絵に不案内な私でさえ、名前はもちろん、代表作は目にしたことがあるような
浮世絵師。でも、10か月の間しか、活動してなかったようで、その間に、あれだけたくさんの作品を
残したというのもすごいですよね。だからこそ、彼のことは謎につつまれている。

だからこその、この芝居ということなんでしょう。



あらすじ
 寛政6年(1794年)1月。喜多川歌麿の美人大首絵が大人気の江戸。己の絵で一儲けを企む男がいた。男の名は斎藤十郎兵衛。江戸・阿波国蜂須賀家のお抱えの能役者だ。ある日、友人・与七と共に繰り出した江戸の盛り場で、似顔絵描きと名乗る不思議な娘・おせいに出会う。その筆力に計り知れない才能を直感した十郎兵衛は、おせいの絵を自分の作として版元・蔦屋重三郎に持ち込んだ。
「雅号は・・・写楽だ。写すのが楽しいと書いて写楽。東の島・東洲斎、東洲斎写楽!」



内容、すごく面白かったです。
確かにあっという間に江戸の時代を駆け抜けていった写楽、謎に包まれている人物だからこその
実際に絵を描く写楽と、表に出ていた写楽がいて、さらに絵を描く写楽は女性だったという
話も、そうかもしれない!って思えますよね。
あのタッチの画を女性が描いたとすると、どんな人物だったか知りたくなるな~男性的なタッチだもん。



おせいと出会って、斎藤十郎兵衛はおせいの絵を自分の絵だとして、版元の蔦屋重三郎に持ち込む。
蔦屋重三郎もその絵を気に入る。十郎兵衛の絵ではないと見抜いてはいたが、
自分を裏切った歌麿に対抗するため、東洲斎写楽という名で売り出すことにする。
写楽は瞬く間に人気者になり、江戸の町は写楽の絵でもちきりになる。
おせいの元のオトコの鉄蔵は、その絵を見ておせいのものだと見破り、おせいを探し始める。
おせいは、十郎兵衛とツレの与七と一緒に暮らしていたが、そこを訪ね、事実を知る。
鉄蔵の後を追った蔦屋重三郎もそこに現れ。「東洲斎写楽」のことは5人の秘密となる

おせいは絵を描くことに没頭し、十郎兵衛は江戸の町を闊歩するようになる。

そんな中、花魁の浮雲は自分を描いてくれと、十郎兵衛に頼むが、すげなくされ恨むようになる。
浮雲は今の境遇を憂えていた。

写楽の正体を怪しむ歌麿や鶴屋は、浮雲と手を組み、一席設け、そこに十郎兵衛を呼び出す。
余興として、歌麿、鉄蔵と3人で、浮雲を描こうとする。
罠にかかったと焦る十郎兵衛。
しかし、蔦屋が手を回し、おせいを忍び込ませ、先に浮雲を描かせ、見事その危機を乗り切った。

が、おせいは浮雲の業に取りつかれてしまう。
浮雲はまたその絵を見て、自分の本当に気づき、愛していた、付き人の市助と川に身を投げる。
しかし、死にきれず、二人は江戸の町にさらされる。
どうしてもとそれを見に行き、浮雲の死にざまを心に刻むおせい。

そのあとから、おせいは浮雲の最期の絵しか描けなくなる。ほかのものは一切受け付けない。
蔦屋もさすがに、その浮雲の絵は世に出すことができない。
やってきた鉄蔵はおせいの姿を見て、連れ戻そうとする。十郎兵衛は、とうとうおせいの目を短刀で
斬りつける。

目を怪我したおせいと十郎兵衛。写楽は世から消えた。

その後、鉄蔵は、葛飾北斎と名乗り「赤富士」などを残し、与七は十辺舎一九となる。
目が見えなくなり絵が描けなくなったと思われていたおせいだが、短刀は芝居で使う偽物で、
怪我も癒えて長崎に行くという。十郎兵衛は元の能楽師に戻ることとなった。



ホントに良くできたというか、すごく面白い話でした。
歌麿、写楽、北斎、十辺舎一九とこのころの江戸の文化の中心にいた人物が
みんな現れるという。。。
そして誰も不幸にならない。。すがすがしい気持ちで見終わることもできました。

