五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

この胸のときめきを

2008-10-11 08:30:09 | 音楽
秋の夜長 美しいが、どこか翳(かげ)りのある女性ヴォーカルはいかが。
JUST A LITTLE LOVIN' ” / SHELBY LYNNE(2008)

シェルビィ・リンは何度もレコード会社を転々としています。彼女の方向性もカントリー、
ポップス、ロックとその都度スタイルも変わるので売り方が難しいアーティストなのかな?
日本ではこの新作、とうとう買い手がつかず(未発売)にいますが、とてもいいんだ。

もちろん2000年度グラミー賞「最優秀新人賞」を獲得している彼女。歌のうまさは、
評論家筋でも折り紙つき。プロデュースは職人フィル・ラモーンで
ジャズヴォーカル・アルバムのような素敵な仕上がりになってますよ。

この新作はダスティ・スプリングフィールドの名曲をカヴァーしたアルバム。
ジャケットに"Inspired By Dusty Springfield"とある。ダスティ好きにはお馴染み
ジャケット(名盤『Dusty In Memphis』)をオマージュしている徹底振りデス。
(←コレは整形前 ウソ!笑)
”ジャスト・ア・リトル・ラヴィン”
”恋するハート(Anyone Who Had A Heart)”ディオンヌ・ワーウィックのヒットとしても有名。
”この胸のときめきを(You Don't Have To Say You Love Me)”E・プレスリー版もあるよ。
”二人だけのデート(I Only Want To Be With You)”
’70年代青春を過ごした淑女のみなさんはタータン・チェックのグループの方がお好き?
”恋の面影~映画『007カジノ・ロワイヤル』主題歌(The Look Of Love)”etc...。

'60年代の懐かしい楽曲群、アンニュイな午後 物思いにふける秋にお似合いデス。
落ち着いた雰囲気で音数(おとがず)の少ない演奏を従え、ゆっくり しっとりと歌うShelby
僕のこの胸がときめいてます・・・美人ですから~ ←『そこかいッ!!』(笑)
コメント (2)
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