【20130316-17】
去年は1月に六斗の森からキャンプが始まったが、今年はバイクの乗り換えやら、親父の入退院やら諸々あり、
出掛っ気にもならながったが、一段落したんでそろそろキャンプツーリングもスタートしでえと思い、行先さ検討しでいた。
この時期暖かけえど言えば伊豆か房総だが、伊豆はアプローチに時間が掛り、房総にはおら好みのキャンプ場が無え。
六斗の森も悪くは無いが、もうぢっと遠くさ行きでえ。
久慈方面なら山間部さ入らなげれば凍結も殆ど無かっぺ、となるど上小川CAとも思ったが、あそごはもぢっと水が
温んだ頃にまだフライを振りでえ。
それならど大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラをチェック、場内に風呂もあり、買い出しも近い、仲間と使うがもしんねえ
ので下見も兼ねての初キャンプには悪くはねえど判断。
勿論、基本ファミキャンメインで、シーズインすれば混雑は必至、とてもバイクのソロキャンさ不向きだろうが、今の時期なら
空いてっだ。(以上「茨城弁変換」ソフトに拠る)
バイクはフリーサイトで冬季1,050円、風呂は400円、関東圏の相場からするとそんなに高くは無い
(上小川CAはライダー割で通年1,000円)、下道で4時間程の手頃な距離。
聞いたらまだ霜の降りる日もあるとのことで防寒用にシュラフと銀マットを追加。シュラフは二重にしてウォームアップシーツと
シュラフカバーを使い、銀マットを敷いた上にカスケードのインフレーターマットを重ね下からの冷え込み防止。
何時ものスタイルで右パニアはテントと寝具系、左は合羽、洗面用具、三脚その他、調理系は30Lのクーラーバッグ
(幅450mm)に収め、オーバーフローしたイスと銀マットを一緒に括り付けた。
このパニア(K5)は10万キロ以上使っているが防水パッキンの劣化も無い。装着してみるとやはり右パニアの張り出しは
大きく、普段から割とセンターライン寄りを走るので対向車が気になる。左側も結構張り出していて軽自動車の
車幅(1,480mm)より少し狭いって感覚。
先日の強風でバイクカバーの中まで侵入していた花粉と土埃を軽く掃除、このバイクは外装が殆ど樹脂で磨きがいも
無いが汚れも目立たないので気は楽だから掃除をしなくなるかもしれない。
8時半過ぎに出発、ドライブイン奥久慈の殿様天丼、或いは大子玉屋旅館の奥久慈しゃも弁当でも食べようかと考えたが
11時を過ぎたら腹が減ってしまい、結局いつもの水戸のステーキガストに入ってしまった。ここからキャンプ場に
予約の電話を入れた。
山方水族館先の河原で休憩、C109Rではスタックを恐れ河原への乗り入れに躊躇してしまったが、DLなら
スタンディングもやり易く何とか入れる。
のんびり走って大子市街の少し北にある宮川製菓に行き、モンドセレクション金銀受賞の「氷華(しが)餅」を
購入。迷ったがリンゴ味の餅(金賞)と葛(銀賞)を夜のデザートに。私は餅の方が美味しかった。
その隣の店は和製ジビエ料理の原料を売っていて一寸興味があったが、独りではどうしようもないので
又の機会に。
引き返して、グリンヴィラへチェックイン。フリーサイトはもう一組(車)と私の二組だけ、後はオートサイトや
ロッジ、トレーラーハウスに何組か宿泊していた。芝のフリーサイトの脇の駐車場にバイクを止めてロケーションチェック。
風向きと日当たりと北枕は気にする方なのだ。余りバイクから離れず荷運びが楽な所に決定。
微妙に地面は畝っていて意外と平らな所は少ない。15cm位までは砂の混じった土でそこまでならペグの刺さりは
悪くない。その下は砂利石混じりの様でキャンプ用に盛り土をしたのではないか。
荷物を下ろして、設営を済ませ、米を研いで吸水させておいてから、買い出しに行く。
カインズホームで薪をチェックしたが先に見ていたキャンプ場の薪と見た目左程違わず、重たい薪を積んで走るのも
嫌なので買わなかった。
その先のエコスで食料調達。夜の献立に迷う、昼に食べそこなった奥久慈軍鶏(キャンプ場でも販売している)に
しようかとも思ったが昼に食べ過ぎていたので今回はパス、とは言え結局肉になってしまったのだが・・・
炊飯以外は全部焚火で調理が済んでしまった。(ストーブの下の合板は芝生延焼防止の為、キャンプ場から
使用を指定されている)
キャンプ場に戻り、薪を買って、休憩の後風呂へ。400円払えば当日は何度でも有効なので寝る前にもう
一度入浴する事にした。露天風呂は湯が少し温いが長湯で温まる。
キャンプ場の炊事兼トイレ棟は綺麗で設備も整っていて使いやすい。水道は湯がでる、トイレは水洗洋式(
シャワートイレは無し)ただ、日影が無いので夏場はタープが必須だろう。
日が落ちてくるとやはり気温が下がり、焚火は有難い。のんびりと夕食を済ませてから再度風呂へ。
冷えた身体とやはりライポジが合わず痛い腕を十分に温めてから就寝。
翌朝5時半の気温はマイナス5℃、それでも防寒が効いたのかテント内は左程寒くは無かったが、
夜風が吹くと換気で空けてある隙間から花粉?が侵入してきてくしゃみが出るのには参った。
基本R134の様な一人用のテントは割と暖かい、起きて半畳、寝て一畳、私にはこれで充分。
新型のR126はR134にデザインが戻り、R125じゃどうしようかと思っていたが安堵。
やはり腕が痛いので真っ直ぐ帰る事にし、空いている県道をつないで帰宅、燃費は27.60km/L
(燃費計は最良で27.1km/L)だった。往きに4速8000rpm、そのまま5速に放り込んでメーターの80%まで
パニアへの風圧による車体のブレは感じられなかった。吸気音(インジェクションでそんな音がするかどうか
わからないが)が高まり音が変わるがカムに乗ったという感覚は無かった。