やっと3月に入りました。日も長くなり太陽の光もだんだんと強くなってきています。弥生、草木が萌えだすころ、農家にとっては待ち遠しい季節です。とは言ってもまだまだ雪の中、積雪は150cm以上はあります。2mほどの雪もその重みで沈んでいきます。解け出しているのはまだわずか。家をすっぽり覆った雪が解けだし、ガラガラコトコトと壁伝に転がり落ちていく音が続きます。春を感じさせる音です。
その一方で、冬の時代まっしぐらと言うのが安倍政権です。非正規雇用を増やし、所得を減らし、物価をあげ、消費税を上げる。憲法を変えて戦争を放棄した国から戦争できる国へ。秘密保護法で国民を監視し、モノ言えぬように。さらにNHKに右翼的人物を配し政府広報機関化を狙う。「憲法の解釈は私が行う」。「私が国民から選ばれた代表であり、責任者だ」。このような人を「独裁者」という。
さらに今月中に閣議決定で武器輸出禁止政策を放棄し、輸出解禁を狙っている。戦後、日本が平和国家の「国是」として掲げてきた禁輸政策。この方針は「憲法の理念」(81年衆参国会決議)を踏まえたものとして、国内外に宣言した「国是」です。集団的自衛権行使解禁のための解釈改憲と同様、これまでの国会審議の積み重ねをも踏みにじる暴走です。武器輸出解禁により日本は世界市場でシェアを争い、「紛争を助長」する「死の商人」の国家へ変貌します。どこの国へ行っても「平和国家」の国民として受け入れられてきたこれまでの環境は大きく変わってしまうでしょう。くい止めなければ!