これにプラスして皆様の歌ですよ。
さとしさん、しょこたん、村井さん、吉野さん・・・
それに、、小西さんと壮さんの歌も聞けた~(だって、魔都ではほとんどだったんだもん)
立川バンマス率いる生演奏も最高でした。

上質でしたね~ホントに、キューブさすがです!!
今年の年初めは、江戸の町にスリップして楽しかったです。

キャストの感想を

斎藤十郎兵衛の橋本さとしさん

もうかっこいい。そして色っぽい。大人の色気満載。
歌も最高にうまいし、もう感動でした。
自分は才能はないけど、おせいの才能にかけて、一発勝負に出た・・・
けど、本当はおせいを世に出してあげたいという気持ちとの葛藤。
そういう憂いの部分もよく出てたと思う。
ホントにすてきなさとしさんの魅力満載でした。


おせいの中川翔子さん

しょこたんが歌がうまいのはわかってたけど、でもこんなにすごいとは。
で、小さくてかわいい。
後半の浮雲の業に憑りつかれたおせい・・・壮絶でしたね。
しょこたんの熱演最高でした。


喜多川歌麿の小西遼生さん

いやあ、クールビューティーだったわ。。。青がお似合い。
歌声も堪能させていただきました。
味があるお声ですてきでした。。。
着流しで流し目が絵になる・・・


浮雲の壮一帆さん

壮さんの美声も聞けてうれしかった。浮雲のときの麗しさもよかったけど
私は二幕のあの白装束でさらされているときの浮雲が好き。
すごくきれいだったし、色っぽかったと思う。市助のところに
旅立ててよかったねと思っちゃいました。
あと、歌麿とのデュエットよかったわ~


鉄蔵の山崎樹範さん

彼は他の芝居でも何度も見てますが・・・
最初はクズだけど。。。絵描きとしての何かを掴んだ後の
鉄蔵はかっこよかった。のちの北斎ですからね。
いつものごとく、汗びっしょりで熱演されてました。


大田南畝の吉野圭吾さん

たぶんお初だったと思うんだけど。どっかで見てるのかな~
すごいかわいい感じでした。
ほっぺを赤くして酔ってる姿がよかったです。


与七役の栗山航さんと東山義久さん(ダブルキャスト)

私が見たうちの3回は栗山さんで1回が東山さん
だいぶ趣が違う与七でした。

栗山さんはかわいくて、一生懸命おせいのお世話を・・・
一本気な感じがよかった、すごく初々しい感じがしました

一方東山さんは、もっとこなれた、ちょっと遊び人の感じ。
アドリブもたくさん入れて楽しんで演じてたような感じでした。


蔦屋重三郎役の村井國夫さん

もうね。かっこよすぎ。ダンディで、場を持っててしまいますね。
魔都夜曲でも思ったけど、いつまでも若々しく、声も張ってるし、
歌もほんとにすごくお上手。
なんだろう「粋」って感じなのかな。
今回も完全に村井さんにやられてしまいました。


ホントにすばらしいキャストだったと思います。
楽しいお芝居で、幸せでした。



さて~
アフタートークのある日やキューブのイベントがある日に合わせていってきたので
その時の内容を。

01.16 18:30~は「魔都夜曲」組の回でした。
ゲストがTPDの浜崎 香帆ちゃん。李香蘭ですよね。
で、なんと、この日の司会進行係が、コング桑田さん。サミーだよん。

いきなりサミー登場で、ワタシらは喜んだけど、魔都夜曲見てない人はね~なんのこっちゃだよね。
2日前にいきなり司会をオファされたとのことで、、あんちょこを見ながらの登壇。
まあ、魔都夜曲のときもそうだったけど、グダグダでした(笑い)

この日のメンバーは、さとしさんと小西さんと壮さんと村井さん。

自己紹介でいきなりさとしさんが「新田日出夫役の・・・」と始めたもんだから
壮さんは「元川島芳子、今は浮雲の・・・」だし。
村井さんは「俺も言わなきゃいけないの?といいつつ、医師の西岡ではなく・・・」
と、みんな魔都がらみではじまりました。

