ヨーロッパ企画第34回公演「遊星ブンボーグの接近」 本多劇場 2015.09.28 19:00~
今回はどんな内容なんだろう・・・って、毎回わくわくさせられる、ヨーロッパ企画。
文房具もの?劇団員が文房具になっちゃうのか?
(頭の中では、文房具の着ぐるみを着ている劇団員の姿が浮かんでる・・・諏訪さんとか絶対似合いそう)
舞台上には、やたら大きな、ホチキスやセロテープがあり、スクリーンまであるし。。。ん?どんな芝居?
いやあ、そうきたかっていうシチュエーションでした。またもや予想を超えてこられてしまいましたよん。
東京公演は終了しましたが、まだ各地の公演は残っているので、少しスペースあけます。
ネタバレがいやな方は、ここで回れ右をお願いします。
公式HPより
「今回は文房具コメディです。時は満ちたという気分です。子供のころから文房具にはとても親しみがあって、バットやグローブよりも文房具に近いところで暮ら してきました。打球の軌道は裏切りますが文房具は裏切りません。友達だって恋人だって裏切りますが文房具は裏切りません。そうして僕は方眼紙とセロテープ で迷路ゲームを作り、4つ切りの画用紙にフェルトペンで壁新聞を書き、ホッチキスで豆本を作り、ときどき机の上に飛び込んでくるバレーボールに驚かされながら10代をすごし、今はシャーペンとスケッチブックとマグネットで劇を作ってます。遊星がいつ飛んでくるかわからないような世の中です、僕にできることは文房具コメディを作ることです」
だそうですが。
話の内容を簡単に言うと。。。
OLさんの自宅の机に、観光ツアーで来た、宇宙人の小人たち。添乗員さんに案内されて、いろんな文房具を見ては感動している。
そこにOLさんが帰ってくる。
存在を知られてはいけないのに、正体を知られてしまう小人たち。
そこからは、OLさんと小人たちの文房具に関してのやりとりになる。
そこに現れるのが、小人の世界の土産物屋さん。なかなか怪しい。
人間界の文房具に細工して、旅行者に売りつけようとするが。。。
OLさんの攻撃を受けて撃沈。
さらにOLさんの彼氏まで現れる。OLさんは小人の存在を受け入れたのに、
彼氏は受け入れるまでに時間がかかる(普通そうだ)
小人たちは、机の上でBBQとかを始めて楽しそう。
ところが、宇宙船が故障して、ツアーで次の目的地へ行けなくなってしまう。
予定を変更しなければいけない、小人たちのために、あれこれしてあげる人間二人。
最後には、ピタゴラスイッチでやるドミノを文房具で作って、「ありがとう」という文字までだして、OLさんたちに感謝する小人たちであった。。。
まあ、一言でいえば、人間の世界に来た宇宙人の小人たちと人間が、
文房具によって交流する、心温まるお話ですかね(かなり雑だけど)
話のすじは、いつものごとく、あってなきようなものなんだけど、何がすごいかって。。。
今回はセットというか、美術。
小人たちとOLさんとその彼氏。
どうやって、両者を同時に舞台上に表すかというと、、、スクリーンを使うわけなんだよね。
この発想がすごい。
実際、舞台の下手の上部に、OLの部屋が作ってあって、そこで芝居は行われるんだけど、
その様子が、舞台上手の上部にあるスクリーンにドアップで映るわけ。
小人さんたちは、舞台上手の下側にて、そのスクリーンに映った人間と話している。
客席からスクリーンを見ると、小人目線なわけで、人間がすごく大きく見えるんだよね。
もちろん文房具も大きい。
現実の世界と、小人から見た世界が共存しちゃうなんて。。。すごいなあ。この発想。
感動しちゃいますよ。ほんとに。
大きくなった文房具もすごいリアルでいいんだよね。
ホチキスとかカッターとか、セロテープとか。。。
でまた、石田さん演じる小人さんが、文房具に関するうんちくを語るんだよ。いちいち。
けっこう知らないこととかもあって、へぇ~ってなってましたけど。
あと、穴あけパンチのかすが小人たちのお皿になったり、鉛筆の削りかすで
バーベキューの火をおこしたり。。。もうそういう発想がすごい。
セロテープを横にして、テーブルにするとか、消しゴムを切って椅子にするとか。。。
お~って感じですよね。
最後のピタゴラスイッチにも感動した。私の見た回は成功したんだけど、ダメな回もあるんだろうな。一緒になってドキドキしちゃいました。
キャストでいうと、OL役の客演のおなじみ、吉川莉早さん。
かわいかった。天然なOLさんで、小人の存在をすぐに受け入れちゃうのがいいよね。
でも、演技大変だったと思いますよ。だって、カメラに向かって演技してるんだもん。
見てるほうは(小人も含めて)、スクリーンごしに表情見えるけど、吉川さんは小人さんたちが
見えないわけだしね。
それから彼氏役の永野さんも、笑えるキャラでした。
小人の存在がなかなか受け入れられなくて、「ちょっとゲロッてきます」って。
あと、怪しい土産物屋の客演岡嶋さんも、雰囲気あったなあ~
石田さんが文房具に関するうんちくを語るのがやたら似合ってたし。
客演の川岡大次郎さんも、体育会系の現地(地球のこと)ガイド役もはまってました。
この日はアフタートークがあって、なんと本広監督と、ムロツヨシさん。
今回の客演の一人、川岡大次郎さんも登場して
映画「サマータイムマシン・ブルース」のときの話をしてくれたりね。
ムロさん、自由でよかったなあ。話し出しちゃうと、立ち上がっちゃうし・・・
今回も面白くて、期待を裏切らなかったヨーロッパ企画。
また、次の公演も楽しみです。
今回はどんな内容なんだろう・・・って、毎回わくわくさせられる、ヨーロッパ企画。
文房具もの?劇団員が文房具になっちゃうのか?
