もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「住所まちがい」見てきました。

2022-10-11 01:57:26 | お芝居

りゅーとぴあ×世田谷パブリックシアター 「住所まちがい」 世田谷パブリックシアター 2022.09.29 19:00~

仲村トオル、田中哲司、渡辺いっけいさんの共演なんて、すごいな~行きたいな~と
思ってて、ぼーっとしてたら、チケットの抽選とか終わってて。。。
2階だけど最前列を何とかゲット。それもアフタートークのある公演をとることができてよかった。

イタリアの劇作家、ルイージ・ルナーリの代表作だそうで、「Three on the seesaw (シーソーの上の3人)」がもともとのタイトル。
それを演出の白井さんが「住所まちがい」というタイトルにして上演だそうです。


ストーリーは、
「社長、大尉、教授の3名が、それぞれの理由で――社長は女性との密会のため、大尉はビジネスのため、教授は自身の最新出版書のゲラチェックのため――同じ場所に 居合わせる。3人が鉢合わせたこの場所はホテルなのか、事務所なのか、それとも出版社なのか。最初は互いに自分が正しいと信じて いたが、実はそうではないことがわかってくる――住所は3人それぞれにとって「正しい」住所だったということに。
奇妙な状況下、突然、大気汚染を告げる警報ベルが鳴り、3人とも外に出られなくなってしまう 。3人は一緒に一晩を過ごすことに なるが、徐々に恐ろしい疑念が頭をもたげてくる。もしかしたら……。
3人の会話はユーモアに富み、生と死、運命、宿命、自由な意志、神の存在、無神論等の話題がゴシップのように語られていく。すると突然、掃除婦らしき謎の女性が部屋に入ってきて曖昧なことばかり語り始める。3人の疑念はさらに強まっていく……。」

「本邦初演の『住所まちがい』では、上記ストーリーを踏襲しながら、原作者の許諾を得て、舞台を日本に置き換えました。社長(仲村トオル)、警部(渡辺いっけい)、教授(田中哲司)の3名が同じ部屋に鉢合わせるところから、物語が始まります。極限状態で展開される会話の妙による上質な喜劇をお楽しみください。」
(公式HPより)


最初に登場したのは社長(トオルさん)客席から現れ、その部屋に・・・女性との密会が目的で、ここゲストハウスに。
次は元警部(いっけいさん)商談で来たらしい。
お互い同じところに来たのに、住所も違うし、ゲストハウスなのか、事務所なのかも違う。
最後に現れたのは、大学教授(哲司さん)。彼もまた、違う住所だし、自分の出版する本のゲラチェックに出版社に来たという。

一度部屋を出て、通りの名前を確かめて戻ってきても。。
3人とも、住所はそれぞれ正しい・・・通りの名前とかになってる

3人とも、おかしいと思いながらも自分の主張をしたり、話し合いをするが。。。ますます、混乱してくる。
さらには、自分が登場したドア以外は開けることができないとか。。。部屋にある冷蔵庫は、開ける人が欲しいと思うものが入っているとか
(ホットココアまで入ってる冷蔵庫って(笑い))

突然大気汚染を告げる警報が鳴り、3人は朝まで、外に出ることができなくなる。
この状況に三者三様の対応が。。。初対面の3人なのに、会話は途切れず、現状に対して各自の意見を討論したり、、、
元警部のいっけいさんは、足湯につかるとか、、けっこうリラックス状況だし。
社長のトオルさんは、一番イライラしてて。。。教授の哲司さんは状況を整理し説明しようとする。

すると、、突然床から、掃除のおばさんが現れる。いったい何者なのか?神の使い?
朝までに終わらせなければいけないと、3人に掃除を手伝わせ、最後は着替えてくると、、、綺麗なワンピースを着て見違えったように若返り、、、彼女の前で懺悔する3人。

そして、朝になる、警報も解け、3人は出ていく・・・
が、引き返し、各自お互い再度名乗りあい、また出ていく・・・


部屋に最初入ってきたときに、自己紹介した名前と。。。最後の名前が違うのはなぜ?
最初はトオルさんは渡辺といい、いっけいさんは田中、そして哲司さんは仲村というが、、
最後は、自分の名字と同じ名字を言うのは。。。。
結局?みんな他人を演じてただけ?なんて、思ってしまったのは、考えすぎかな~

というわけで、見ている方も、同じ場所が違う住所?え?って
狐につままれたような感じだったけど、
3人が自分が正しいと主張する話術に圧倒され。。。いろいろ面白いこともあったし。。。
たくさん笑わせてもらいました。
結局。。。。ここは何だったんでしょうね?


キャストの感想は。。。
もう一人一人というより、3人の住所間違いで来た面々。
出ずっぱりだし、しゃべりっぱなしだし。。。さらに、セリフはすごく長いし。。。
お疲れさまでした~としか、いいようなかったです。
三者三様、キャラもたってるし、さすが芸達者の3人でした。
トオルさんは、ずっと不安がってて、社長なのに、どんと構えてなくて。。。
いっけいさんは、逆に超マイペース。足湯に浸かってみたり、つまらない話をしてみたり。。。
そして哲司さんは、ちょっとシニカルというか、さすが教授だけあって論理的。その割にちょっと天然。
まあ、ちゃんと翌朝出られてよかったね。。。

そして、お待たせしましたで出てきた、朝海さん。
いやあ、謎の女性でしたね。いったい。。。。彼女はなに?
掃除婦のときは、あんなになまってるのに、着替えたあとはセレブ女性?
すごく謎な女性を魅力的に演じておられました・・・

イタリアの話を、日本に置き換えて、こんなに面白くしてくれた白井さん。。。すごいです。


この日はアフタートークがあり、
4人の出演者が登壇。司会は演出の白井さんでした。

男性陣はとにかく、セリフが多くて大変だったと言ってました。
自分の役以外どの役がやりたいか?には、皆さん、哲司さんの役は、セリフ量が多すぎて嫌だと言ってたのが
おかしかった。

面白かったのが、セリフの覚え方
トオルさんは、ボイスレコーダーを使うのと、あとは書く
いっけいさんは、カラオケボックスで覚える、大体覚えてあとは稽古場でだそうです
哲司さんは、散歩して覚えるそうで、レインボーブリッジを何往復もしたとか
朝海さんは声に出して覚えるということです。

あと、自分のターニングポイントは?
いっけいさんは、三谷さんの「ショーマストゴーオン」の芝居を昔見た時
朝海さんは、宝塚時代にこまつ座の芝居をみたとき
トオルさんは。。。1985年と1994年だそうで。。。
(いっけいさんがWikiで調べてくださいって言ってた。1985年はデビューだと思うけど、1994年?結婚?)

哲司さんは疲れているのか天然なのか、全然人の話を聞いていないのがおかしかった。


アフタートークも含めて、すごい満足したお芝居でした。

 

コメント
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