でも、魔都の話ではなく、もちろん写楽の話を。
前回のとは別物という感じでやってるとか話してましたね。
壮さんが、花魁の姿が重いと言ってました。でも、メイクは意外に時間がかからなくて
かつらをかぶっちゃうから、魔都夜曲よりも短いそうです。

浜崎 香帆ちゃんに何か質問はないの?と振ると
「稽古はどのくらいだったんですか?」と・・・
11月くらいからやってたとのことだけど、
香帆ちゃんは「リューン」というミュージカルの稽古を今してて
稽古期間が短くて大変ということでした。

ちなみに、直人様の話はまったく出ませんでした。




01.21 12:30~は終わった後にキューブのイベントがありました。

出演は、さとしさん、小西さん、壮さん、村井さんに市助役の岩橋大くん
進行は岩橋さんでした。
初司会で緊張してたみたいでしたよ。

まず自己紹介を・・・
さとしさんが生年月日からはじめ、キューブ歴20年・・・などと言い出したので
他の人も、みんなキューブ歴を。。。(笑い)
小西さん>村井さん>壮さんっていうキューブ歴だったかな?

キューブのいいところとか、いろんな話をしてたけど・・・
ほとんど忘れちゃった。

村井さんが、70代は俺しかいないから、老人役は独占だ!とか言ってました
キューブの嫌なところに、さとしさん
「最近若手のイケメン集めて、C.I.Aとかいってグループ作ってる」と言いだし、
それに岩橋くんも入ってるとかで、いじられてました。
で、「イケメンというのに、なぜか加藤諒も入ってる」と言ってたけど。

それで、「昔は事務所に生瀬さん、古田新太、山西さんとかで
イケメンと言ったら藤木直人しかいなかったのに」とさとしさん

会場からお~!!という声が上がると
すかさず小西さんが「何その昼の番組みたいな反応」と笑いを取り、
村井さんは「かっこいいよね」とつぶやき、
さとしさんは「王子だよ。王子」と言ってました。

そうだよね。キューブも昔はイケメン枠は直人くらいだったもん。
それが小西さんもそうだけど、どんどんイケメンが入ってきて・・・

そんな感じの話をしてましたが、
岩橋くんの司会もグダグダで。。。キューブにまともな司会はいないのか?と
思った次第でした。




01.26 18:30~のアフタートークは
さとしさん、しょこたん、壮さん、小西さん、東山さん
司会は東山さん
東山さんの司会が上手かった(まずそこかい!)

東山さんと、さとしさんと、小西さんは初演から引き続きだそうで。
東山さんはさとしさんとのアドリブがすごく楽しいみたいでした。

しょこたんはかわいかったし、不思議ちゃんだった。

そうそう、小西さんと東山さんはめっちゃ仲がいいみたいで、
週2~3日は家で一緒に飲んでるらしいです。
いつもより、ずっとフランクな小西さんでした。



そんな感じですかね~
アフタートークは素の部分が見えて面白くて好きです。
そう、キューブはアフタートークの司会がグダグダにならない人を
一人作りましょう(笑い)
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「FINAL CUT」第6話感想

2018-02-15 07:14:03 | 2018年直人出演ドラマ
面白くなってきた!
そして、百々瀬はさらに悪い顔になってきた!

蔵之介さん演じる高田副所長がカギですね。

しかし、あの場面を生中継してしまう、プレミアムワイドというか百々瀬は
持ってますね~
いやあ、あの展開にはびっくりしました。

思いっきりバレた(笑い)
で、それを見てほくそ笑む百々瀬。悪い顔だ~

直人のまた新たな引き出しだなって思いながら見てます。
今まで悪い役もやってきてたけど、ここまで「悪い」というか「悪どい」役も
なかったような・・・

##悪どいって変換で出てこなかったけど、これって標準語だよね??

