五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

南から来た男

2007-08-11 21:01:48 | 音楽
暑中お見舞い申し上げます。

<第一部>
連日の猛暑 では、この爽やかな歌声で和らいでいただきましょう。
Christopher Cross 邦題"南から来た男" (1980)です。

1曲目”Say You'll Be Mine”(全米20位)からハイ・トーンの伸びやかで
澄んだクリストファー・クロスのボーカルでもって汗が引きますね~。
マイケル・マクドナルド、J.D.サウザー、ニコレット・ラーソンなど
LAのミュージシャンが挙(こぞ)ってサポートしたこのデビューアルバム。
大ヒットも約束されたようでした。

このジャケットと多数のヒット曲”風立ちぬ Ride Like The Wind”(全米2位)
”Sailing”(同1位) ”もう二度と Nener Be The Same”(同15位)”
実に’80年代らしい懐かしい曲調。体感温度3度下がりませんか?(笑)

でも’80年当時涼しげな歌声に誘われ、はじめて御本人を見たときは、
暑く苦しさを感じたな~。当時このイメージの差、結構驚きだったよね。

<第ニ部>
もうちょっとここで、涼んで居られますか(笑)...では。
ヒッチコック劇場って昔よく観ませんでしたか。あのテーマ曲が思い浮かびました?
最初、白黒オリジナルの時は深夜番組でみてました。
次に’80年代にも『新ヒッチコック劇場』でリメイクされたね。その中の1話に
”小指切断ゲーム”というのがありました。(旧ヒッチコック劇場では”指”で製作)

原作は「The Man From the South(南から来た男)」(1948)
というロアルド・ダール(Roald Dahl)の傑作短編。
”若者と老人が賭けをする。若者がライターで10回連続して火を付けたら
高級自動車をあげるが、着火に失敗したら左手の小指を落とす。
さて結末は...”という話。

映像化にもってこいのすこぶる傑作な話。単純なプロットの中に人間の心の奥底を
えぐる(極限まで追い詰める)ような、キュッと身体を冷やす効果があります。
これは、ホラー、スプラッタ映画より知的にクールダウンさせてくれますよ。
現在DVDもでているようだし、原作を読んでもOK...未だの方是非お試しを。
コメント (3)
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