(頭の中では、文房具の着ぐるみを着ている劇団員の姿が浮かんでる・・・諏訪さんとか絶対似合いそう)
舞台上には、やたら大きな、ホチキスやセロテープがあり、スクリーンまであるし。。。ん?どんな芝居?
いやあ、そうきたかっていうシチュエーションでした。またもや予想を超えてこられてしまいましたよん。
東京公演は終了しましたが、まだ各地の公演は残っているので、少しスペースあけます。
ネタバレがいやな方は、ここで回れ右をお願いします。
公式HPより
「今回は文房具コメディです。時は満ちたという気分です。子供のころから文房具にはとても親しみがあって、バットやグローブよりも文房具に近いところで暮ら してきました。打球の軌道は裏切りますが文房具は裏切りません。友達だって恋人だって裏切りますが文房具は裏切りません。そうして僕は方眼紙とセロテープ で迷路ゲームを作り、4つ切りの画用紙にフェルトペンで壁新聞を書き、ホッチキスで豆本を作り、ときどき机の上に飛び込んでくるバレーボールに驚かされながら10代をすごし、今はシャーペンとスケッチブックとマグネットで劇を作ってます。遊星がいつ飛んでくるかわからないような世の中です、僕にできることは文房具コメディを作ることです」
だそうですが。
話の内容を簡単に言うと。。。
OLさんの自宅の机に、観光ツアーで来た、宇宙人の小人たち。添乗員さんに案内されて、いろんな文房具を見ては感動している。
そこにOLさんが帰ってくる。
存在を知られてはいけないのに、正体を知られてしまう小人たち。
そこからは、OLさんと小人たちの文房具に関してのやりとりになる。
そこに現れるのが、小人の世界の土産物屋さん。なかなか怪しい。
人間界の文房具に細工して、旅行者に売りつけようとするが。。。
OLさんの攻撃を受けて撃沈。
さらにOLさんの彼氏まで現れる。OLさんは小人の存在を受け入れたのに、
彼氏は受け入れるまでに時間がかかる(普通そうだ)
小人たちは、机の上でBBQとかを始めて楽しそう。
ところが、宇宙船が故障して、ツアーで次の目的地へ行けなくなってしまう。
予定を変更しなければいけない、小人たちのために、あれこれしてあげる人間二人。
最後には、ピタゴラスイッチでやるドミノを文房具で作って、「ありがとう」という文字までだして、OLさんたちに感謝する小人たちであった。。。
まあ、一言でいえば、人間の世界に来た宇宙人の小人たちと人間が、
文房具によって交流する、心温まるお話ですかね(かなり雑だけど)
話のすじは、いつものごとく、あってなきようなものなんだけど、何がすごいかって。。。
今回はセットというか、美術。
小人たちとOLさんとその彼氏。
どうやって、両者を同時に舞台上に表すかというと、、、スクリーンを使うわけなんだよね。
この発想がすごい。
実際、舞台の下手の上部に、OLの部屋が作ってあって、そこで芝居は行われるんだけど、
その様子が、舞台上手の上部にあるスクリーンにドアップで映るわけ。
小人さんたちは、舞台上手の下側にて、そのスクリーンに映った人間と話している。
客席からスクリーンを見ると、小人目線なわけで、人間がすごく大きく見えるんだよね。
もちろん文房具も大きい。
現実の世界と、小人から見た世界が共存しちゃうなんて。。。すごいなあ。この発想。
感動しちゃいますよ。ほんとに。
大きくなった文房具もすごいリアルでいいんだよね。
ホチキスとかカッターとか、セロテープとか。。。
でまた、石田さん演じる小人さんが、文房具に関するうんちくを語るんだよ。いちいち。
けっこう知らないこととかもあって、へぇ~ってなってましたけど。
あと、穴あけパンチのかすが小人たちのお皿になったり、鉛筆の削りかすで
バーベキューの火をおこしたり。。。もうそういう発想がすごい。
セロテープを横にして、テーブルにするとか、消しゴムを切って椅子にするとか。。。
お~って感じですよね。
最後のピタゴラスイッチにも感動した。私の見た回は成功したんだけど、ダメな回もあるんだろうな。一緒になってドキドキしちゃいました。
キャストでいうと、OL役の客演のおなじみ、吉川莉早さん。
かわいかった。天然なOLさんで、小人の存在をすぐに受け入れちゃうのがいいよね。
でも、演技大変だったと思いますよ。だって、カメラに向かって演技してるんだもん。
見てるほうは(小人も含めて)、スクリーンごしに表情見えるけど、吉川さんは小人さんたちが
見えないわけだしね。
それから彼氏役の永野さんも、笑えるキャラでした。
小人の存在がなかなか受け入れられなくて、「ちょっとゲロッてきます」って。
あと、怪しい土産物屋の客演岡嶋さんも、雰囲気あったなあ~
石田さんが文房具に関するうんちくを語るのがやたら似合ってたし。
客演の川岡大次郎さんも、体育会系の現地(地球のこと)ガイド役もはまってました。
この日はアフタートークがあって、なんと本広監督と、ムロツヨシさん。
今回の客演の一人、川岡大次郎さんも登場して
映画「サマータイムマシン・ブルース」のときの話をしてくれたりね。
ムロさん、自由でよかったなあ。話し出しちゃうと、立ち上がっちゃうし・・・
今回も面白くて、期待を裏切らなかったヨーロッパ企画。
また、次の公演も楽しみです。