それを演じ切る直人がすごいな~って見てます。顔の表情とかも最高だ。

それと、井出Pがエレベーターから降りてくるのを待ち受けてるたたずまいと表情もよかった


って、直人オンパレードになってしまうけど・・・


物語の方も、いろいろと絡んできて面白くなってきた。もっとたくさんの人に見てほしい

ホントに小河原兄が犯人なのかな?まあ、お父さん弁護士だから
いろいろと警察にも顔効きそうだから、ってもあるんだけど。
ひょっとして違ったら、また冤罪かもとか思っちゃう。

小河原兄の行方を、メディアと慶介とで追うんだろうな。

うーん、鶴見さんあたりまで、ことは及びそうで面白いかも。

ますます目が離せないのに。。。来週は、平昌でお休みなのね。
まあ、私も日立台に行ってるからいいけどさ。
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「FINAL CUT」第5話感想

2018-02-06 23:42:00 | 2018年直人出演ドラマ
見ごたえありましたね。
百々瀬VS慶介
二人の演技に見入ってしまった。

なるほど、黒幕は、鶴見辰吾さんですか。。。
慶介のお母さんの事件は、小河原家からの警察への働きかけからの
百々瀬への働きかけってこと?
百々瀬はどこまで真相を知ってたんだろうか。

しかし、百々瀬の逆襲はお見事でしたね。
あの映像を逆手に取るとは。。。やられっぱなしではないところが
なかなかです。

さて、このあと、真犯人を見つけるために、どう小河原家に
近づくのか・・・雪子と若葉には、ばれてしまってるし。
そして、警察内部の黒幕にどう近づくのか。
まずは蔵之介さんからですかね。

ってことで、ちょっと趣が変わってきて、
面白くなりそうな予感です。

でも、今回は、直人のいろんな表情が見れてうれしかったわ~
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ちばぎんカップ

2018-02-06 01:19:13 | 柏レイソル
今年はACLプレーオフがあったので、ちばぎんカップが開催されるか
心配だったのですが、無事2/4(日)・・・昨日ですね、開催されました。

今年はフクアリ。
久々の千葉市への旅でしたよん。

京葉線懐かしかった(笑い)娘の高校は京葉線沿線だったんだよね。ちょっと前まで行ったりしてたのに。

蘇我駅が、かなりジェフ色が強くなってた。。。
さすが、スポンサーJR。

この日は思ったより暖かく、防寒グッズをたくさん持って行ったんですが
ほとんど必要ない状況でした。

開門ちょっと前に着いたから、もう待機列はかなりでして、席もゴール裏1階だけど、
端っこだった。けど、コーナーキックは近かった。


プレーオフの直後でもあったし、エルゴラの予想もほぼターンオーバースタメンだったけど、
いやいや、そんなことはなく、かなりのガチメンできました。

そしてジェフ。センターバックはマスとドゥー。
J1優勝時のレイソルのセンターバックコンビであります。(ちょっと遠いけど)

相手チームのセンターバックコンビとして対戦するとは・・・・

試合は、前半は。。。特に最初の方は、ジェフがちょっと優勢な感じでしたが、
徐々にうちが押し込み。。。
後半は、ジェフのハイラインを打ち破っての完勝。
終わってみれば4-1でした。
特にIJは絶好調で、この試合も1ゴール3アシスト。
この前のプレーオフから、すべての得点に絡んでいるという・・・
夏には海外に行っちゃう気がしてならない。

すごくたくましくなりましたね。
貫禄さえ出てる感じです。
あと、小池がめっちゃパワーアップしてました。

新戦力・・・江坂くんは運にも見放されてる。でも、動きとかすごくよくて
何年も前からいる感じでなじんでます。あとは、ホントにゴールだけ!

瀬川くん。。。あのシュートはすごかった。
ゴール裏めっちゃどよめきましたもん。

小泉くん。。。も、すごくよかった。よく動くし。
ボランチは競争が激しすぎる。手塚大丈夫か?

