里の家ファーム

無農薬・無化学肥料・不耕起の甘いミニトマトがメインです。
園地を開放しております。
自然の中に身を置いてみませんか?

今回は融雪剤についてです。

2012年02月12日 | 自然・農業・環境問題

 今日は風も強く、吹雪き状態です。まだまだ春は遠いですが、日の長さはどんどんと長くなっています。3月になれば光も強くなり、融雪剤を撒きます。ただ、まだ雪が降りますので、薄く、降った後々に撒くとよいでしょう。融雪剤の種類は色々ありますが、黒っぽい色のあるもので、畑に害にならないものです。私がよく使うものは、コーヒー粕・山土・木炭などです。

アッシュ(火力発電所などから出るススです。)                            安価なのでよく使われます。畑には何の恩恵もありません。ただ雪を減らすためだけに使います。

                                                  融雪炭カル。                                           石灰に準ずる物です。酸度矯正に役立ちます。粒状のものと粉状のものがあります。粉状のものは飛散しやすく、体や建物に付着しますので小さな面積では粒状の物の方が使いやすいです。 

次ぎに木炭です。

木炭の性質

1)多孔質である

   通気性、水分保持。浄水能力。微生物の棲家となる。

2)吸着性が大きい

   保肥力。

3)アルカリ性である

        ほとんどの微生物はアルカリ性環境を嫌い、独立栄養性の窒素固定菌や    光合成細菌、藻類などが入り、次いで根粒菌、菌根菌が入る。鳥インフルエンザなど  が出たときに撒くのは石灰です。

4)ミネラルを含む

   植物の持つカリウム、リン、さまざまなミネラルを含む。

このように、木炭には悪い菌を寄せ付けず、作物に有益な菌を育てる機能があります。つつじなどの酸性の土壌を好むものには不適です。
 さらに重要なことは、遠赤外線や磁気を出すということらしいです。