まず何故洗米が必要かと言うと通常の精米装置では取り切れない肌ヌカ(精白米の表面に残っている粘着性の高いヌカ)を洗い落とすのが第一義、第二義にその他のゴミや虫、或いは米の破片などを除去する事だと思う。
肌ヌカかを初めから除去しているのが無洗米だがじゃあ全く洗わなくて良いのかというと個人的には第二義を含めて疑問が残るし、どうも無洗米の方が美味くないのは肌ヌカを除去してしまう為に米の乾燥、劣化が早いんじゃないかと思っている。そんなことで昔から不味くて高価な無洗米なんて水の貴重な山屋さんや災害時に使うもので少なくともバイクキャンプじゃ要らないしより美味い米を持って行った方が良いと思っている。
食が細くなってきていて1合は多過ぎ、0.5合とか0.7合をメスティンや飯盒で炊こうとすると普通の洗米方法では洗いにくい。
しかしこのブログで過去にも紹介している非常に簡便な洗米方法がある。それはメスティンなり飯盒に米と水を1:1.2位入れて蓋を抑えて軽く2~3回シェークするだけ、水を替えてこれを2回繰り返せば十分。
振り過ぎると米が割れる。最近は精米技術が向上しているからこれで肌ヌカ除去は十分、逆にいつまで洗米しても水が完全に透明になる事はなくて洗米による栄養価(水溶性ビタミンやミネラルなど)がどんどん流出していくだけ。メスティン炊飯の事例紹介は多いが、洗米方法についてはあまり触れられていないので再度記しておく。
参考:米1合≒150g(180ml)≒炊飯後350g≒ご飯茶碗2杯分≒590kcal