ギュンギュンこと山崎くん
まだちょっとフィットしてない感が。

亀川くん
ギュンギュンと今一つあってなかったみたいだったけど
ハモンになってからは、コンビがよいのか、躍動してました

パク・チョンス
足元うまいし、安定してるし。。。スタメン取っちゃうかもって感じです。
雄太が4月に代表で抜けても大丈夫そう。

航輔は相変わらずキレキレで、セーブもしてたし。

皆さん、仕上がり順調って感じです。あとはケガしないでね。


ジェフは、キーパーのロドリゲスがよかった。ハイプレスハイラインの戦術だと
あのくらい守れないとだめですよね。でも、期待だと思います。
あとは、マスとドゥーに感動しちゃってたくらい。
前半は右サイドの町田がけっこう効いてたけど、後半は消えちゃってたな。。。
今年はJ2は例年より、上がりやすそうなんで。。。待ってます。

試合後にマスとドゥーが二人で、レイソルゴール裏にあいさつに来てくれました。
いつもは移籍選手には冷たいうちのゴール裏も、温かく出迎えてました。
すごく嬉しかった。。。


そうそう、ちばぎんカップといえば、「お歌の練習」
今回は、江坂とボギョンのチャント。。。
江坂のはなかなか歌いやすいです。

あと、ぶち込め柏!っていうやつ・・・ゴールゴール!の前にやってたけど、
これすごくよいです。盛り上がる!!!
定番になりますね。

試合前にロレンソで、真ん中にみんな集まって、アレアレオ~は
隣の人と肩を組んで飛ぶっていうのをやりました。
まあ、盛り上がるのは盛り上がるけど、なかなかゴール裏のみんなに浸透させるのは
難しそうな気がした。
コアサポはいいかもしれないけど。

ワタシ個人の意見としては、別に浦和とかの真似しなくてもいいじゃんって感じです。
うちはうちで独自のカラーを出してるんだし・・・と思った次第です。


ちばぎんカップも気持ちよい試合で…楽しかった


さて次は、ACLです。最初に全北アウェイなんで・・・
私が見に行くのは2/20のホーム天津戦です。

最後にIJのコーナーキック!
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「TERROR」見てきました

2018-02-03 00:24:48 | お芝居
「TERROR テロ」紀伊国屋サザンシアター 2018.01.18 18:30~

法廷劇というのは見たことがなくて興味あったのと、松下洸平くんが出るというのとで
見てまいりました。
行ってよかった。すごくいいお芝居でした。というか、お芝居といった感じはなく、
自分が法廷にいるような感じでした。普通に検察側弁護側の意見を聞くという・・・

さらに、この芝居では、観客が「参審員」として、最後に有罪無罪の判断を
下さなくてはいけません。
だから、よけい、一生懸命聞いてしまいました。

あらすじは
「2013年7月26日、ドイツ上空で民間旅客機がハイジャックされた。犯人であるテロリストたちは、
7万人が熱狂しているサッカースタジアムに飛行機を墜落させて多数の命を奪うと共に、
世界的なニュースになることをもくろんでいた。
しかし、緊急発進したラース・コッホ空軍少佐は、独断でこの旅客機を撃墜する。
乗客164名の命を奪って、7万人の観客の命を守った彼は英雄なのか、犯罪者なのか。
裁判は民間人が評決に参加する参審裁判に委ねられる。検察官による論告、弁護士による最終弁論を
経て、判決は一般の参審員が決めることとなるが、果たして少佐に下された審判は―。」



入場するときに、フライヤーと一緒に赤い評決カードが配られます。
1幕と2幕のあとに、評決カードを投入する時間が設けられていて、
その後に判決が言い渡されるのです。

ステージはなにもない。あるのは、キャストが座る椅子だけ。
裁判官、検事、弁護士、被告、証人とも、同じ向きに並んで座ります。
そして音楽も効果音もないし、後ろのスクリーンに映像もなく、静かな空間です。
それがよけいに緊張感をあおる感じでした。
さらに、客電もずっとついたまま・・・


さて、被告のコッホ少佐(松下くん)が有罪か無罪かを決定する裁判。
量刑に関しての決定はありません。
コッホ少佐が問われている罪は、テロリストにハイジャックされた
民間の旅客機を撃ち落とし、乗客乗員164名の命を奪ったこと。

しかし、それは、テロリストが7万人入場しているサッカースタジアムに
乗っ取った飛行機を墜落させようとしていたのを阻止しての狙撃だったわけです。

が、軍幹部からは狙撃命令はでていませんでした。
何もしなければ、7万人もの人たちが犠牲になると判断した
コッホ少佐の独断でもあったのです。


民間機がハイジャックされた情報から
コッホ少佐たちに出動命令が下された。
最初は民間機と並走して威嚇したりだったが、まったく効果がなかった。
打つ手がなくなり、軍の幹部たちは政府と連絡を取り合うも、結局状況を見守るだけ。
コッホ少佐も同様。
コッホは軍幹部に「狙撃命令は出ていないのか?」と2回ほど聞くが、答えはNO。

