これがTagar、意味は調べたが分からなかった。一部にはTagaと表記されているがメーカーの表記はTagar、決してTengaでは無い。
こちらがCloud Up、3点ポールモデル、4点ポールモデル
百聞は一見にしかず、最近はYouTubeなどを検索すると大概の物は情報がヒットする便利な世の中、御多分に漏れずこんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=yrbS0P4fd14
と、まあこれで終わっても良いのだが・・・道具沼の住人の物欲と妄想は絶えることなく、乗り入れ禁止のキャンプ場に着いたら45Lザック一つでサイトに移動するのにULテントが欲しい。
有名どころのULテントは1kgを切るモデルが趨勢、非常に軽くてコンパクトで魅力的だが価格が高くて到底手が出ないし、非常用のツェルトやハップテント、或いはハンモックやタープ泊はまた別のアプローチで対象外。
道具沼に対する多少の良心の呵責もありはしたが、毎度の事ながら結局は諦める事も出来ず妥協案としてそこまで軽量コンパクトでは無いが以前から目を付けていた中華製のNaturehikeの2つの候補から選ぶことにした。
一つはやや変則的なTagarモデル、もう一つは人気のCloud Upというモデル、まあ私の性格からすれば書かずともどちらを選択したか想像はつくかもしれないが一応経緯と能書きを少し・・・
先ずは基本スペックを纏めてみた。
モデル |
Tagar 2人用 |
Cloud Up 2人用(ベージュ、スカート無し、3点ポール) |
フライシート |
20Dナイロンチェック柄(防水シリカゲル生地)PU4000mm |
20Dナイロンチェック柄(防水シリカゲル生地)PU4000mm |
インナーテント |
20Dナイロンチェック柄+高密度B3ナイロンガーゼPU4000mm |
20Dナイロンチェック柄+高密度B3ナイロンガーゼPU4000mm |
フートプリント(付属) |
150Dオックスフォード布 |
150Dオックスフォード布 |
フレーム(ポール) |
7001航空アルミ合金ポール |
7001航空アルミ合金ポール |
梱包重量 |
1,600g |
1,630g |
最少重量(除くペグ) |
1,215g |
1,240g |
収納サイズ |
44cm(長さ)*10cm(直径)/0.0035m3 |
40cm(長さ)*13cm(直径)/0.0053m3 |
インナーテントサイズ |
135*210*105cm(高さ)+前室55*2(前後) |
150*210*100cm(高さ)+前室60*2(前後) |
価格 |
12,900円 |
14,900円 |
備考 |
非自立式 インナーテント幅実測125cmという情報あり。 |
半自立式(フルサイズでの使用にはペグダウン要) |
実際Cloud Upモデルは素材やスカート有無、ポールフレーム形状等で重量、価格等いくつかのバリエーションがあり、最近上位バージョンとして4点ポール(現行は3点ポール)が登場したりしてバリエーションが増えていて分かりにくい部分もあるかもしれないが、いずれにせよCloud Upはコスパを考えれば良く出来ているし中華製にも関わらず品質トラブルのコメントも少ない良いテントと思う。
ただ、個人的なネガティブ評価としては出入口が短面側な事、吊り下げ式は好きだがそのフック形状が好きではない事、どうせならペグダウンしなくても広がる新型の4点式ポールが欲しいが価格面でかなり高くなる事等。 実際去年は下位モデル(重たい)では7千円台で販売されていたものもあったから今の価格は大分値上がりしている、まあ売れるとなると強気になるのも中華の中華たる由縁か。
一方Tagarのネガティブ要素はメインフレームが1本なのでペグダウンが必須、従い非自立式で設営場所を選ぶ事、先日入手したチタンペグとの相性も気にはなるところ。最初からフライとインナーテントが一体化されていて結露の発生が確認されている事(軽度という情報もあるが)、ポールがスリーブ方式な事(フックも一か所あるがCloud Upモデルとは形状が異なりこちらの方が好ましい)。
基本的に素材を薄くしたり、シングルウォールにしたり、インナーのメッシュ面積が広ければ軽くコンパクトになるが、耐久性は下がるし、真夏といえども標高の高いキャンプ場では寒い場合もあるから一応考えておく必要はある。勿論割り切って後はシュラフやエマージェンシービィビィ、あるいはウェアのレイヤー等で対応する方法はあるが、過度になると総量としてはテントを軽量、コンパクトにした意味がなくなる。
私の計算が正しければ、インナーンの床面積はGloud UPの方が1.2倍広いが、収納サイズではCloud Upが1.5倍大きい、但し収納時の長さはCloud Upの方が4cm短い、重量は数十グラムの違いでほぼ互角。
生地の耐水性は同等だがTagarの方がそのストラクチャーや形状から何となく若干劣る気がする。海外のビデオを観ていたら天井のサブフレームがクロスする部分の角度がフラットでそこに雨水が溜まり易いのでベルクロ等を巻き付けて引っ張り上げて角度を急にすることでプールが出来なくなるというのが有った。
耐風性はほぼ同等だろう、ただポールが1本のTagarは風向きによっては不利かもしれない。
付属のフートプリント(グランドシート)を農業用ポリエチレン(農ポリ)にし、ペグを軽量化(75g/12本)、ガイラインも細く(1.8mmΦ)すると更に軽量化が図れる。
設営時間はほぼ互角、Tagarはフライトインナーが一体化されていてフレームを1本スリーブに差し込めばフライを掛ける必要はないが、最低4か所をペグダウンしていないと立たない。 Cloud Upは半自立だがフレームの組立とフッキング、フライシート掛けの時間は多分Tagarよりも掛かる。撤収はフライとインナーをいっぺんに畳めるTagarの方が早そう。
迷ったが、本来の購入目的から多少の差でもより軽量コンパクトな物が欲しいのに拘ったのと、Cloud Upは生地の色も含めて某有名メーカーの形状に似ている気がしていくら中華製と開き直っても一寸精神的に居心地が悪い気がするという相変わらずのへそ曲がり要素からもTagarを選んだが、正直メジャーモデルのCloiud Upはそれなりに支持される理由がありどちらのが正解だったのかは分からない。
現時点では配送スケジュールが微妙だが、東北キャンプツーリングに間に合えば取敢えずは連れ出して数泊、実地テストをしてみたいと考えている。
関連
自分もこの2つ気にしてみていました
Cloiud Upの4点ポール普通にアマゾンであるように思うのですが新型ではないということですか?
2万は高いかもしれませんが自立したときの使い勝手は良さそうですけど・・・
Tagarは似たような作りのワンポールに補助ポールの一人用のもの(アルパインデザイン)を10年ちょっと使ったので先日捨ててしまいましたが、これは2人用があったので気になっていました。
今は一人のときコールマンのクイックアップドームS+を使っているのでケシュアのときにご一緒できればなどと思っていましたが、これはコンパクトということではかなり良さそうですね。
実際に使ってのレポ楽しみにしています。
おはようございます。
昨日原稿を作った時点では3点と4点ポールが同じ画面に有りましたが、今朝確認したら別々の画面に分かれてましたので記事の見つからないと書いたのは訂正しました。
ただ4点式は19500だったのが20500に値上がりしてますね。
もしCloud Upを買うんだったら4点ポールがお奨めですね。