ついに、今狙撃しないと、スタジアムに墜落してしまうというぎりぎりのところで
コッホ少佐は狙撃する。民間機は墜落し、基地に帰還したコッホ少佐は逮捕される。

その様子が、検事(神野美鈴さん)、弁護士(橋爪さん)から明らかにされていく。

最初の証人は、コッホの上官のラウターバッハ中佐(堀部さん)
彼も、当時の状況を淡々と答える。
しかし、そこで検事が「スタジアムの7万人の避難誘導をしなかったのか」と問う。

そう、私もそれを不思議に思っていたんですよね。
どこの施設でも避難訓練っていうのをやってるんだから、それをすればよかったのにと。
どうも命令系統が違うとか。。。いろいろ問題はありそうだったけど。でもです。
確かに、テロリストにばれて別の場所に行先を変更されるかもしれないけど。。。
だけど、避難命令を出さないよりは出した方がいいに決まっている。

次の証人は、最初から舞台上にいた、マイザー夫人(前田亜季さん)
彼女の夫は撃墜された民間機に乗っていて、緊迫した中、メールでやり取りしていたとのこと。
墜落の寸前、乗客の1部がコックピットに突入してテロリストと戦おうとしていたことも
明らかにされるわけで・・・
もし、それが成功していたら、スタジアムへの墜落は回避できていたかもしれない。

ただ、その状況を軍幹部やコッホ少佐が知ることができたか?には疑問は残るけど。

彼女が言っていた、コッホ少佐は収監されても、家族と面会できるけど、
私は夫にはもう二度と会えない・・・これには、グッときてしまった。そうですよね~

被告人であるコッホの弁論と質問。
淡々と話し、淡々と答えるコッホでしたが、もし、妻や子が乗っていたら。。。という
問いかけに対しては動揺していました。
絞り出した答えが「何をどうこたえても嘘となる・・・」確かにそうですよね。


休憩のあとには、検事の求刑と弁護士の最終弁論。

検事の神野さんの冷静ではあるが、畳み掛けるような言葉には圧倒され、
弁護士の橋爪さんは飄々としながらも話しかけるように弁論され・・・

検事の話を聞いていると有罪と思うし、弁護士のを聞いていると無罪と思うし。

ただ、一つ憲法の遵守ということも争点の1つです。
ドイツ連邦はまぎれもなく法治国家であり、憲法の遵守は最低限守らなくてはいけないこと。
その憲法に照らし合わせると、「ハイジャックされた民間機が、他の大きな被害を起こすために使われても撃墜することはできない」
といなるわけです。
政府や軍の幹部が、撃墜命令を出せなかったのは、憲法順守が原則だったから。

それとは別に、人間の感情の問題もある。
164人と7万人の命、どちらを守るか。
墜落は免れないのであとわずかな時間の人たちと、一般の人たちの命のどちらを守るか。
実際にコッホの身になって考えると。。。。うーん。

でも、
人間の命は、そう、数とか寿命とかでは比べることができないのは当たり前。

すごく迷いました。

そうこのあとに、私たち参審員が、無罪か有罪かを投票するのです。

投票が終わって。。。
この日は(1/18ソワレでは)
有罪158無罪141で有罪でした。

私は席が前だったので、みんなが入れに来るのを見てたんですが、
有罪に入れる人が多いように感じてて。
思ったより僅差だったのに、驚きました。
会場も僅差のことにどよめいていましたね。

ちなみに、私は「無罪」にしました。
コッホ少佐だけに罪をかぶせることができないと思ったからです。
軍の幹部や政府は、スタジアムの人たちを非難させるとか、そういう適切な
処置を何もせずに、傍観していただけ。。。
そこに一番の問題があったと思ったので。

コッホ少佐だって、葛藤はあったはずだし、一刻を争う、短い時間の中で
結論を出さなくてはいけない状況で。。。
彼も軍人としての訓練を受けてきている以上、撃墜という行動に
出たのはやむを得ないかなと思ったのです。
最小限の犠牲で・・・と、考えた彼を責められないと。
確かに憲法順守という点では違憲となるけれど。


裁判官の最後の判決・・・
有罪の判決文。言い聞かせるように話しかけるような裁判長。

これは有罪と無罪と両方用意してあるんですよね。
「無罪」のときのも聞いてみたかった。


すごくいろいろ考えさせられた芝居でした。
いや、芝居というより、本当に法廷にいるようでした。

客観的に見ていたから、冷静に考えられたけど、
マイザー夫人のように、当事者だったら。。。絶対にコッホを恨んでしまうだろうな。
立場が変わればということですよね。
でも、避難勧告が出されなかったのが一番わからなかった。

国や軍幹部が何もしない。。。命令を下すことをしなかった。
そんな中で歯がゆいだけのコッホ。何かできるのにすることができない・・・・
そんな彼を有罪にできるのだろうか。
もし、彼が何もせずにもっと多くの人が死んだ場合、・・・そのときは誰が責任を取れるのだろうか

反して、大のために少を切り捨てる・・・ことになったわけで、これは
社会的に弱いものから、どんどん切り捨てられる今の世の中にも通じるわけで。

私は「無罪」に入れましたが「有罪」を選んだ人の気持ちもよくわかります。
みんな葛藤しながら票を投じたんでしょう。


さて、キャストの感想です。
まず、裁判長の今井さん

滑舌よく、わかりやすく、観客いや、参審員に語りかけてくれました。


検事の神野さん
激しく被告を叱責することもなく、厳しいけど暖かく、発言されていました。
すばらしかった。
芝居でなくて、本当に論告求刑しているかと思う感じでした。


弁護士の橋爪さん
飄々とした感じがなかなかよかった。ときどき、大きな声で意見を言ったりして
緩急をつけた弁論でした


被告の松下くん
うまいわ~彼はほんとに、
淡々と自分の運命を受け入れているという感じで。
悟りの境地にも見えましたが、一瞬、自分の家族が飛行機に乗ってたらという
質問で動揺したのが、彼もふつうの人間なんだなと感じました。


証人のラウターバッハ中佐(堀部さん)
最近、彼を見ることが多いんですが、存在感ありますよね。
冷酷な感じもありますが、彼はエリートな軍人なんですよね。
感情をできるだけ見せないようにしているのがすごかった


もう一人の証人のマイザー夫人(前田さん)
すばらしかった。ずっと震えてるんですよ。すごく感情移入しちゃいました。
怒りたいなどの気持ちをできるだけ、押さえようとしているところとか、、
鬼気迫ってました。


どのキャストも、基本一人しゃべり。
それも膨大なセリフ量。ほかの人が話しているときは、みんな席に座って
黙って聞いている。大変だったと思いますが。
そんなこと考えられないくらい、役者もまた聞いている方も集中でした。

この芝居見に行ってよかった。ホントに素晴らしかったと思います

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「FINAL CUT」第4話感想

2018-02-02 01:35:04 | 2018年直人出演ドラマ
カメラマンの皆川はかなりヤバいやつですね~
いくら、特ダネがほしいからって・・・
それも子供相手にね~

こいつに関しては、FINAL CUTを突き付けられても問題なしです。

で、慶介は、FINAL CUTを突き付けたことによって、
スタッフをうまく使おうとしてるみたいですね。
実際に小池に調べさせたりしてたし・・・

そして今回もキレる百々瀬塁。
今回も迫力ありました。
みんなビビってるし。。。

なかなかちまたの評判もいいみたいですよ。直人くん。

次回は、いよいよ百々瀬VS慶介ですか。
どんなFINAL CUTを作るのか。

問題の慶介のお母さんの事件。。。
お母さんが重要参考人だとの話は、どっからか聞いたということだから
情報の出所は、高田副所長だよね。

5話でひとつのピークを迎えるわけだから・・・
このあとは、小河原家がターゲットかな。
雪子と若葉との二股というか~近づいたこともばれてしまったし。
このあと、どう進むんでしょう。

藤木直人ファンとしては、次回のVS百々瀬は楽しみです
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